プラdroidは、ねんど子猫に愛を観るか?

管理人「osuzu」が制作する模型関連のブログです。

ハセガワ 1/72 F15イーグル付属 1/20J.A.S.D.F 女子イーグルドライバー

2022-06-22 | ミリタリーフィギュア

この度も御依頼品の御紹介です。

御品は、これまた珍しいリクエストで

ハセガワ製 1/72 F15イーグル付属の 1/20 航空自衛隊パイロット女子。

原型は「辻村さん」で、1/12「リアルフィギュア」シリーズでも

お馴染みのコラボ製品です。

デカールは

飛行開発実験団(A.D.T.W) 所属。

第23教育飛行隊(23rd  TSQ)の二等空尉さんです。

良くも悪くも「リアルフィギュア」シリーズ同様に

細部の粗さが気になるキットでして・・

マぁ、腕の悪さを棚に上げて・・とか言われそうですが・・

なかなか、美人さんに仕上げるにはハードルが高いですね。

それと・・・パイロットの事をよく「ファントムライダー」(F4ね!)

とかって言うんですが・・F15の場合は「イーグルドライバー」だそうです。

なんで?ですかね。 〇×ライダーのほうが絶対カッコイイですよね?

がんばれ! 自衛隊女子ドライバー(トラック女子じゃないよ!)の巻でした。

 


コロナとAC Models製 Japanese Soldier 1/12バストモデルと「総員玉砕せよ!」

2020-08-10 | ミリタリーフィギュア

 エ゛~・・、コレはですね・・・読者の皆様には御存じの方も居られると思いますが

丁度、昨年の今頃にオク用として製作した物なんですが・・・

分をわきまえない値付けのせいか、マァーったく鳴かず飛ばずで、お蔵入りとなった御品で有ります。

ポリシーなんぞとも言いませんが、売れないからとて簡単に値下げする事もアンマリしませんで。

二、三週出品して売れなきゃ、近間に欲しい人がいれば差し上げたり、暫く自宅展示・・・後

改造用パーツ取ジャンク行き! が大抵のパターンだったりします。

でもコレは! 個人的には結構、お気に入りの御品だったんで、ズ~っと自宅展示だったんですが

モノがモノ故か、ハッキリ言って家族からの評判もすこぶる悪いんであります!

勿論、近間に欲しい! という人もマァ~ったく居りません。

依って、バーゲンプライスといってみます。 だって・・・壊したくないんですもん。

 

しかし・・・この一年。 誰しもが想像だにしなかったコロナ狂騒曲によって

未だ不安定且つ先の見えない状況が続いている訳ですが。

こういった「非常時」こそ、人の本質が良く見えてきます。

「アベノマスク」を筆頭に、「お肉券?お魚券?」騒動は記憶にも新しいトコですが

あ~言うのはホント、昔の日本軍を揶揄した例え・・・所謂

「兵卒は優秀。下士官もマアマアだが、将校は凡庸。 上級将官は馬鹿ばかり」を

地で行くエピソードだな? と思ったりもしますし「自粛警察」なんかもそうですね。

なんかもう・・・正に戦時の「非国民」吊るしと同じ構図です。

極めつけは世界的にも希有な? 日本的コロナ対策ですかね。

積極的に感染者の特定もしなければ、強制的な閉鎖措置もせず・・と言う

マッこと、どー転んでも、誰かに責任の矛先が向かぬよう。 その点のみに熟慮に熟慮を重ねた

素晴らしい対応です。 

 

↓ 以下の記事は昨年に書いた記事です。 暇なヒトだけドーぞ。

夏・・・と言えば・・恒例の・・そうですね! 終戦・・じゃなかった! 「敗戦記念日」ですね。

元号が変わって初の敗戦の日です。 

ので・・この度はチョット硬派な・・・そして・・陰鬱な一品であります。

 

made in New ZealandはAC Models製。 「Japanese Soldier」。

スケールは1/12と、バストモデルとしては、どっちかってーと小ぶりなキットです。

一応・・・日本国民の・・自称ミリオタかもしれない管理人といたしましては当然ながら

「帝国軍人」さんのフィギュア!・・に、興味がない訳はなかったんですが

如何せん・・ドイツ軍その他に比べ、選択肢が余りに少ない!及び製作意欲をソソル?

製品もパッと無い・・様な気もして・・・なかなか手が伸びなかったんですが・・・。

コレは! 久々に作ってみたくなった「帝国軍人」さんです。

しかし・・やはり、と申しますか・・国産の良質なガレージキットとは比べるべくもない品質で

極端な型ズレ等こそ無いものの・・各所細部はマァ~、良く言えば荒々しく・・

ハッキリ言えば・・雑な造形と言わざるを得ません。 オマケにレジンの質も、なんともはや

何時までもベタついた感じの癖のある素材となっております。

でもね・・・造形の素晴らしさが全てをカバーしてくれます!

 

