8号線パイパス、桜町(西)交差点から車で約7分の「鼓ヶ滝」に行ってきました。7月26日のブログで紹介した観音滝とは車で10分程の距離です。何軒かの集落の端にある「弁慶岩」(弁慶の足跡があると伝えられている大岩です。)を過ぎると、途端に木立の壁に囲まれ、急に山中に迷い込んだような錯覚がします。600メートル程進むと、道幅が狭くなり「路肩注意」の看板。そこで車を降り、少し歩くと今度は鼓ヶ滝の看板ががあります。そして、その下の急な石段を降りると、そこに「鼓ヶ滝」がありました。
正面に苔むした小さな祠があり、その先に幾筋もの滝が落ちているのが見えます。滝の内側は幅12メートル、高さ3メートルの空洞になっていて愛染明王金像が祀られているそうですが、前日からの雨で水量が増し、目を凝らさなければ見えません。そのお姿を拝見しようと空洞の入口、滝の裏側に行ってみましたが、大きな音をたてながら流れ落ちる滝の迫力に早々に、退散しました。でも、たっぷりのマイナスイオンを浴びることができました!「鼓ヶ滝」の名前の由来は水量が少ない時に、水の落下する音が滝のほこらに反響し、鼓を打つ音にきこえるからだそうです。今日は鼓というより、大太鼓の連弾でした。
滝の右側の岩壁には、5体の露天磨崖仏が彫られていて、市の文化財に指定されています。私は2体しか見つけることができませんでした。鼓ヶ滝には竜が住んでいるとの言伝えがあるとか。その他にも、いくつかの言伝えがあり、身近にある秘境ミステリイーといった感じでしょうか。先日訪れた「観音滝」とはまた違った趣がありました。