けっしてバッグ職人ではありません
でも、洋服以外は何でも縫う・・・と言うことで、「長く使っていて手放せなくて・・どうにかできないか?」
との依頼に断っては名に恥じるので引き受けました
私はブランドの疎いので、ヴァレンティノってロゴが入っているのは、確認できるのですが
これが、どれくらい古いのか、価値があるのか全く分かりません。
この金具がバカになって止まらないのが一番困っているとのことですが・・・・
中もすべてのポケットが擦り切れています。
あずかって、よく見ると、ふた部分の革のサイドが破れています。
「適当に当て布でもあてて補修してくれれば良いよ」と言ってくれましたが・・・
そうはいかないですよね~~
オマケにファスナーのスライダーも欠けてるし
構想を決め、思い切って取り掛かりました
結局、ふたを新たに作成することにし、とにかく中を交換しない事には修理にならないと言うことで
バラバラに、ほどいてしまいました
洋服を縫わないので、薄い布に芯貼りをすると作業は全く縁が無いのですが
カバンの中芯用の布をユザワヤで調達してきたところ、やはり芯貼りをしなくてはいけない
事になりました。
一般的な芯貼り作業とはどのようにしているのか、見たことは無いのですが、
貼ってから切るか? 切ってから貼るか?
私の工場にはレーザー加工機を駆使して色んなカットをしています。
芯に布を重ねてレーザーカットすると、溶断面が溶けて表皮と芯が貼りついて裁断されます。
よって、芯も布もぴったり重なって貼りついて裁断されたものをそもままピックアップして
アイロンをかければ簡単に出来上がり
今回で名前を覚えました、カブセ式錠前って言うんですね
ジョイフル本田で1800円位で購入してきました(けっこう高い)
ふたのロゴマークが無いと、イマイチ間抜けな感じなので、依頼主の名前を
レーザー加工機で押印を製作して、なんちゃってブランド品
苦戦してふたを縫い付けスライダーのツマミをはめ込みました。
中芯のボール紙もレーザーカットし交換しましたのしっかりして出来上がりになりました。
携帯電話用のポケットがありましたがスマートフォンサイズに変更したポケットにしました。
革をバラバラにほぐしての作り替えの為、延びていたり、貼り癖が残っていたり
思うように針穴を負うことが出来ず、不満もありますが以前の物が、以前の物なだけに
ここまで変わればOKにしていただきたいと思っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます