「桜町 JOMON パーク」がリニューアルオープンしました。
桜町遺跡は、8000年前から2300年前の縄文時代の遺跡です。遺跡が湿地帯にあったのと、秋の洪水によって瞬く間に埋もれたことから良好な保存状態のまま残りました。
昭和63年(1988年)の発掘調査では高床建物の柱材が出土し、弥生時代より2000年も前に既に存在していたことが実証されました。(高床式建物=弥生時代の定説が覆されました!!) またその後の調査では、床の高さが地上から2Mもある大型の高床式建物の柱材もみつかり祭りや儀式を行った建物(祭殿)ではないかと考えられています。(高床式=倉庫の定説が覆されました!!)
桜町遺跡の三種の神器(出土品)
- コゴミ
- 紅葉
- 朱塗り椀
コゴミの出土は国内初です。クルミやその他の種子が団子状に固まった土の塊の中から発見されました。発見された時はまだ緑色でしたが、空気に触れ、まるで浦島太郎が玉手箱を開けた時のように一瞬で黒くなったそうです。
桜町遺跡が秋の洪水で埋もれたことの証拠となりました。
泥にまみれて出土した朱塗り椀を直後から写真撮影し、朱色から茶褐色となった一部始終を記録として残しました。
プラスワン
- 栗(約4000年前の栗)
DNA分析によって、管理して栽培していた栗であることが確かめられました。 (自然採集だけじゃない!!)
施設紹介
- 開館時間 午前9時~午後4時半(入場は午後4時まで)
- 休館日 月曜日(祝日、振替休日にあたる翌日)及び12月1日~2月末日
- 入館料 無料(縄文体験については実費)