歯科の経営セミナーに行くと、模範的な企業として
必ずでるのが、デズニーランドとリッツカールトンです。
両者とも、一流で、それぞれ良質のサービスを
提供しているのでしょうが、
それを無理矢理、歯科の経営に結びつけるのは、
いかがなものでしょうか?
確かに、参考になる面もあるでしょうが、
目標としては、漠然としていて、しかも、
遠すぎます。
異業種でも、かまわないのですが、
もう少し身近なところをターゲットに
したほうが、リアリティがあります。
大きな店舗が、どんどん閉店している中で、
がんばっている小さなお店の経営のやり方
などのほうが、興味があります。
また、成功例に出す歯科医院も、
ユニットが10台、歯科医が5人、
衛生士10人、受付3人なんて
収入も多いけど、出費も莫大な
大規模歯科医院よりも、
奥さんと二人で手堅く、良好な経営を
している小さな歯科医院の秘訣のほうが
興味があります。
昔から、経営の規模を拡大するのは、
簡単だけれど、逆に縮小するのは難しいと
言われています。
世の中、どうなるか分かりません。
好調に売れていた自動車なども、パタッと
売れなくなることもあります。
世界に名だたる大企業でも、そんな時は、
なりふりかまわずリストラを敢行しています。
私的には、これから先を考えると、やはり、最小限の
人数と規模で、最大限の収入を得られる
ような形の歯科医院が、理想だと思うのです。