人間、三ヶ月も絶食すれば、間違いなく
死んでしまいます。
しかし、当院の待合室水槽の新入りは、
三ヶ月近く、絶食状態でした。
通常のエサは、全く受け付けず、
仕方なしに与えた、冷凍プランクトンや、
アサリの身も、食べようとしませんでした。
このままでは死んでしまうが、
食べないのだから処置なし・・・と、
諦めていたら、なんと、数日前から、
バクバクと普通の乾燥エサを食べ始めました。
この新入りくんの名前は、ソメワケヤッコ
濃紺と鮮やかな黄色の、とてもキレイなお魚です。
しかし、大変飼育は難しく、エサを食べずに
数日で死んでしまうことも、多いそうです。
こんなふうだから、長期間の飼育例も少ないのです。
しかし、三ヶ月の絶食に耐え、やっとエサを食べた
当院のソメワケくん、その類まれなる生命力で、
長生きしてもらいものです。
診療報酬が、来年度の改定で、0.42%アップするそうです。
消費税の十分の一にも満たないのですが・・・
さらに、このアップ分と、高齢者の負担増を先送りした
分にかかったお金は、いずれ消費税アップ等となって、
我々の身にふりかかってくるのは確実です。
朝三暮四という中国の故事を思い出しました。
わしらは、猿なみということかい・・・
(朝三暮四とは?)
狙公が猿にトチの実を朝に三つ、暮れに四つ与えると言ったら猿が怒り出したので、
朝に四つ暮れに三つやると言ったところ猿が喜んだというもの。
(1)表面的な相違や利害にとらわれて結果が同じになることに気づかぬこと。
(2)うまい言葉で人をだますこと。
(3)命をつなぐだけの生活。生計。