そのデザインは・・先だって御紹介した「北領奇譚」並に見ているだけで

様々な情景が浮かんでくる程、素晴らしい物です。

でもマァ・・何れにしても悲壮な感じで決して楽しそうには見えないんですが・・それは・・

出自が「made in New Zealand」で、原型師さんも「Andy Cairns」氏と言う事で

日本人が絡んでいないが故・・と言う事もあるかも知れません。

「ニュージーランド」と言えば先の二次戦に於いては決して目立たぬ存在ながらも

連合国軍の一角として、主に「南方戦域」で帝国陸海軍と対峙した歴史的経緯もあり

そんな彼らが想い浮かべる「Japanese Soldier」のイメージこそ・・・

本作の彼・・・なのかもしれませんネ。

しかし・・・何故コレが海外製なんでしょうね・・・こういうキットこそ、是非とも日本人原型師さんや

国産メーカーに頑張って頂きたかった!の・・どこか釈然としない感は残りますがネ。

 写真だけ取り直しました。

顔色は努めて不健康に塗装の上、破れた左袖近辺も結構大げさに出血痕等の表現をしてみたせいか・・

殆どゾンビ系ホラーフィギュアな佇まいになっちゃいましたが

やつれた・・・とは言え、まだ精悍さを保った表情と言い、腕等の肉付き加減と言い・・

当時の実態はマダマダこんなもんじゃ無かった筈です。

ベースは何時ものエポパテ大地をベースに、プラ製自作の木やら草やら・・適当に。

当時、兵達が「緑の砂漠」と呼んだニューギニア辺りのジャングルをイメージして作りました。

それと・・何故か?「ミリタリー模型」ジャンルに於いてはジオラマにせよ何にせよ

アンマリこういった悲惨系やグロ系の作例は歓迎されない? 傾向にあります。

元が「ミリタリー」なんで、せめてミニチュアの世界位は平和的に? 

な感じなのかもしれませんが・・・管理人といたしましては、こういうのも作ってみたかったのと・・

やはり・・「帝国陸軍」と言えば・・こういう情景が思い浮かぶんであります。

 

やつれた兵長が口にするのは・・・玉砕目的の突撃前の最後の晩餐か? 或いは

敵にも味方にも見捨てられた南洋の孤島より、遥か祖国に家族を望む一兵士? な感じでしょうか。

見る人により・・此れを「精悍」?と見るか・・「悲壮」と見るか?・・。

意見は割れると思いますが・・・それでいいと思います。

 

んで・・ココからは・・・何時もの自称ミリオタ管理人のクダラナイ記事の始まりです。

ダラダラと長いだけで、きっと貴方様の貴重な御時間を無駄に費やす事必至です。

ど~ゾ、興味をもたれた方のみ。 御覧頂けます様、御願申し上げます。

 

「総員玉砕せよ!」

近年、その悲惨さが以前よりは一般にも知られるようになった「南方戦域の戦い」。

「戦い」・・とは言っても・・これら南方の様々な島嶼における「戦没者」の多くが「餓死」と言われ

文献等による差異は有っても現状・・「南方戦域での戦没者の凡そ六割超が餓死・病死」

との推計が定説の様です。 勿論、広大な南洋にあって局所により、その数値変動の幅が

異なる事は当然と思われますが・・・下記に記した、その悲惨さが今に語り継がれる

地域に於いては・・その比率は更に高いもので有ろう事は想像に難く有りません。

 

ミッドウェー海戦と共に二次戦の転換点とも言われる「ガダルカナル島の戦い」。

戦闘が殆ど無かったにも拘らず、守備兵力の六割以上が

餓死及び病死したと言われる「メレヨン島」や「ミレー島」・・・。

その無謀且つ稚拙な計画及び作戦指導により余りに悲惨な結末を迎えたが故に

それを、現在の衰退しつつゆく日本の現状になぞらえ語られる事も多い「インパール作戦」。

等々、挙げれば枚挙にいとまが無いんですが

中でも・・・この度の作例のイメージであると共に、あの・・「ゲゲゲの鬼太郎」の作者。

「水木しげる」さんの従軍地としても知られ、その経験を元に書かれた戦記漫画の傑作。

「総員玉砕せよ!」でも有名な「ニューギニア戦域」・・・。

かの地からの帰還者達の証言や記録は・・・余りに惨すぎるが故に・・現実感さえ伴いません。

因みに「餓島」とも呼ばれ飢餓の島として高名な「ガダルカナル戦」に於ける生還者比率は凡そ35%内外。

対する「ニューギニア戦区全域」での生還者比率は20%内外・・「東部ニューギニア方面」に

主力として十万人以上が展開した「帝国陸軍第十八軍」隷下部隊に至っては8~9%! と言う

「十人に一人・・・生きて帰れたかどうか?」の陰鬱な数字に加え・・・

当時より今に続く・・・「ヤバイ事象」に於いては、極力記録を残さない事には長けている

日本の官僚及び御役人業界(当時の軍部も立派な官僚組織です)の習わしを超え

その陰惨な光景が現実に有った事を今に伝える・・・「友軍兵の屍肉を食す事を罰する」の

第十八軍布告と言われる軍令が異彩を放ちます。

そして・・更に。 映画「野火」で有名な「フィリピン戦区レイテ島」に展開した将兵・・

約八万五千の生還者比率に至っては・・凡そ4~5%という驚愕の数字が全てを物語る・・・

正に・・・「総員玉砕せよ!」の号令を地で行きます。

因みに当時も今も、戦闘行動中の部隊の兵員損耗率が3~4割を超えると用兵上の

全滅判定(部隊単位での戦闘継続が不可と看做され予備兵力投入の目安となる)とされ。

忍耐強いと言われた帝国陸軍においてさえ、限界損耗ラインは5割超となっていたようですんで・・

それら・・「悲劇の島々」に派遣された部隊の多くが・・・名実共に「全滅又は壊滅」であり。

いくら「戦時」とは言え・・・その損耗率の異常な高さと陰惨さが・・・多少なりとも理解でしますし・・・

それら余りに惨い経験故、生きて帰った者達もこれらの凄惨な戦場の実相を

なかなか語らなかったと言う心情も察するに余り有る・・と言う感じでしょうか。

 

 

「七生報国」

1941年に始まる「太平洋戦争」より遡る事36年。

「日露戦争」に於ける実質的な日本の勝利が世界を驚愕させます。

この時、内政的にも「維新」の大変革より未だ37年しか経過しておらず。

「必死こいて西洋の真似してる黄色いチョンマゲ猿」位のアジアの小国が

列強中の列強・・あの「ロシア」を完全とは言えぬ形とはいえ「打ち負かし」たんですから

そりゃー世界もタマゲタ訳です。

更に・・戦時に於いても、その武士道に則った規律や統制を保った戦い方が

「ロシア野郎」に抑圧されてきた反ロシアの国々にバカ受け!

