里山に眠る家族に会いに行くついでに、山のさくら散歩を楽しんできました*
低山ゆえに、ふもとの市街地とさほど変わらぬタイミングで咲く桜は、ソメイヨシノは既に終盤に入っていて、シダレザクラが満開でした。
お墓参りを済ませたらちょうどお昼時でしたので、見ごろの姿を残すソメイヨシノの下で、お弁当* (コンビニおにぎりだけど)
花の時季は平日休日を問わずそこそこにぎわう場所なのですが、どういうわけかこの日はほんとうに人がいなくて、山のてっぺんを母とふたりで独占状態(笑)
よく晴れた日で、谷を渡る風がとても気持ちよかったです。
日当たりのいい斜面には、ウラシマソウが咲いていました。
今年は、数え切れないくらいたくさんの株が出ていて、びっくり!
この色も、蛇が鎌首をもたげたようなこの姿も、一見不気味だけれど(そしてさらには全草が有毒)、よくよく眺めるとなかなかにモダンでスタイリッシュ。
私も母も、このウラシマソウを含むサトイモ科テンナンショウ属の植物が大好きで、見つけるとテンションが上がります(笑)
間近に見る桜もいいけれど、谷に見る桜もまた、乙なものでしょ*
散策路の足元には、スミレ。
モミジも葉を吹いて、山はゆるゆると新緑に。
散策路を少し外れた、人があまり立ち入らない細道に、シダレザクラの大木を見つけました。
大きくしだれた枝の内側へ入ると、視界が360° さくら色*
久しぶりに、眠る家族と話して山を歩いたら、気分がすっきりしました。
来月は亡父の祥月命日なので、また行きます。
庭で咲かせたバラを、両手いっぱいに持って*