今回は久々に硬派な一品をば!
スペインの老舗「Andrea Miniatures(アンドレア・ミニチュアズ)」製のホワイトメタルキット。
「FALKAR, WANDERING SWORD 54mm (放浪の剣士 フォルカー)」です。
雪山を流離う風情のファンタジーフィギュアで、スケールは54mm。
1/32~1/35? な感じでしょうか。
コレ・・・フィギュア専門店の「ミニチュアパーク」さんのページでは
発売は「アンドレアミニチュアズ」になってはいるんですが
メーカー名は「Pegaso Models(ペガソモデル)」となってたりして・・・ん~正直、よ~わからんです。
何れにしても、以前御紹介した「Nocturna Models」製の 「LILITH(リリス)」やら
「Teutonic Knight XIV C (チュートン騎士団の騎士 14世紀)」同様。
前々から非常に気になっておりました、誠に造形美溢れる一品で有ります。
ただ、今回は総ホワイトメタルキットと言う事も有り。 何時ものレジンキットとは一線を画する
面も多々ありますんで、その辺も交えながらの御紹介! と言う感じでしょうか。
まず・・・レジンキットとの顕著な違いの一つに目方があります。 目方が・・・ぜんっぜん違います!
因みに・・当ブログのレギュラー? ブリック製「ロペ子」さんのパッケージ含めた総体重は14g。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/22/e7/b381a361e7c7c609b17780953eac6453_s.jpg)
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今作の「フォルカーじじい」は、主要パーツだけでも150g!
背中に背負う「毛皮?マント」のみでも38gとか有ります。 肥え過ぎです。
その圧倒的な重量感が又、ホワイトメタルキットの魅力である半面。
各パーツの接着・接合には細心の注意を払う必要が有ります。
これだけ重いと各パーツの慣性力も侮れませんからね。
懸案のマントは、軸打ち接着方式じゃ・・モタネんじゃねぇ? な気がしたので
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隙間埋めも兼ねて、ハンダ付けで先にボディに付けちゃいました。
金属工作は嫌いじゃない管理人ですが、どうもホワイトメタルのハンダは何回やっても
上手く行きません。 ヘタすりゃ本体のほうが解けちゃいますんで困ったもんです。
アンマリ参考にならないんで見ない方が良いかもしれませんが
とりあえずハンダ付け後の整形処理です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/37/a3/2123edd5fe40277407c77dfb38902c46_s.jpg)
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ホワイトメタルは金属とは言え柔らかいので、この辺の事後処理は割と楽かもしれません。
その他、「軸打ち&接着工法」で行けると踏んだパーツは
可能な限り・・チョンマゲの果てまで「軸打ち」します。 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7f/bd/3e001fd34cd3c1d8223b5d22e6c0c715_s.jpg)
ここは手抜きしちゃいけませんぜ! 後々ポロっなんて事になりますんでね。
アッ! それとホワイトメタルに穴開け加工する時は切削オイル等、忘れずに。
溶けたメタルがドリルに絡んで、ポキっとなりますんで。 代替穴のスペースも無い
極小パーツでコレやらかすとゲンナリしちゃいますんでね!
付属台座は、イマイチ貧弱な気もしましたんで得意のエポパテで
上底&ボリュームUpして・・・冬らしく。枯草やら何やら追加してみました。
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それから、雪を塗装する時には「青」を意識すると良いと思います。
天気にも依りますが、雪は結構、青白く見えるんです。(コレほんと)
この台座にも、ジジイを固定する為の金属ピンを打ちますが
ここのピンは、真鍮等の低強度の物では心許ないんでピアノ線等
ジジイの全荷重を支えられる極力硬い物を遣いましょう。
んで! 完成です。
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顔色は・・青味を強めて紫色っぽくしてみました。 冬山ですしね・・・霜焼けに成りかけなんじゃないでしょうか?
しかし・・・繊細な女子フィギュアの顔塗装に比べ、ジジイの顔の塗り易い事!
大きさはコンナ感じ。 ジジイの身長は約60mm。 台座含めた全高は約90mm。
いゃ~、我ながら何ともカッチョ良くて良いんじゃないでしょうか!
何時ぞやにイタリア辺りで見つかった五千年前のミイラ。「アイスマン」を彷彿とさせる気もする
男のロマン! な感じの「放浪の剣士 フォルカー」でした。