プラdroidは、ねんど子猫に愛を観るか?

管理人「osuzu」が制作する模型関連のブログです。

「紅の豚」 1/48 サボイアS21Fio(後期型) リアリスティックEdition 

2015-05-06 | 紅の豚

もう随分前になりますが、「プロローグEdition」~「前期型」と

トントンと作ったんですが、この「後期型」は未制作だったのと・・

最近導入した「ガイアのプレミアムレッド」・・まことに艶やか&鮮やかな

赤でして・・真っ先に浮かんだのが、この「サボイアS21 Fio」でした。

「プロローグEdition」も劇中には設定のない「模型設定中」の架空機でしたが

この「サボイアS21 Fio」も劇中では単に「サボイアS21」だった物を

模型化に当たって「前期型と後期型」に・・更に宮崎監督が「フィオが手掛けた

後期型には是非ともフィオの名前を・・」との御希望により

「サボイアS21 F(後期型)」とした・・そうなので(ファインモールド取説より)

だったら、ただ”F”より”Fio”のほうが「フェラーリ ディノ」みたいで

カッコ良くね? と勝手に書いてみたわけです。


「前期型」はどちらかと言えば深みのあるフェラーリレッドでの全塗装でしたが

今回は「フィオ仕様」と言う事で、鮮やかレッド+管理人アレンジで

翼・エンジンナセル等の各支柱類を「木目&ゴールド」でアクセントに・・

イタリアントリコロールの緑も鮮やかレッドに合わせて「ルマングリーン」で

トップは最近、ピカピカモデルには定番のLX20ウレタンでコート。

研ぎだして磨き、「写のラマ」仕様で仕上げました。

縦置きモード。

横置きモード

安定感はコッチの方がイイんですが

カッコいいのは縦置きですね! ただ・・横から見ると・・

チョット、間の抜けた感じになります。

 

久々の「紅の豚」なんで、イロイロと手を加えてみました。

まずは「木製モノコック」との設定ながら、丸見えの内部構造が

チョット寂しい感じなので、コクピット前後方にプラ棒でフレームを追加。

 

密度感を上げて・・シートベルト・機銃操作用ケーブル・各動翼に向かう操縦索・

フレーム補強のタンバックルワイヤー・燃料導管等を追加工作しました。

因みに操縦索は0.1mm金属線で主翼エルロン方向に2本、尾翼ラダー&エレベーター

方向に4本。 カウル内部も木目調塗装で、主翼フロートの張線も0.1mm線です。

実機?は内側に2本だけですが、バランスを取るために翼端方向にも1本追加してます。

ラジエターもモールド切削、メッシュエッチングでそれっぽく。

シートベルト&タンバックルは自作簡易メタルプレスによる自作品。

 「簡易メタルプレス? 何それ?」ですよね。

複製技法の一種で、チョット特殊な工具がいるので

誰にも勧められる技法ではありませんが、参考までに御紹介しますと

まずは「鉄工所の友達」または「高圧プレス機」が必要です。

作りたいものを「ステン釘」等で作ります。(依って単純な形状の物しか出来ません)

つくった原型を「鉄工所の友達」に頼んで「高圧プレス機」で

アルミの板にサンドイッチします。 写真は5mm厚の片面用アルミ板です。

当然、アルミよりもステンの方が固いですから原型はアルミ板にめり込みます。

めり込んだ原型を取れば、上写真のような「型」が出来ます。

これに「鉛」又は「ハンダ」を押し付けて作ると「簡易メタルプレス」。

「鉛」又は「ハンダ」を溶かして作れば「簡易メタルキャスト」。と

勝手に管理人は呼んでいます。

プラを溶かして同様に「簡易プラキャスト」も可能です。

利点は自分だけの金属パーツを量産可能なこと、機材は必要ですが

機材さえ有れば「レジン複製」よりも低コスト・短時間でパーツを作れること。

欠点は特殊な機材が必要な事と、複雑な形状の物は作れない事ですが

F1や今回の飛行機モデルのディティール補強用パーツ等は意外に単純な

形状の物が多いですから、結構重宝します。

機体支持ロッドはアルミで作りました。臓物作ったら結構、重くなったもので・・。

機銃点検ハッチ? はフィオ搭乗時と空戦時の2種。

機首バルクヘッドに埋め込んだネオジム磁石で固定します。

機体カウルも同じく、カウル後部の金属ピンを内部フレームに

引っかけて、機首部に付けた磁石で固定です。

 艇体下面と支柱類も木目調。

 エンジンヘッドには劇中同様、「GHIBLI]

