■パンカップ店主の昭和的こころ 「三角ベースボール」

アラカン・パンカップ店主の昭和的こころの復活記◇昭和の時代・日本の伝統を見直しませんか?!

【水のこと】 辰巳芳子

2011-10-26 18:00:34 | 実店舗リビングショップおおたに
【水のこと】 辰巳芳子

 水は、天地、火、風と同一の次元にあって、始めもなく、終わりもない御者の手中に属する。
 人が養われるもので、水によらぬものは、何ひとつない。
 よい水があってあたり前の風土を生き継ぎながら、しかし、歯がきしむような主都の水に、悩むようになった。
 私どもの先祖は、都を定める、築城する、寺社仏閣を建立する場合、水を調査し、水に恵まれていることを第一条件にした。京都は名水の地である故に都として定められたが、中でも京都御所は最高の水を得ていると学術書で読んだ。・・・〈中略〉達人の作る汁もの、スープも水を超えることはできない。しかし水に準ずる〝お養い〟であるところに、汁ものを作り、すすめる意味があると思う。また水に準じたものを作らねばならぬ意味もある・・・。
    (いのちを支えるスープより)

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