それらの国々に「ノギ(乃木将軍ですね)」や「トーゴー(東郷元帥やね)」の名を冠する

子供が登場するほどの一大ムーブメントを巻き起こしました。

なんで突然こんな事を書くのか? と申しますと、個人的に「維新~一時戦」にかけては

至極真っ当・・どころか世界的にも先進的?にすら見える「政治及び帝国陸海軍」が・・・

その後、僅か二十年程度で何故ああも違う組織と精神になってしまったのか? 

という疑念からです。

維新の改革に伴い「武士」と言う一大権益を排し、「人こそ資源」を標榜した国民皆学制と

名目上とは言え身分を越えた強力な軍を目指した国民皆兵制等の成果が

結実した「日清・日露と一時戦」辺りの「帝国陸海軍」の主たる戦いの概要は・・・

それはもう・・・二次戦の時とは別の組織か?と思わせるほどで・・

日露戦時の「無線通信や機関銃」、一次戦時の「航空機」等・・・当時の先端技術の導入運用も

随時、積極的に行われており・・・戦時に於いても

攻めるべくは攻め、留まるべくは留まり、兵站も抜かりなく、弾薬等の備蓄までもが教科書的な上。

歩兵操典中の「歩兵戦闘は火力ヲモッテ決戦スルヲ常トス」の常識的戦術を重んじたかと思えば

日露戦時のハイテク兵器であった機関銃陣地への攻撃では、当時未だ未知の戦術であるが故に

序盤こそ日本の軍事史上においても突出した損害を被りながら、世界に先駆け

歩兵相互による「相互躍進戦術」を柔軟に取り入れる等・・・・なんかもう・・

軍隊の鏡!みたいにも見えてきます。

 

そんな・・・世界的に見ても「優れた組織」で有った事が窺い知れる「帝国陸海軍」の変節が

見てとれるのは・・やはり、そんな「優れた軍隊」をして獲得した実質的植民地の拡大を経て。

と言うのも又、歴史の皮肉にも見えますが・・・ともかく、それら委任自治領等の自治・統治を通じ

軍部・・・特に一部指導層による政治的関与が日に日に強くなると共に・・・それ以降

急速に悪い意味での「御役人組織」然となっていった様にも見えます。

 

そんな状況を経て・・・泥沼の日中戦争から二次戦へと突き進んだ我国だった訳ですが・・・

緒戦こそ自身もビックリするほど上手く事が運んだものの・・・その後の顛末は

極少数とはいえ反開戦論者達が杞憂した予測をなぞらえる結果となったのは

皆様も御承知の通りでありまして・・・。

二次戦中期以降は前記、「南方戦域」は元より、「特攻」をはじめ

明確な「人命軽視」の戦争指導がまかり通ります。

そして・・・そこで語られたと言われる当時の軍官僚や指揮官達の言葉の数々には

戦後生まれの管理人でも、ちょっとギョっとする程・・・

今に相通ずる物が数多く見受けられたりします。

曰く~

「いャ~。 一課(陸軍)がやってるんだから・・・うち(二課=海軍)も何もせん訳にいかんだろう?」とか・・

「いャ~。 無謀なのは判るが・・○×君がああまで言ってるんだからヤラせてあげようや?」とか・・

「いゃ、ヤッパ予想通り失敗しちゃったけど○×君も落ち込んでるし・・・ソッとしといてやらんかね」とか・・

「いャ、仕事はね・・結果も勿論だがネ、それ以上にね・・ココまでやりました!って言う経過がさァ・・・」とか・・・

「いャ・・無駄は承知だけど規則だから! 規則。 記録も付けなきゃなんないし・・・」とか・・・

「他社品との性能差なんてカンケーね~んだよ! 売れるも何もオマエのヤル気の問題だべ? ア゛ッ?」とか・・

そして・・・極め付きは、あの悪名高き「インパール戦」に於いて指揮を執った「牟田口(敢えて呼び捨てで!)」の

勝手に撤退する部隊を指しての捨て台詞・・・「皇軍は・・・食いもんなんぞ無くても戦わなくてはならんのだ。」

に至っては最早、想わず笑ってしまうのは管理人だけでしょうか?。

 

今作の彼の鉢巻きに書かれた「七生報國」。

不世出の戦略的武将として名高い「楠木正成」の辞世の句として知られると共に

「幾度生まれ変われども、主君への忠義は変わらず。」と言う忠誠心の象徴として

先の大戦のスローガンとしても多用されました。

そして・・・その「楠木正成」を敬愛した日露戦の英雄「乃木希典」は戦後。

周囲からは世界的な英雄と持て囃されながらも、決して奢る事無く・・

戦死した将兵達と、その遺族への贖罪を捧げ続け・・・

帰還傷病兵達には、自費を投じての義手の開発をも手掛けた上に・・

明治天皇の勅命により、後の昭和天皇の教育係をも任ぜられますが、その乃木も・・

明治天皇崩御に際し自刃して果てるという・・最期を迎え。

正に自身を「七生報國」になぞらえた生涯を全うします。

 

それに引き換え・・・

最近は・・・東大出の国会議員ですら「戦争して・・」とか言い出すは・・

「教育勅語」の現代版復活論まで跋扈する昨今。

「自虐史観を修正せよ!」等々と声高らかに主張する・・・国政に携わる方々や

多少なりともに公に影響力を持ち、自称愛国者を標榜する知識層等と

呼ばれる様な方々に問いたい。

「大東亜戦争」等の意義や正当性を世界に証明できれば

果たして・・日露戦時の日本の様に・・・又、乃木や東郷の様に・・・

そして・・驚くほどの戦後復興を遂げた、あの頃の日本の様に・・・

世界からの称賛の声が聞こえるのだろうか?

