与謝野晶子は、ファッションリーダーであった。
洋行するまでは、着物で通していた。
ところが、与謝野寛と、フランスにしばらく滞在するうち、
洋装の良さを、しみじみ実感する。
体の線は自然にでるし、体をしめつけられない。
また、フランス女性が流行を追っていると言っても、
それぞれに、最も似合う様子を選んでいることに感服した。
帰朝して、洋装をすることが多くなった。
与謝野晶子は、ファッションリーダーだったのである。
……
朝を細き雨に小鼓おほいゆくだんだら染の袖長き君
紅梅に金糸のぬひの菊づくし5枚重ねし襟なつかしき
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