昨日、テレビ朝日の特別番組で今から33年前に
あった伝説の一戦、アニトニオ猪木vsモハメッド・アリの
試合がダイジェストながら、フルラウンド放送されました。
ボクシング史上最強と言われ、そして最も有名なボクサー
モハメッド・アリが現役王者として、プロレスラーアントニオ猪木
と戦う、まさに空前絶後のスーパードリームマッチでした。
しかし、猪木は寝たままアリの足を蹴りつづけ、アリも、ほとんど
まともにパンチが出せなまま試合が終了、その試合内容は
酷評され、猪木は、大きな負債を負いました。
当時、私も東京にいた時に観ましたが、
試合が始まる前の大きな期待感と試合終了後の
絶望感の落差にしばらく唖然としていました。
もちろん、マスコミはボロクソでした。
しかし、後年になって、試合のルールがアリ側のクレームで、
プロレスの技が、ほとんど使えないものになっていて、
がんじがらめの中で猪木が、やらせなしの真剣勝負を闘っていたこと、
そして、試合後に猪木のキックでアリの足は腫れ上がり、
大きな障害を負い、その後予定されていたボクシングの
世界戦をキャンセル、ボクサー生命をも縮める結果となった
ことが、明らかになり、この一戦の評価が大きく変わり
伝説の名勝負と言われるようになったのです。
当時は、「なんと、つまらないこ試合だ・・・」と
落胆した私でしたが、今では、この試合をリアルタイムで観れて
本当によかったと思っています。