遂に導入してしまいました。
そ~です「顕微鏡」です。
その存在や、プロの方々が「模型制作」に使っちょる・・らしい。事は小耳に挟んではいたんですが・・
「いくらなんでもプラモ作りに顕微鏡まで持ち込まんでも・・・」との潜在意識や
安物とは言え3.5倍レンズをタンデムツインのブースト仕様で、公称「10倍前後」?のメインヘッドルーペに
同じく公称「20倍」の確認用サブルーペを使っていた為、「倍率だけなら実体顕微鏡と変わんなくね?」と思っていた訳です。
しかし! 他人様の超絶作品に刺激されたのも手伝い、今回思いきって購入してみた訳です。
物はコレ! 「ホーザン社製 実体顕微鏡 L50」。
新品ならアマゾン等で¥50000超しますんで、中古を¥15000で購入です。
結構有るんですね・・中古が。 でも・・レンズ等にソレ相応の汚れなんかの付着も有り、分解・整備・清掃したところ
薄く霧が掛かったようだった視界も「クッキリ!」。 作りもしっかりしてて流石「日本製」。な感じです。
でも、メンテに自信が無い人は新品の方が無難です。メーカーに拘らなければ¥15000以下から新品売ってますんで。
肝心の倍率は「10・20倍」切替え式で、覗いて見ると 「え゛~! これが本物の10&20倍??」とビックリ。
良くある「データ偽装」とまでは行かないまでも、「メーカー公称」がアンマリ当てにならないのは当然・・と
思っていた管理人ですら・・仰け反るぐらいに・・正に「雲泥の差」なんです。
「ホーザン」の倍率が正確なので有れば・・マイヘッドルーペは・・せいぜい4、5倍?
確認用公称20倍?単眼ルーペも・・7倍?・・・8倍?・・位のもんです。
いくら「安物中国製」とは言えコレは酷い・・「データ偽装」言われても仕方ない位に酷い。
「ルーペ」と「顕微鏡」では、倍率の基準が違うんかいな? くらいに違います。
いやぁ~改めて「メーカー公称値」のいい加減さを思い知らされた今日この頃でした。
さて・・前置きが長くなりましたが肝心の「実体顕微鏡」。 その威力は? と問われますと・・
確かに良く見えます! 現在、コチラのブログ用写真はm4/3ミラーレスを使って
Sサイズ(2500×1800px位)で撮影したものを50%リサイズ(1200×900px位)して掲載してますが
感覚的には、その解像度は軽く超えて見えますんで、今迄多々あった、写真を見てから「あ゛~」・・が激減しそうです。
私見ですが1/20以上のフィギュアには、これ以上の倍率(20倍)は必要ないんじゃないでしょうか?
40倍とかだと多分ですが・・現実的な物理解像度超えちゃうんじゃないですかね・・。
ただ、1/35以下は微妙ですね・・30倍位あってもいいかもしれません。 が、しかし!
見えるからと言って塗れるもんでも有りません!
特に管理人の様に「小スケールのフィギュア」の塗装を行う方の場合。
良く見える分、極細部の塗装を極めたいのが人情でしょうが・・
細部を塗り分ける為には、対象物(フィギュア等)を適時、回すなり傾けるなりして塗らなければなりません。
普通に塗る分には、皆さん特に意識もせずに行っている行為でしょうが、顕微鏡覗きながら・・・しかも
動かす度にピントを調整してとなると、結構難儀な作業となります。
「なんかイイ方法、無いべかな~?」 とか・・
見えるステージが別次元に成っちゃったもんで、筆を持つ手の震えも同じく別次元!
その震えを意識するが余り更に「震え」が増幅する・・と言うこれまた「何だかな~?」的な
問題も多々有るとか・・それ以外にも塗装法・使用塗料・技法等含め、今迄は「ベスト」と思い込んでいた
工程その他も顕微鏡の世界では通用しない・・場面も多く。
現状、鋭意試行錯誤中です。
マァ~何の道具にも共通する事ですが、良い道具は確かに技量の不足をカバーしてくれるかもしれません。
でも・・ソレを使ったからとて決して「技量」が上がる訳ではありませんので・・
何事も・・創意と工夫は大事・・・なんじゃなかろうか? と・・まるで研究室の様になった工作小屋にて
改めて物思いに耽る・・自称、教授の様に見える事も有るかもしれない・・管理人なのでした・・。
でも・・たぶん制作物の完成度は確実に・・イャ・・きっと・・30%~20%程度は・・Up!・・する・・はずだ。
あくまでも弊社独自基準による公称値でね!