管理人は・・・学も無い極めて一般的な一市民ゆえに難しい事は判らないが

いくら「敗戦の日」を「終戦の日」と呼ぼうと・・・

「無条件降伏」では無かった等々と今更、グチグチと言葉尻をこねくり回しても・・・

負けは負け・・日本はあの戦争に負けたんですよ・・しかもコテンパンに。

戦は・・勝ってナンボです。 負ける戦はしちゃイカンのです。

 

そして・・・それら過去の誤った?記録の修正等には大変ご熱心な反面・・

「自己責任」なる何処か冷たいスローガンがたなびく現状は・・・

決して「人材こそ資源」を標榜し世界にも栄華を誇った頃の情景とは重なる事無く・・

当時・・・「緑の砂漠」とも兵達が揶揄した不毛の島々で・・・

補給の問題は棚に上げ、二言目には「自活せよ!」との号令の元。

ウジ虫をも口にしながら尚・・・生きながらえる事が叶わなかった多くの・・そして・・

今も・・・・南洋の島々に眠る英霊達に・・どう映っているんでしょうかネ。

 


1/32 100年前のIT革命と塹壕戦 アンドレア製 WWⅠ イギリス軍歩兵

2018-11-12 | ミリタリーフィギュア

今作は又、当ブログらしからぬ硬派な一品。

以前に製作した山親父フィギュア「FALKAR, WANDERING SWORD」同様

スペインは「Andrea Miniatures(アンドレア・ミニチュアズ)」製で

製品名は「ENGLISH INFANTRYMAN. WWI(WWⅠのイギリス軍歩兵)」。

スケールは1/32(54mm)のホワイトメタルフィギュアです。

第一次戦時のイギリス歩兵・・と言う、かなり地味~な製品ながら

やはり・・その造形美に何とも心惹かれる一品です。

最近、あのタミヤ様からも似たような感じのインジェクションキットが出てましたが

何と申しましょうか・・躍動感が違います!

そしてコレ!   なんとガスマスクの奥には眼の造形が!

このキットは、普通の顔&ガスマスク顔の頭二個付きコンパチキットでして

この造形見るまでは「ガスマスクも良いけど表情が見えないからな・・」と思ってたんですが

コレ見て迷いもぶっ飛びました。 1/32ですから・・普通やらないですよね多分。

ただレンズっぽい平面仕上げで終わりと思うんですが・・・しかも結構奥まってるし・・

何ですかね・・スペインの職人魂と言ったところでしょうか。

何より。 今年は丁度、第一次大戦終結100年目! の年でもありますんでね・・

正に旬な製作タイミングではなかろうか? と思います。

 

すこぶる出来の良い兵隊さんは、そのままで作ろうと思いますが

例によって、付属台座が何とも・・・チッさ! だったんで何時ものエポパテ拡張作戦で・・

 泥の台地と鉄条網・・な感じを狙って・・・

有刺鉄線はキット付属の物です。 スペインにしては珍しく気が利いてます。

木はプラ棒加工。 水たまりは透明エポキシボンド着色です。

 突撃~! な感じでしょうか?

肝心のオ目目は・・ウレタンレンズやってみましたが・・チョット滲んじゃったみたいですね。

 でも・・・肉眼では殆ど見えませんから良しとします!

 

 ココからはミリオタのウンチクです! ダラダラと長いだけで何一つ得るものも無い記事かもしれません。

興味の無い方は、どうぞすっ飛ばしてやってください。

 

1914年夏。 後に「世界大戦」と呼ばれる事となる「世紀の戦争」の幕が切って落とされます。

「IT革命」とか「第二次産業革命」な~んて言葉が飛び交うようになって久しい昨今ですが

100年前の当時も、19世紀後半より加速度を増した「産業革命」の影響も有り

内容的には今とは全く異なるものの、やはり「時代の転換点」とか「変革期」等々と言われていた時勢柄でした。

 

WW1で、真っ先に浮かぶハイテク兵器と言えば「飛行機・戦車・潜水艦」なんかが筆頭ですが

当時まだ、彼等はどちらかと言えば「未知なる物への恐怖型」・・要はイメージ先行型で

実際に多くの局面で「驚愕の人的損害」をもたらしたのは、どちらかと言えば地味な・・

「狙った処に当たる様に進歩した大砲」や「何時までも撃ち続けられる機関銃」等の

基礎的なハード面の進化であり。 それらは・・今に例えるなら

長く続いた「黒電話」が、ここ二十年で別物のように進化を遂げた「ガラケー・スマホ」の様なもの? 

と言っても言い過ぎではない物で・・

銃は、数百年に渡って続いた「黒色火薬の前装式単発銃」から「無煙火薬の後装式連発銃」が実用化され

更に「機関銃」の登場により、まさに弾幕を張る事が可能となり。

そして砲は、駐退複座器等の実用化により、それまでの常識を覆す「精度・威力・発射速度」を備えつつありました。

この、19世紀後半からの数十年間における「銃器・砲」の発展進化の過程は、誠に興味深いものが有りまして。

世界中のあちこちで色んな物が「発明・実用化」されながら、それらが引き寄せられるように

組み合わさりつつ、アっと言う間に「別のステージ」に昇ってしまうあたりは、さながら今の「デジタル革命」と

相通ずる物を感じるのは管理人だけでしょうか。

 

更に・・・「老害」と言われる「変革期」に付いていけない「オジサマ達」が跋扈するのも今と同じく。

郷里では、「戦場を知らずして男たるなかれ」とか「クリスマスには終わるんでね?」な~んて

自称知識層気どりの老害おじさんにそそのかされて、行った若者達を待ち構えるのは

やっぱり・・どんなに偉かろうとも・・頭の中は18世紀のままで、「突撃さえしてりゃ、そのうち何とか・・」

と信じ込んでいる老害軍高官達と・・奴らが出す「突撃命令」の度に砲銃撃の餌食となり

朽ち果てゆくままの骸が散乱する沼地。 

そして・・糞尿交じりの下水道と化した、我愛しの安全地帯「塹壕」の現実だったのでした。

 

