この魔女狩りにあった笙野頼子さんという作家のプロフィールを見ていたら、
面白いことが分かった。
私は、最近「エンタメ小説家の失敗学」という本を読んだのだが、その中に、
自分は純文学を目指していたのに、〝エンタメ〟をやらざる負えなかったと著者の方が
嘆いており、
生粋の「エンタメ作家」である自分などは鼻白んだのだが・・・
(そんなに純文学が偉いのかよ・・・と)、
芥川賞を受賞した笙野さんのラインナップを見ていたら、
確かに、面白そうで、しかもぶっとんだタイトルが並んでいるのに驚いた。
なるほど~・・・純文学が、時代の先端を切るという役割を持っているのも、
うなずけるなぁ・・・と。
すると、ウィキで彼女のプロフィールを見ていたら、かつて、純文学論争というのを
大塚英志さんと言う方とやりあった書いてあり、この方が、なんと、私が先に出店した
文学フリマの創始者というではないですか!?
確かに、あの日、文学フリマ当日に、会場に流れたアナウスでは、「かつて創始者の大塚英志は、ビックサイトを満席にするなんてできっこないけどなと言ったのですが、今日、ビックサイトで開催する運びになりました~!!」と高らかに宣言していたではないですか!?
「へ~っ・・・」と、自分ではまったく気づかぬうちに、私も少しは、彼らと関わっていたのだなぁと驚いた。
けれど、自分は、著者と読者の距離を近づけるという主旨だと思った文学フリマが、
実は、本物の作家というよりは、単なる同人誌会であることに唖然とし、ここは自分の居場所ではないと早々と離脱する決意をしたのだが・・・笙野さんは、第一回で降りて、あとは事務局に運営を任せた大塚さんのそんな態度も批判していたと書かれてあり、そこにも、「へ~っ・・・」と思ってしまった。
ちょっと、自分と感覚が近いのかも?・・・と。
なので、この方の著書を図書館や図書館にない最新刊は、今、Amazonで注文したのだが、
いろいろと読んでみようと思っている。
もちろん、彼女を批判しているもう一人の芥川賞作家の方の御著書も、こちらは図書館にあったので、読んでみる事にした。
まあね、この問題は次の自分のテーマでもあるので、とりあえず、両方の意見を聞いてみたいと思っています。
ただ、私は批判者の方の文章を読んで、実は、とても嫌~な気持ちになってしまったのです。
なので、鼻っから勝負はついているかな?とは感じているのですが。
まあ、ようするに、欺瞞的、偽善的、自己弁護的だなぁ・・・と思っています。
そして、これが一番なのですが、筆致が攻撃的です。
思想にかぶれた人たちにありがちなのは、自分と異なる意見の人たちの言論を封じる事。
これをやると、最初はいいけれど、必ず、大きなしっぺ返しがきます。
その最たるものが、ロベスピエールです。
私、いつもこの方のことを思うと、めっちゃ皮肉やなあ・・・と思ってしまうのですが。
本当に、批判するのもいい加減にしなければ・・・。
攻撃性を丸めなければなりません。
これは全員に言える事ですが。
まあ、とりあえず、この顛末を読んでみましょう。
そのうえで、自分なりの判断をしてみましょう。
そう思いました。
☆それでは今日もよい一日を。
感謝します。
すべては上手くいっている。
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