洋服を縫わない縫製工房

ミシンを使って、洋服以外で、できることは何でも挑戦!
薄物から、厚物、金属?関わったものを紹介します。

ベンツキャンピングカーのベット その2

2019年05月28日 | ものづくり

問題のソファ部分、この対面イスには後ろ向き、2点式シートベルト

前向きに3点式のシートベルトがあります。

イスの下には、電気関係、貯水槽があります。

シートベルトでわかるように、この車は、6人乗り、6人住まいと言うことですね!

と言うことで、運転席上のベットで2人、左後の2段ベットで2人、

そして、このソファを組み替えて2人が寝ることになります。

まず、運転席の後ろ向きの座と背を120㍉厚のチップウレタンブロックに

30㍉のソフトウレタンを重ねて150㍉の物にカバーを裁断、縫製してかぶせます。

このウレタンの厚みは既存のヘッドレストとの兼ね合いとベットへの

配列を計算して決めました。

前向きの座面は、3点式シートベルトと、背後のトイレ&シャワーへの

配管があり、形状が複雑になります。

テーブルを挟んで4人が座る訳ですが、この車は6人乗りです。

よって、食事の時は6人が座ることが出来るように、座面が左側へ

30cmスライドします。テーブルもスライドし、カップホルダー&トレーが

でたり、補助天板が備えられていました。

この3点シートベルト両脇の背ブロックが、座面をスライドさせた部分の

床板の上にハマるようにします。

テーブルを下げてベッドの床板にしてアームレストのように使えるよう

に製作したもう1個と3個並べるとベッドになります。

実物で説明しないと、なかなか解らないですよね

要するに、隅々までよく考えて製作されているキャンピングカーと言うことです

今回は、常設のマットレスでなく、利用者が移設したり、ベッドでなく

乗用座面と言うことで、裏面には滑らない(滑りにくい?)レザーを

採用しました。

一般的には床面にマジックテープのオスを貼ったり、釘打ちしたりして

そこに合うようにソファの裏面にマジックテープのメスを縫い付けます。

今回は、加工費、表皮材費等を考慮して滑り止めレザーを使いましたが

正解のようでした

今回は、全体的に大判サイズの型紙のものでしたので、微妙な残布がでました

もったいないので、簡単なクッションが2つ作ることが出来たのでオマケにしました。

 あーー、その他のベッドの写真忘れてました

 ちょっとわかり難いけど、運転席上のベット

 左後の2段ベット

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