因みに「戦車デビュー」で有名な

WW1中期の「ソンム戦」初日に於けるイギリス軍の損害は戦死2万、戦傷4~5万。

繰り返しますが・・1日分の戦闘損失です。 開いた口が塞がらない・・と思ったのは

当時の人も同じでしょう。 そして・・クリスマスまで・・要は半年から長くて1年・・

と多くの人が思いこんでいた(思い込まされていた?)WW1は・・・約4年の長きに渡り

推定900万の兵士と1000万の民間人の命を引き換えに幕を下ろします。

そして・・初の世界大戦と言う事も有り、そもそもの参加国・・つまりは参加人数が多かったから・・

とは言え・・産業革命に伴う技術革新によって、人々の想像力を遥かに超えて洗練されていた

当時の「ハイテク兵器」達がもたらした正に桁違いの犠牲者数に、世界は恐怖し慄きます。

 
さて・・・あれから丁度100年。 第二の産業革命と言われる時勢と言い、その陰で・・
 
深く・・そして静かに広がる排他主義等々・・・戦争前夜特有の兆候が見られると
 
警鐘を鳴らす歴史研究者もチラホラの昨今。 
 
今作の兵隊さんも・・・意外と他人事じゃないかもしれませんぜ。
 
 
 

 

 

 


モデルカステン製 1/20 立花サキ 旧ソ連与圧スーツパイロットフィギュア

2018-09-05 | ミリタリーフィギュア

四品目は・・・モデルカステンさんとこの「立花サキ」嬢。

旧ソ連与圧スーツ仕様の御本人3Dスキャンプリントモデルで

エアモデル誌の「スケールアヴィエーション」関連のリアルフィギュアです。

エイリアン風な「旧ソ連与圧スーツ」含め、全体の出来は非常に良いものの・・・

か・顔の造形がユルユルなんです・・。

意図して、こういう造形なのか? 最新技術に頼りすぎた結果なのかは判りませんが

これでは、管理人含めた初~中級者のシトビトは戸惑うこと必死。 と思ったりもするんです。

逆に、超上級の腕の持ち主ならばモールドが薄い分、お好みの顔に仕上げやすいのかもしれませんが

一般向けでは有りませんね。 「立花サキ」嬢! でした。


メタルフィギュアの作り方 1/32 アンドレア製 「放浪の剣士 フォルカー」 

2018-06-06 | ミリタリーフィギュア

今回は久々に硬派な一品をば!

スペインの老舗「Andrea Miniatures(アンドレア・ミニチュアズ)」製のホワイトメタルキット。

「FALKAR, WANDERING SWORD 54mm (放浪の剣士 フォルカー)」です。

雪山を流離う風情のファンタジーフィギュアで、スケールは54mm。 

1/32~1/35? な感じでしょうか。

コレ・・・フィギュア専門店の「ミニチュアパーク」さんのページでは

発売は「アンドレアミニチュアズ」になってはいるんですが

メーカー名は「Pegaso Models(ペガソモデル)」となってたりして・・・ん~正直、よ~わからんです。

何れにしても、以前御紹介した「Nocturna Models」製の 「LILITH(リリス)」やら

「Teutonic Knight XIV C (チュートン騎士団の騎士 14世紀)」同様。

前々から非常に気になっておりました、誠に造形美溢れる一品で有ります。

ただ、今回は総ホワイトメタルキットと言う事も有り。 何時ものレジンキットとは一線を画する

面も多々ありますんで、その辺も交えながらの御紹介! と言う感じでしょうか。

 

まず・・・レジンキットとの顕著な違いの一つに目方があります。 目方が・・・ぜんっぜん違います!

因みに・・当ブログのレギュラー? ブリック製「ロペ子」さんのパッケージ含めた総体重は14g。

今作の「フォルカーじじい」は、主要パーツだけでも150g! 

背中に背負う「毛皮?マント」のみでも38gとか有ります。 肥え過ぎです。

その圧倒的な重量感が又、ホワイトメタルキットの魅力である半面。

各パーツの接着・接合には細心の注意を払う必要が有ります。 

これだけ重いと各パーツの慣性力も侮れませんからね。

 

懸案のマントは、軸打ち接着方式じゃ・・モタネんじゃねぇ? な気がしたので

隙間埋めも兼ねて、ハンダ付けで先にボディに付けちゃいました。

金属工作は嫌いじゃない管理人ですが、どうもホワイトメタルのハンダは何回やっても

上手く行きません。 ヘタすりゃ本体のほうが解けちゃいますんで困ったもんです。

アンマリ参考にならないんで見ない方が良いかもしれませんが

とりあえずハンダ付け後の整形処理です。

ホワイトメタルは金属とは言え柔らかいので、この辺の事後処理は割と楽かもしれません。

その他、「軸打ち&接着工法」で行けると踏んだパーツは

可能な限り・・チョンマゲの果てまで「軸打ち」します。 

ここは手抜きしちゃいけませんぜ! 後々ポロっなんて事になりますんでね。

アッ! それとホワイトメタルに穴開け加工する時は切削オイル等、忘れずに。

溶けたメタルがドリルに絡んで、ポキっとなりますんで。 代替穴のスペースも無い

極小パーツでコレやらかすとゲンナリしちゃいますんでね!

 

付属台座は、イマイチ貧弱な気もしましたんで得意のエポパテで

上底&ボリュームUpして・・・冬らしく。枯草やら何やら追加してみました。

それから、雪を塗装する時には「青」を意識すると良いと思います。

天気にも依りますが、雪は結構、青白く見えるんです。(コレほんと)

この台座にも、ジジイを固定する為の金属ピンを打ちますが

ここのピンは、真鍮等の低強度の物では心許ないんでピアノ線等

ジジイの全荷重を支えられる極力硬い物を遣いましょう。 

 

んで! 完成です。

顔色は・・青味を強めて紫色っぽくしてみました。 冬山ですしね・・・霜焼けに成りかけなんじゃないでしょうか?

