2021年9月24日
今日は、長女友ちゃんについて綴ろうかと思う。
友ちゃんは、カウンセリングを受けた経験者だ。
何故受けたのか?
実は、つい最近まで世間でいう「引きこもり」ちゃんであったからだ。
今年の8月~やっとアルバイトデビューを果たしたのである。
19歳の夏、突然襲ってきた。
『ご飯が喉を通らない』と訴えてきた。
お腹が空いているのに食べ物がつっかえて飲み込めないと…
この症状を聞いたとき、癌を疑った。
亡き母親がこの症状を訴えていたのにも関わらず、掛かり付けの病院で検査をしたのに『ちょっと胃が荒れていますが、誰でもある症状ですよ。暫く様子を診ましょう』と言われて半年後、一向に良くならないので総合病院へ無理やり連れて行ったら既に胃癌のステージ4で手遅れだと言われた事を思い出したので、病院へ行くのを拒む友ちゃんを連れていき検査をして貰ったら『老人化されていますね。気道も水分が無くてカラカラ状態です。水分をしっかり取って下さい』と言われてショックを受けた。
それから、意識して水分を取るようにするが、喉のつっかえがあるかぎり水分さえ少しずつでないと飲み込めないわけだ。
段々体重は落ち、身長157cmに対して体重は25kgにまでになり、寝たっきりになった。
心臓の動きも落ちた。
心電図がそれを証明した。
何とか食べて貰わないと困るから、一から勉強するつもりで、離乳食作りを始めた。
生後半年の子が食べるようなものを用意して、少しずつ増やしていった。
未だに、食べる量は少ないが(保育園の給食メニューを完食するレベルではないが)、やっと自力で立てるようになって、歩けるようになったのが2年ほど前だ。
運動もそろそろ始めて、体力をつけるには何が良いか?と思っていたら、丁度お姑さんが「太極拳」を習っていたので、お姑さんが友ちゃんを連れて見学させて貰ったのがキッカケで、週に1回通うことになった。
のんびりとした動きが合っていたようで、どんどん技術も上達して大会にも出るようになった。
24式の太極拳の資格も、先生に受けるように言われて3級の資格を取得した。
そこから、少しずつ自信が出てきたのか?社会に目を向けるようになった。
拒食症~脱出して、社会に目を向けるようになって、ボランティアに参加したり、職場体験を通して経験値を上げていった。
就職支援の方たちにお世話になり、カウンセリングも1年間受けて、やっとここまで辿りついた。
約5年の月日が経ったけど、社会人になり9月28日に初給料が貰える。
ガッツリ働いている訳じゃないから少ないけど、会社の方から『慣れてきたらシフト増やそうか?』という話も出ているようだ。
私は慌てなくて良いと思う。
やっと年月をかけてここまで積み上げてきたものが、無理をする事で一気に崩れ落ちるのは怖い。
メンタルは慎重に扱わないとね。
今思えば、喉のつっかえは精神的なものだと思っている。
学校での勉強がしんどかったのだろうと。
当時は、決してそのしんどさを口には出さなかったが、つい最近、会話の流れで『自分が思い描いていたものとかけ離れていた』という事を私に告げた友ちゃん。
『学校を辞めたいと思っていたが、行きたい学校へ行かせて貰った以上は辞められないと思って頑張ってきた。しかし、検定試験では結果が出せず、最後まで合格する事は出来なかった。私には合わないんだと、やっと気づいた』って言われて『そうだったんだね。言ってくれてありがとう。気づいてあげられなくてごめんね😢💨💨でも、どれだけしんどくても1日たりとも休まず皆勤賞を取ることが出来たんだし、代表で賞状を卒業式の時に貰いに行けたことは凄いことよ。なかなか出来る体験じゃないなら自信持って大丈夫よ。素晴らしいわ』と言うと、今まで溜め込んでいたものを吐き出した感じでスッキリした顔を見ることが出来た。
カウンセリングを受けた経験者である友ちゃんに質問をしてみた。
『カウンセラーの人って、最初の語りかけってどんな感じなの?』と。
すると『「○○カウンセラーの△△です。今、あなたの気持ちはどんな感じですか?」って聞かれたけど、いきなりどんな感じですか?って聞かれても難しいわ』って言われた。
『なるほどね、確かに。どういう切り出しで話しかけたら喋りやすいかな?』と聞いてみると『どうしても緊張するから、質問攻めは困るな。答えられない事がありすぎるから。何も知識がない状態で足を運んでいることもあるから、先ずは簡単な説明が欲しいし、和やかな雰囲気が欲しいなぁ~』と。
『ありがとう。参考にするわ』と言うと『今、自分の話を聞いて欲しい人がたくさんいるから、傾聴する人材と力は必要だと思うよ。ママはせっかく勉強して資格を取得したんだから頑張って欲しい👊😆🎵』って言われた事で、その方向へ進めるように努力してみようと思う。
夢が目標に。
目標が現実になるように…