「ノーヴィス」という映画を観て来た。
映画自体は、サイコパスのスポ根ものだが、
まあ、まあ、面白いのでお勧めだ。
この主人公は、サイコというよりも、発達障害なんだろうなと思った。
やたらと記録にこだわるというところが、そう感じさせる。
私は、夫も息子もそうなので、今なら分かる。
去年まではそれが分からなかったのだ。
ここに私が知った、発達障害の特徴を書いておく。
・音や光に敏感。
カーテンを引いて昼間でも暗くし、音には、どんな小さな音でも大きく感じて、
「うるさいッ」となる。音や光が彼らを苦しめる。
・コミュニケーションが苦手。
一日中、誰と話さなくても平気。
むしろそれがいい。集中できる。
・相手の気持ちが分らない。
人がどう感じているかなんて気にならない。
自分の気持ちさえよければそれでいい。
・自分では決めらない。
判断がつかない。決める事ができない。
・毎日同じものを食べても平気。
むしろ、それがいい。
・遺伝する。
父から息子へ。
母から娘へ。
・こだわりが強い。
特定のものに執着する。
「ノーヴィス」なら、記録とか、数字とかにね。
今のところ、そんなところかな・・・?
元夫の性格、いや癖かと思っていたことが、実は、
病気だったとは・・・。
本当に、もっと早くにこれが分かっていたら、
私も、カサンドラ症候群なんて、変な病名をつけられなかったんだろうね。
でも、あの頃、そんな言葉もなかったし、発達障害なんてのも、
誰もしらなかったよ。
それが、いまやこんなにメジャーになってしまうとは・・・。
驚くけれど、そのおかげで、自分も夫や子供の特性を感じることができたわ。
ありがたい。
理解の一歩だね。
(でも、発達障害という言葉が独り歩きしている感も否めない。
だから、まあ、ほどほどにしなきゃね、とは思うけどね)
まあ、その映画の帰り道、
友人と話をしていて、私は、この五年で、三冊の本を上梓したことに気がついた。
なので、もういいかな?
という気持ちにもなっている。
努力はしたよ。おそらく、人一倍。
痛みに苦しみながらも、それはやり遂げた。
昨日観た「ノーヴィス」のように。
だから、もういいのでは・・・?という気持ちにもなっている。
もう充分やったかな?という気もしている。
けれど、まだ書きたい、次の作品が待っている、という気持ちもあるのだ。
私がこれから取り組まなければならない、たくさんのテーマ、作品たちが待っているのも分かっている。
一生かかっても、それが全部終わり切れるかは、未知数だ。
けれど、とりあえず、目に付いた物から、やっていかなければならないというのも、分かっている。
それは私が生まれる前に自分に課したものだからだ。
でも、正直、いくら書いても、砂に水という気がしている。
まったく反応がないのだ。
それが辛い。
もうしんどいなぁ・・・と思っている。
宇宙に放った信号を、いつか誰かがキャッチして、
送り返してくれないかと思うのだが、誰も受け止めてはくれないようだ。
それが私のやる気を失わせ、もう書き続けられない、と思わせるのだ。
自分がやってきたことのリターンが何もない、という厳しい現実は、
私を打ちのめすには充分だった。
だから、正直なところ、もうやり切ったという気持ちもあり、
ひとつ何かが抜けた気がしているのだ。
私の執着がひとつ、消えたような気がしている。
それは、本を書いてお金持ちになりたいとか、
認められたいとか、そういった気持ちなのだろう。
そうして、これからは新たにやっていきたいと思っている。
まずは、生活の安定を図り、空いた時間で本を書いていきたい。
それと、色々なことにも挑戦していきたい。
まずは、税理士になるということ。
そして、いずれは独立書店を開業するということ。
この二つを目標にしていきたいと思っている。
本の方は、今まで通り、出版社にお願いして、本を出してもらうのと、
自分でもキンドルで本を出して行こうと思う。
まずは、「嫁の心得」の電子書籍版を出していこうと思う。
パモンブックスとして。
あ、そうだ!
私、この間から、自分が社長になる、という気がしているんだ。
自分が事業を起こす、ということが浮かんできているのよ。
どんな仕事かは分からないけれど、おそらく、今までやってきたことの複合体なのかな?
という気もしている。
そのために、今、税理士事務所で働いているのだと思う。
どうしても、お金の事からは離れられないからね。
事業をやると。
でも、出来れば税理士資格をとって、フリーの今の私のように、
まったくお金に無知な人達の助けになれればとも考えているのだけれどね。
まあ、これから、目標が出来たので、一つ一つ、またコツコツやっていこうと思う。
ああ、人生はたのし!
まだまだ捨てたもんじゃないと思うよ。
☆それでは今日もよい一日を。
感謝します。
すべては上手くいっている。