しかし・・・繊細な女子フィギュアの顔塗装に比べ、ジジイの顔の塗り易い事!

 大きさはコンナ感じ。 ジジイの身長は約60mm。 台座含めた全高は約90mm。

いゃ~、我ながら何ともカッチョ良くて良いんじゃないでしょうか!

何時ぞやにイタリア辺りで見つかった五千年前のミイラ。「アイスマン」を彷彿とさせる気もする

男のロマン! な感じの「放浪の剣士 フォルカー」でした。


Nocturna Models製 1/24? 「Teutonic Knight XIV C (チュートン騎士団の騎士 14世紀)」

2017-09-30 | ミリタリーフィギュア

この度は、何時もとはガラッと趣向を変えまして・・

正統派?・・の、様な気もするヒストリカル・フィギュアのオッサン。

「Teutonic Knight XIV C (チュートン騎士団の騎士 14世紀)」 です。

 

以前に作った「LILITH」同様、スペインはNocturna Models製なんですが

「Historic Art(ヒストリックアート)」なるブランド名なのかな?の製品で

70mmフィギュア・・との事なんですが、実測身長は80mm有ります。

スケール的には1/24前後? と言う感じでしょうか。

キット名の「チュートン騎士団」とは、平たく言えば「ドイツ騎士団」の事らしいですが・・

いくら「自称ミリオタ」の管理人とは言え、流石に中世のミリタリー事情までは

守備範囲外なんで興味のある方は、どうぞ御自分でググってみてください!

何せもう・・いにしえの千年は昔・・あの「十字軍」辺りからの話になるんで

とても書く気にもならん! と言うのが本音だったりしますが・・・でも。

千年の時を超えて今に怨讐を引きずる、当時の世界史。

 興味無い人でも「あ゛~だから「ISIS」みたいのが出てくる訳ね!」と思える辺りが

非常に面白かったりしますんで・・・お勧めです。

 

さて、キットの話に戻りますが

コレ・・・前々から凄く気になっていたモデルでして・・

件の「LILITH」と同じく、佇まいと申しましょうか何と言いますか・・・

とにかく、理屈抜きで「カッチョえ~!」と思える、正に芸術的造形美が秀逸です。

一応、ファンタジーフィギュアに分類されていますんで、実在の資料を参考に・・

より、カッコ良くデザインされた物? と思われますが、何れにしても六百年以上も前の

人の事なんで、個人的にはカッコよけりゃイイじゃない? と、想ったりもします。

しかし・・コレ。 難易度は高い! ですね。

フードを被ってる為に、奥まった造形の顔・・・特に右顔面が途轍もなく塗りにくいのと・・

盾や旗、体にまで散りばめられた「エンブレム(紋章)」・・コレが又、難敵です。

*注 当然の様にキットにはデカールの類は一切付属しません! 

   流石、海外はスペイン製。 サービス精神の欠片も有りません。

一応、ソレ用の「中世の紋章デカール」・・・なんぞも出ておりますんで、ソッチを使えば

手軽に出来なくも無いんですが・・・如何せん、単調で凡庸なデザインと・・・何より!

金色&銀色のエンブレムが無いのが痛い! 史実的な考証面は置いといて・・

今回はドーしてもパッケージの様な「金色ベースのエンブレム」にしたかったので

執念の手書き! でチャレンジです。

盾の「鷲の紋章」は、マスキングで大まかなラインを決めて

細部を手書きで加筆して仕上げ

胸部の「鷲紋章」と旗に描かれる

上半身は鷲、下半身はライオン・・・の伝説の生物。「グリフォン」(独語:グライフ)は

執念の手書きで仕上げてみました。

肩の十字はジャンクデカール利用で、上からラッカークリア保護処理。

 グランドワークは岩肌にチョロッと草その他・・湿り気も少々。

で・・・完成です。

 

 

 

中世の騎士・・なんぞのコノ手の正統派ヒストリカルフィギュア。

WWⅡなんかのミリタリーフィギュア辺りとは又、趣が違って非常に楽しめます。

なんたって、カッコイイでしょ?

 

 


1/35ビネット 「街灯下のリリー」 ~ドイツ占領下のパリ・1940~ 戦争と女性 LED電飾仕様 ANDREA Lili of the Lamplight (1940) 1/32

2016-01-03 | ミリタリーフィギュア

皆さま明けましておめでとうございます。

昨年中は当ブログ・オークション共に、大変多くの方々に御愛読、そして御支援賜りましたこと

心より感謝いたしますと共に御礼申し上げます、有難うございました。

本年もジャンル問わず、なるべく独自色の強い物を制作・出品してまいりますので

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

早速ですが本年御初の制作品・・前作「シンデレラ」同様の海外製。

と言っても今回は情熱の国「スペイン」製で、メーカーは「アンドレアミニチュアズ」。

ヒストリカルフィギュア界では名の知れた存在で、あの「タミヤ」様も製品サプライヤーとして

名を連ねている事も有り、海外製品としては安心感・安定感の有るメーカー・・みたいです。

キット名は「街灯下のリリー」・・ナチスドイツ占領下のパリで夜な夜な繰り広げられたであろう?

