新潟・福島 豪雨災害により被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。
小矢部市の南西、「清流と緑の里 宮島峡」は、8号線パイパス、桜町(西)交差点から車で約10分、道に沿って小矢部川の支流、子撫川が流れ、落差で出来た一の滝、二の滝、竜宮渕があります。前回ブログでお伝えした観音滝・鼓ヶ滝は秘境といった感がありましたが、一の滝、二の滝、は車から降りてすぐのところにあり、気軽に渓流美が楽しめます。
最初は一の滝の紹介です
川幅いっぱいに流れ落ちている様子は、ナイアガラと似ていることから小ナイアガラと呼ばれています。今日は水量は少なめ。それでも、滝の近くまで行くことができるので爽快感は充分に味わえます。緑を背景に、岩肌を勢いよく流れ落ちる様はまるで日本画を観ているようです。スケッチを楽しむ人の姿もありました。
川床に目を落すと、天然記念物の「おうけつ」を多数確認することができます。「おうけつ」とは、水かさが増えた時に川床にある窪みに土砂が入り、その土砂が水流で回転しながら窪みの壁を削り形成したものだそうで、一の滝のように群をなしているのは地質学上貴重な資料だそうです。おうけつの円には悠久に回り続ける時の針があるのかもしれませんね。
一の滝の駐車場から道路に戻って少し奥には 「紺碧の像」が立っています。ギリシャ神話の「水瓶で水をくむ美しいヴィーナス」を象徴としてつくられたものだそうです。宮島峡には情景に合わせた12のブロンズ像の女神があり「彫刻の里」として知られています。
歌碑
「そそとして 水もしたたる 乙女たつ やまはみどりぞ 滝つぼに映ゆ」