続・床屋の穴掘り。

王様の秘密を知ってしまった床屋のように、時には穴を掘って思いっきり言いたいこともある。そんな日記。

電話で個人面談。

2011-01-10 07:00:26 | 働く人々。
「今日は休んだ方がいい」
と真顔で何度も止めにかかる旦那を振り切り、
私にしては珍しく(というか、雨どころか槍が降るレベルのレアさ)
頑張って出勤しようと家を出たものの、
駅付近まで来て吐き気&腹痛のWコンボ来襲にあっさり負けて、
涙ながらに自宅へ戻った今朝の私。

胃腸風邪の疑惑が渦巻く中、帰宅後は見事にトイレの住人に。
別れてもすぐに会いたくなるの。。。ラブ☆自宅のトイレ。

さて、そんな具合でまた職場へ当欠連絡。
いくらヒマで人が余っているとはいえ、さすがに連続当欠はまずいだろう。
人員削減の嵐が吹きすさぶ昨今、そろそろクビになるかも。。。
と覚悟して、腹を括って電話をかけた。

すると、
“今日は件の女上司が休みの筈だったのにしっかりいやがる”
というトラップにかかってしまう不運に見舞われる。
しかし今朝の彼女はご機嫌麗しく、
「上から下から、そりゃもう大変な状態ですよ」
と胃腸の不具合を説明した私の言葉に対し
「。。。それは切ないね」
とよくわからない返しをしてきた。
何じゃそりゃ。先日の露骨さはどうした。

妙に下手に出る態度なので何かといぶかしく思っていたら、
個人面談の結果を上に報告しなくてはならない期日が今日であり
終わっていないのは私だけなのだと切り出された。

「本日も欠勤なのであれば、今この電話で面談をしてしまいたい」

というのが本題であったようだ。
途中でトイレに行きたくならないかは少々心配であるが、
そりゃもう望むところである。
むしろ、その話題が出るのを待っていた。
そんな具合で、二人の間にゴングが鳴り響いたのであった。

まず、
「契約更新の事だけど、現時点では二月末までとなってるのね。
 三月以降も更新でいい?」

とさらっと何でもないように言ってくる女上司。
まるで何の問題もなく、とりあえず確認しとくか的なさりげなさである。
もし、周囲やお母ちゃんから噂を聞いていなかったら
「あ、はい。お願いします」
とつい言ってしまいそうになる言い方だ。
さすが女上司。やり方が老獪である。

それに対し、
「三月以降というお話ですが、
 実際のところ四月からの仕事はあるんですか?」

痛む腹と吐き気を抱えて切羽詰っている事もあり、
婉曲な言い回しが出来ない私が返答して面談開始。

話し合いの内容を要約すると、

・四月以降の予定は、正直なところまだわからない。確定するのは三月中。

・四月以降業務が継続したとして、出勤日数は現状維持。増える事はない。

・しかし仮に業務が継続しシフトを確保出来たとしても、
 恐らく仕事は今以上にヒマになるので、人によってはモチベーションが
 下がるのを嫌って辞めたいと思うかもしれない。
 
・もっと稼ぎたいというのであれば、他の仕事を紹介出来る可能性もある。
 また、Wワークをするのも自由である。

・こちらとしては、三月は忙しいのでいて欲しい。
 契約は三月から三ヶ月更新だが、三月末で退職としてやってもいい。


という事だが、恐らく一番言いたいのは

「繁忙期の三月までは使いたいが、四月以降はどうなるか保障は出来ない。
 副業探すのも別の仕事探すのも自由、手助けもしてやらなくもないが
 仕事が見つからなくても勿論責任は取れないけどNE!」


と言いたいのだろうな、というのは伝わってきた。
ぶっちゃけて言えば、
「会社に都合よく使って後はシラネ、自分で何とかしろや」
って事ですかね。

大体、三月末までいて欲しいなんて軽く言うが、
四月は新卒が入ってくる時期で企業も新人教育等に忙しく
派遣やパートの求人を出す所は少ない。
更に、就職出来なかった新卒者が派遣仕事に殺到するので
ますます競争率は上がるし、ましてや私くらいの年齢はとても不利である。
日本はまだまだ「新卒至上主義」な会社が多いのだ。
応募しても、他社競合どころか派遣会社の社内選考の時点で落ちる。
派遣やってりゃ、それ位はある程度予測がつく。

そこで、

「三月末までと言いますが、四月って求人少ないですよね?」
と問いかけてみると、
「うう~ん、確かにそうなんだけど~。。。」
と煮え切らない返事だ。
四月の求職活動が厳しいのは十分わかってて言ってるのだろうから、
返事に困るのも当然だ。

「ましてや、私のように“午前中四時間だけ”なんて特殊な希望条件では
 普段でも見つかりにくいのに、四月では尚更探すのは難しいと思うんですよ。
 
 副業として“週1~2日で午前中だけ入れる仕事”を
 そちらが探して下さるんでしたら、もちろん喜んで残りますけど」


と言ってみた所、女上司が完全に黙ったので自分の希望を伝えた。

・契約は二月末までとしてもらい、二月は普通に出勤する。

・二月中に自分でも次の仕事を探すので、そちらでも責任を持って探して欲しい。

・もし、先ほど言った条件に合致する副業を紹介してくれるならば
 三月以降も残ってもいい。


申し訳ないが、こちらも暇つぶしで働いている訳ではないので
会社の都合にばかり合わせていられない。
たとえ短時間のパートだとしても、
少しでも自分の都合に合う方へ行きたいと思うのは当然の権利だ。

女上司は、
「副業探しについては当たってみるので少し待って欲しい」
と言ってきた。

恐らく三月を待たずに辞めたいと言う人間が多いのだろう。
生活がかかっている場合、そんな不確定で無責任な話に納得するとは思えない。

そんな訳で、結論は一旦保留という形にされたが
実際は二月末で退職となるのではないかと思う。
他社で二月から始まる業務で目ぼしいのがあったので
応募してしまおうかとも思ったのだが、
現在の会社に次の職場を世話してもらうかもしれないとなると
あまり不義理な事をするのも。。。という気もされて断念した。

とりあえず猶予は一ヶ月あるので、その間にうまく決まればいいが。
旦那は「何かヤバそうだし、辞めちゃってもいいYO!」などと
のん気に言っているが、本当にそれでいいのか旦那よ。

そんなこんなで、
年が明けてもやっぱり仕事でてんやわんやの私である。oh!不景気!




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