ドイツ軍兵士とパリの街娼との駆け引きを、情感豊かにビネット化したホワイトメタルキットで

主役は当然、この御二人なんでしょうが、それを食ってしまうかのごとき存在感と異彩を放つ

ジオラマ界の名脇役「街灯」君が誠に良い味出してます。 ただ・・・この「街灯君」。

結構な金額のホワイトメタルキットなのに、ランプシェード部まで味もそっけもないホワイトメタル製・・。

街灯君にすれば、たぶん最初で最後の主役級の晴れ舞台・・、なので電飾です。

ランプシェード枠は真鍮薄板切り出しハンダ組み、ガラスはプラバン、柱は真鍮パイプ&アルミで適当に・・

組立途上の図。 ヤッパ金属製はイイ佇まい! 塗装したくないような・・。

雰囲気重視でフィラメント球も考えたんですが、やっぱ耐久性&消費電力を考慮するとそうもいきませんで

高輝度LEDの白を選択、そのままじゃ明るすぎるんでにオレンジ塗装してます。

電源オンオフや電池交換はベース底面から行います。 電池は9v角電池。

誠に良い出来のフィギュアは共に無改造ですが、ホワイトメタルは重いんで簡単に取り外し出来るよう

足裏に金属ピン加工、台座に差し込んで固定します。

点灯すると・・

 中々、肉眼で見た感じには撮影できないんですが、街灯直下は

光が回りませんで・・表情までは見えませんね。

根底にあるのは最近話題の「日韓慰安婦問題」同様、「戦争と性」と言う重苦しい物にも関わらず

非常に出来の良いフィギュアの御蔭か、どこかユーモラスな雰囲気が絶妙なキットです。

多分・・表情から察するに・・

ドイツ兵> 「あ・・あのぅ・・コレぐらいでどうだべ?」

パリ娼婦> 「ふぁ゛~? あ~に寝惚けてんだよ、このスットコドッコイ! 戦に勝てば何でも通ると思えば

         大間違いサネ、このボケ! そったらシケタ小銭でサービスするのはパリ中探したって

         あたいの婆ちゃんくらいのもんさね! 帰んな!! 」

ドイツ兵>  「ど・・どこだべ? その・・貴方の御婆ちゃんは?・・」

パリ娼婦> 「アンタ・・マジに言ってんの?・・」     な感じではないでしょうか?

 

処でこの・・「この際、貴方の御婆ちゃんでもXXX・・」は、あながち冗談では有りませんで

ドイツ敗戦の際、西は連合軍、東はソ連に蹂躙された第三帝国帝都ベルリンでは

ドイツ人婦女子に対する暴行・強姦の嵐が吹き荒れ、被害者数は10万人を優に超えたとも言われ

下は十代前半から~上は六十、七十代の御婦人の被害例も結構あったとか・・。

マァ・・ドイツも散々酷い事してきたんで、報いと言えばそれまでなんですが。

特に「命を賭してきた彼等兵士達には、その権利が有る。」と、スターリンも半ば容認していた

赤軍(ソ連)兵の略奪・暴行行為は度を超えていて、此処に書くのも勿論

わが身に置き換えて考える事すら、はばかられる悲惨な事例が山積です。

それでも・・逆にそれを逆手にとって、少しでも上級の兵士と懇意になり食料調達や保身を計る

逞しき乙女達も居たりするのが、せめてもの救いですが・・。

古今、暴力と無秩序が支配する戦時下・・特に何でも有りの最前線に近づくほど

力無き女性や子供達たちが生きる為には、敵味方や容貌問わず、とにかくあらゆる意味で「強い男」の

庇護の傘がとても重要な要素となるのは、万国共通・時代を問いません。

それは・・このキットの舞台でもある第三帝国占領下のパリ・・でも同様で。

生きる為・・敵であるドイツ男の庇護の傘を利用した(又はせざるを得なかった)女性達は、1944年の「パリ解放」時。

「対ドイツ協力者」として集団リンチや吊るし上げの的になったのは有名な話で

その中には、あの「ココ・シャネル」の名も・・。

そして・・当初はキスと抱擁の嵐で「正義の味方・・連合軍」を熱狂的歓迎を持って向い入れたフランス娘達も

何事にも生真面目なドイツ人らしく、咥えタバコすら禁止で、下の処理含め、以外に紳士的に管理されていた

ドイツ占領軍兵士達(国防軍)に比べ、良くも悪くも彼等「自由の国USA」の伝統そのままに

何時でも何処でもガム噛みながら飲んだくれるは、女と見れば見境なく「いくら?」と声掛けするはの

カウボーイ野郎(GIジョー)達の余りに傍若無人な振る舞いや

誇り高き?パリの娼婦達が身を粉にしても賄いきれない、彼等得意の「物量戦」のごとし

巨大な「男達の本能」のウザさにゲンナリ。

挙句・・その矛先が普通のフランス人婦女子に向けられる事件が頻発する現実を前に

「オィオィこれじゃぁ・・ナチ野郎の方がまだマシだべや・・」との声もチラホラ・・。

マァ・・どこの国の軍隊も、若き兵士達の有り余る「男の本能」の管理には頭を悩ませていて

何もしなけりゃロクな事に成らないのは解りきってますんで

出来る限り「管理」しようと、一応努力はするんです・・「慰安所」・・とか・・ね。 

どこの国にも大抵有った、この手の「戦地の慰安」問題。(大抵は表面に出てこないんですが)

何も日本だけの専売特許じゃ有りませんで・・。(強制性が有る無しは置いといてネ)

だからと言って、それをイイとか言う気も毛頭有りませんが・・

さりとて・・単純にワルイとか・・・簡単に言える話でも無く・・。

マァ・・・単にガマンすりゃ~良い話なんですが、そう簡単に行かないのは歴史が証明してますし・・。

あの勇猛さで名を馳せた闘将パットン将軍ですら・・自軍の兵士達を揶揄してボヤきます。

「あいつ等は・・ファックさせなきゃ・・ファイト(戦闘)しない・・。」


大将モデリング製 1/35 ドイツ女子通信隊

2015-10-24 | ミリタリーフィギュア

女性フィギュア制作専門のブログ管理人です。(何時から?)

女の人ならスケール・ジャンル問わず何でも作ります・・多分。

今回は1/35です。

メーカーは「大将モデリング」、原型は「平野義高」氏。

ヤッパ、素材がイイと塗りやすいです!