マークを、パテで刻印。

エンジンナセル・サイドカバーもカット、ヒンジを自作し開閉可能にしてあります。

ノリは殆ど「F1」です。


紅の豚 1/48サボイアS.21 プロローグEdition Ⅱ

2014-11-09 | 紅の豚

久々の更新です。

何せ仕事が忙しいせいもあって、中々プラモに手が出ないんです。

趣味のプラモなので気が向いたときに、作りたい物を作るのがモットーなので

「依頼品」的な物は基本、御断りさせて頂いている管理人ですが・・。

断れない様な気がするパターンも有るわけでして・・。

これもそんなパターンの品ですが、以前に制作したサボイアS21

「赤に塗装する前バージョン」ですね。(知らない人は過去記事参照!)

機体は得意の木目調塗装、前作より赤みを強めて「紫檀・花梨」系の高級木材を

イメージして制作、御依頼人の要望によりパネルラインにはゴールドを配色したのですが

これがイイんです!豪華ヨットの内装みたく成りました。

他にも、エンジンナセルはカバーをカット、ヒンジを自作して開閉式にしたり

風防枠を真鍮で制作したり、結構イロイロやってます。

木目サボイア、カッコイイです!

 

 

 

 

 

 


紅の豚 1/48サボイアS.21 前期型&ポルコ・ロッソ スーツ姿

2013-12-18 | 紅の豚
前作、「サボイアS21 プロローグEdition」が思いのほか御好評頂いたので
これも作らない訳にはいきません。

艇体下面は木目調塗装してあります。



付属、ポルコフィギュアは飛行服姿をスーツスタイルに改造しました。



メーターはデカールを一枚ずつ張って、ウレタンコートです。



塗装はイタリアンレッドにウレタンクリアーのピカピカ仕様です。



作りながら思いましたが、これ、殆どF1ですね・・翼の生えた。

因みにウレタンは「nax 20LX」・・実車用のウレタン塗料です。
色々試しましたが、さすがに実車用だけあって、コレいいっす!
硬化するとガチガチで磨きが大変ですが、光ります!















紅の豚 1/48サボイアS.21 プロローグEdition

2013-11-25 | 紅の豚
紅の豚は1929年のアドリア海を舞台としていますが、その3年前の1926年。
シュナイダー・トロフィー制覇を目指してサボイア社が開発したのが、後のポルコ・ロッソの
愛機となる「サボイアS21」でした。レース制覇の為、極限まで高速運動性を
追求した結果、その操縦特性は非常に癖の有る離着水の難しい機体となり
シュナイダー・トロフィー制覇と同時に、イタリア軍次期正式戦闘飛行艇への採用を
目指し情熱を注いできたサボイア開発チームも、その余りのじゃじゃ馬ぶりに
本機のそれ以上の開発を諦めざる負えませんでした。
そして、ただ一度の試験飛行の後、長らくサボイア社倉庫で埃を被っていた
このS21は翌年、「技術資料」の名目でミラノの「ピッコロ」社に
引き取られていったのです・・・

上記はファインモールド・1/72サボイア キットの説明書に書かれている
サボイア開発史を要約したものです。
この説明書、とても1/72飛行機プラモの物とは思えぬ御立派な説明書でして
久々にじっくりと見入ってしまいました。
しかも、その試作機とやらの塗装図まで載ってます・・
それによると、無塗装木製モノコックの艇体は透明ニスで
丁寧に仕上られ、まるで高級家具の様・・と有ります。


これは作らねば・・
そして出来たのがコチラですね・・何時の間にか1/48にスケールアップしてしまいましたが・・
レーサーという事で機銃口は閉塞、照準眼鏡も無し、風防はプラ板自作です。
思いっきり木目調塗装して、最後にウレタンクリアーでトップコートしました。



シートベルトも自作しました。



ポルコ付です。



ポルコが乗ってるのも変なんですが・・ピッコロ社に在った
このS21をポルコが気に入り試乗~購入・・赤に全塗装・・
そして舞台は「紅の豚」へ・・と言う感じですかね。
あっ、イタリアントリコロールは塗装、機種のサボイアマークは
1/72キットからの転用です。

「プロローグEdition」。どうでしょう?