ある患者さんが、治療終了時に、いつになく深刻な顔で
こう言いました。「先生、お願いがあるのですが・・・」
お願いって、一体何だろう?色々なことが、
頭り中を駆け巡りました。
一呼吸おいて、患者さんが、思い切ったかのように
言いました。「先生、貸してほしいのですが・・・」
「貸してほしいって、何をですか・・・?」
「自虐の詩を、ぜひ貸してほしいのです。」
「自虐の詩ですか・・・どうぞ」
「ありがとうございます。」
そう、当院には、今公開されている話題の映画
「自虐の詩」の単行本を置いているのですが、
少し読んでみただけで、自虐ワールドに
引き込まれたようです。
さて、患者さんの読後感想は、また明日