近年のインジェクションキットの進化を見ると「ガレキレジンキット」は

要らなくなるんじゃね? なんて思う事も有るんですが。

マダマダ・・小スケールフィギュアの世界では、出来の良いレジンキットの

圧勝ですね。

 


安保と戦争と自衛隊員・・時々プラモ。 タミヤ1/16 陸上自衛隊 戦車乗員キット

2015-10-15 | ミリタリーフィギュア

久々のミリタリーフィギュア、しかも初の1/16。

デカいんで顔とか塗り易くて良いんですが、タミヤ最新作にしてはボディ周りのモールドが

ユルイと言うか、ヤル気が無いのか・・なんかこう、キリッとしておりません。

顔や銃、ヘルメットなんかは申し分ないんですが・・、ただこの御二方の顔。

とても日本人らしく素晴らしい造形では有りますが、もうチョット男前に出来んかったんでしょうか?

ど~見ても「戦車長」は「藤山寛美」か「裸の大将」演ずるドランクドラゴンの片割れ「塚地 武雅」・・

小銃片手に警戒役の砲手?は今にも歌いだしそうなほど「原口あきまさ」ソックリ!

と・・思ってしまうのは管理人だけ?

藤山戦車長!

ヘッドセットのコードやら、マイクステーの補助ロッド?なんか付け加えてます。

ヘルメット上部の穴モールドも開口、ゴーグルバンド部も加工してます。

ヘルメットの塗装、一部禿げてますね。修正しときます。

 警戒中の原口砲手。

ヘルメットは固定してませんので御好みの位置で被せて下さい。

 こうも出来ますが・・お勧めはしません!

悪ノリで胸の氏名票には「藤山」「原口」と書きました。原口は殆ど見えませんが・・。

襟の階級章も未装着です、落札者様の御希望に合わせて貼る予定です。

 

 戦後70年の節目の時期、しかも例の安保関連法案がらみで何かと注目を浴びた

「自衛隊員」の新作フィギュア・・それを敢えて「お笑い」系の顔で出すというのは

何かとキナ臭く、笑えない世相に対する皮肉か?・・はたまた何時ぞやにf戦車用ヘルメットを被って

はしゃいでたドコカの総理大臣への当てつけか?・・まさかねェ・・タミヤさん?

でも・・もしそうなら、ヤルネ!タミヤも!と言ってあげたいです。・・あり得んとは思うけど。

ついでなんで、時事ネタの「安保」絡みの話題も少々書いてみます。

興味の無い方はスっ飛ばしてやってください。

何かと話題のこの「安保法案」。ミリオタ的には多分・・自国の「防衛省情報部」やら大親友アメリカ君

の「CIAやらDIA」が毎年はじき出している、「世界の有事予想マップ」的な物に呼応しての措置。

と思っていますが、最近の中国・ロシア等の動向を見る限り、近い将来(5年以内?)に

日本周辺で領土・領海を巡る武力衝突(戦争じゃありませんよ!)の発生確率が此れまでに無く

高い水準に有るであろう事は素人目にも明らかな訳で・・・むしろ高いと言うより絶対起ると

踏んでるんじゃないでしょうか?(もしくは起こす気か?)

ミョ~にリアルですもんね、中国向けパフォーマンスとは言え「離島防衛訓練」なんて特に・・。

来るべきその時に向けての下準備だべさ? と勘繰りたくもなる訳ですが。

マァ~、ミリオタな管理人としては解りますよ・・「平和平和」言ったところで相手によっちゃ通じませんから。

アメリカ様と御手手つないで「戦える体制作り」(合法的にね)は必要でしょうね・・きっと・・。でも!

アメリカ議会で嬉々として安保法成立を確約し、山積する国内問題(福島避難民・原発・沖縄基地等)を

尻目に法案成立に猪突猛進する我が国の「政治屋」さん達の滑稽な姿を見るにつけ

我らが自衛隊が「アメリカ軍の派遣さんor下請けさん」化するのが目に浮かびます。

敗戦後70年たった今も、世の中戦勝国の論理で回っていて立場上弱いのも分かりますが

せめて、「オぅ、下請けやっちゃるぜ~。その代り「沖縄の地位協定」はもうヤメね!」ぐらいの

狡猾さと自主独立の志も無く、何が「戦後レジームからの脱却」なのか?

ただアメリカ様の言われるがまま戦闘地域に出張って不測の事態に陥った時・・

一番浮かばれんのは彼ら「自衛隊員」なのですから。

「自衛隊」・・良い名前じゃないすか? しかも人を殺さない・・少なくとも今までは殺してこなかった軍隊。

 平和国家を標榜するに相応しい「名と体」です、武力による同盟国への貢献は簡単です。

引き金引けば弾出るんですから・・一瞬で済みます。

殺さない軍隊・61年の重みと歴史は・・そう簡単で無いのは明らかです。

人的貢献を謳うにしても「殺さない軍隊、自衛隊」にしか出来ない事が有る!と思うんですがネ・・・。

ガンバレ! 自衛隊。


1/35 マスターボックス ピンナップガール

2015-07-29 | ミリタリーフィギュア

マスターボックス製 ピンナップガ-ルです!

ネットのレビュー記事なんかでは、やれ造形が悪いだの、やれゾンビだの

さんざんな言われ様の、コチラの女性陣。

でも・・御値段考えれば、上出来じゃァないんですかね?

結構な金額の老舗メタルフィギュアでも、これより酷いのも多々ありますぜ。

なんたって一体あたり200~400円ですから。

とりあえず、人に見える程度には出来たと思われます。

これは?・・もしかして「マリリン」がモデル・・?

これは解らんですね。

こっちは?・・、もしかして「ファラ・フォーセット」?

 離隔距離=50cm以上を遵守して頂ければ、以外に華やかです。