
振り返ってみると、やはり、激動の一年だったと
言えるのではないでしょうか?
不況が全世界を飲み込み、明るい話題のない
世の中になってしまいました。

あったように記憶しています。
何か今年は変だなと思うことが、度々ありました。
治療を中止したり、中断する患者さんが
例年にくらべ非常に多かったのです。
ガソリンの高騰にもかかわらず、暫定税率を
無理矢理復活させたことで多くの会社が
体力をほとんど奪われ、そしてとどめが、
今回の株価暴落と急激な円高です。

真っ先に派遣社員を切り捨てたことは、
その信頼性と安定性のもろさを露呈してしまいました。
まあ、どんな時代でも良い時、悪い時があるのですが、
良い時に手を広げすぎると、今回のような事態が起こります。
日の出の勢いだった中国もオリンピックを境に失速してしまいました。

いうことです。絶好調の時に拡大路線をとることは、
簡単だし、それが、ずっとつづくと錯覚してしまいます。
しかし、バブルの時、そして今回、それが幻想にすぎない
ことがはっきりしました。
勝ち組、負け組みなんて言葉も虚しいものです。

この不況は当分は終わりそうにありません。
しかし、ものの見方とか、考え方次第では、
別のものが見えてくるような気がしています。
そういう意味では、新しい時代の幕開けに
なるのかもしれません。

来年も、よろしくお願いします。