parismaris's days*

さくら散歩 *2023*

数輪咲いたなと思ったら、あれよあれよという間に満開となった、今年の桜。

見ごろを逃すまいと見計らって散歩に出てみたら、ちょうど満開のそのときでした*




春というよりは、日差しも気温も空の青さも、まるで初夏。

まぶしい!
(案の定、日焼けしました…)




散歩先は、毎年恒例の、自宅から徒歩数分の桜並木。

住宅街なので宴会(←なんだか久しぶりの響き…)する人たちは当然おらず、私と同じようにそぞろ歩く人が絶えない程度の人出です。




それでも常よりは相当ににぎわうし、車の通行量も増えるけれど、地元民ならではのタイミングを見計らえば、こんな人のいないときを狙うこともできます(笑)




入園入学、そして入社の、記念の『前撮り』をしている家族も、あちらこちらに。




今年は気温の高い日が続いたせいか、一分咲き、三部咲き…の次がいきなりの満開。

わが家の庭もそうですが、夜が明けるたびに草木の姿が変わっていて、引き開けたカーテンの端っこを握りしめて、毎朝「は?!」「え?!」と瞠目するばかりです。




このときは一人で散歩に出たので、気ままに歩きつつ、カメラを構えたり花の下にたたずんだりして、1時間ほどのんびり過ごしました。




ソメイヨシノの群れの中に、なぜか1本だけ植えられた、枝垂れ桜。

まだ若木のこちらも、ちょうど見ごろ*




桜並木を抜けた先にある、市と市の境目の小さな川。

桜があるのはわが市の側だけなのですが、花びらに境の差はなく、花筏となって流れてゆきます。




古い桜の木の咲きっぷりは、ほんとうに見事。
花のボリュームが違います。




川の上に垂れて咲くのは、花簪になりそうな、まぁるい枝。

つぼみの色がまた、愛らしい*




帰る道にある学び舎のケヤキも、桜に負けぬ勢いで若い芽を吹いていて、春を言祝いでいるかのようでした。




学び舎のテニスコートからは、若い人たちの高い掛け声と、走っては止まり、また走ることを繰り返す、軽やかな靴音。


いろいろなものが勢いよく目覚めて、勢いよく動く、春です*

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