をみな古りて~森岡貞香75歳の歌~ 2019-01-05 17:08:15 | 短歌 をみな古りて自在の感は夜のそらの藍青に手ののびて嗟くかな ‥‥‥ 森岡貞香75歳のときの歌である。 戦後すぐ、 森岡貞香は、30歳にして 未亡人になってしまった。 男の子をひとり 女手一つで育てなくてはならなかった。 美人である故、 誘惑は多かったようである。 強く生きて、 75歳の時 この歌を作った。 「をみな古りて」 とは、 92歳まで生きた森岡貞香にとって、 実感ではなかったかもしれない。 成り行きに任せてただ手を伸ばしているのが まさに 「自在の感」 なのである。 « 対局日誌~その32~ | トップ | 名と馬を歌う短歌~伊藤一彦~ »
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