「ジオパーク」って何

「ジオパーク」と云う言葉は、聞きなれないですね？

（１）ジオパークってなに？

　　ジオパークは、美しい自然景観や科学的価値を持つ自然遺産を用いて、その土地や地球の成り立ちを
　　知り、それらと私たちとの関わりを正しく学び、感じる事が出来る自然公園です。よく似た、仕組みに
　　国立公園や国定公園などがあります。

（２）ジオパークと世界遺産って何が違うの？

　　世界遺産は、1972年に開催された「国連人間環境会議」において生まれた「世界遺産条約」に基ずき、
　　unesco(国際連合教育・科学・文化機関）が制定するもので、「文化遺産」、「自然遺産」、そして
　　それら両者の要素を兼ね備えた「複合遺産」の保護を目的としています。
　　これに対し、ジオパークは,unesucoの支援によって2004年に設立された組織「世界ジオパークネットワーク
　　（global geooarks network)が認定する自然公園で、地球科学的価値を有する「大地の遺産」を保護しつつ
　　それらを地球の教育や科学振興、及び観光事業に活用し、持続可能な方法で地域を活性させる事が要求されます。

（３）ジオパークは、いまどこに何か所あるの？

　　現在日本には、日本ジオパーク委員会が認定した３９の「日本ジオパーク」があります。（2015年11月現在）
　　又世界には、世界ジオパークネットワークが認定した「世界ジオパーク」あります。現在その数は世界
　　33か国１２０の（2015年11現在）で、日本からは島原半島（長崎県）を含め、糸魚川（新潟県）洞爺湖有珠山
　　（北海道）山陰海岸（鳥取・兵庫・京都）室戸（高知県）、隠岐（島根県）、阿蘇（熊本県）、アボイ岳（北海道）
　　の8地域が、世界ジオパークに　認定されています。


　　普段あまり聞きなれない言葉ですが、私達も、認識を高めないと聞けないでしょう。皆さんもどうぞ認識を
　　して下さい。