米内光政のことは、3回かいたから、
前のブログを読んでいただいた方には、
わかると思う。
つづめて言うと、
戦前、戦中、戦後にかけて生き、
海軍大将、海軍大臣、首相を務めた、
偉丈夫である。
海軍大臣を務めたころ、
対米戦を避けようとしたが、
果たせなかった。
第2次世界大戦中、首相にもなったが、短命内閣であった。
終戦前は、日本を滅ぼさないように、
と、海軍大臣を務め、日本を破滅から救った。
昭和天皇からの信頼が絶大で、
これほど昭和天皇に評価された人は、少ないのではないか。
終戦となり、
公職を退くとき、
昭和天皇から、言葉をかけられ、記念品を渡された。
昭和天皇が使っておられた、硯と筆を直接いただいた。
まだどちらも湿ったままであり、
硯箱には、2羽の丹頂鶴と菊の枝の金蒔絵が描かれていた。
米内の感動はたいへんなもので、
部屋から出たとき、声を殺して泣いたという。
昭和天皇も偉かった。
米内光政も、歴史に残る人物である。
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