駆け足でやってきた季節の庭だより、第二弾。
今回は、『雑木の庭』にふさわしく(?)モフモフに茂る木々と、その木にあふれるように咲く花々の姿を*
ハナミズキ
実家側のシンボルツリーです。
壮年期を過ぎた木なのですが、今年もまぶしいほどに咲きました*
二階屋根を越える高木で、通りからもよく見えるので、そこを歩く方々が立ち止まってよく見上げておられます。
姫ライラック
私の秘蔵っ子です。
両手でも抱えきれないほどの大きさに育ちましたが、鉢植えです。
それでも矮性品種なので、高さは170センチほどと、コンパクト。
庭全体に、うすむらさき色の甘い香りを漂わせています*
「玄関に活けたい!」と言う母にねだられて(笑)、大きな房のついた枝をいくつか手折り、水揚げ処理をしっかりとして(ライラックは特に水が下がりやすいので)から、隣に届けました。
天然の芳香剤は、鼻にうるさくなくて、いいですね。
自宅2階より。
姫ライラックがあるのは、1階リビングから続く、半円形の石張りテラスの上。
…なのですが。
いろいろ茂りすぎてて、テラスが見えない(汗)
(このGW中に、もう少しすっきりさせなきゃ…)
こうやって見ると、ほぼ森(笑)
周囲は家々が立て込んだ、フツーの住宅街なんですけどね。
八重のモッコウバラ
気持ちが洗われるような、澄んだよい香りがします。
今年の花つきは、100点満点。
よく咲きました*
一重のモッコウバラ
こちらも、八重のモッコウバラと同じ香りがします。
ただ…香りは少しばかり弱めかな。
一重の黄モッコウバラ
こちらも微香ではありますが、澄んだ香りがあります。
…それにしても、モッコウバラがたくさんあるでしょう?
母が好きで、いつのまにかこんなにも集まってしまいました(笑)
一重のモッコウバラと黄モッコウバラはどちらも、こんなふうに特に仕立てられもせず、あるがままの姿で咲いています(笑)
私は割と何でもきっちり形を整えたいタイプなのですけれど、母は自由。フリーダム。
(というか…たぶん何も考えてない・苦笑)
それでもあまりぶつかることがないのは、やっぱり母娘だからでしょうか。
ガマズミ
今年も、大きくよく咲きました。
秋に実る赤い実が楽しみ♪
八重のヤマブキ
数年ぶりに咲きました。 びっくりした~!
隣にあるユキヤナギに成長を阻まれて、この10年間、葉は茂らせるものの、花はほぼ咲かず。
すっかり諦めていたので、ほんとうに驚きました。
ハイノキ
この静やかに咲くさまが、とても好きなの木なのですけれど…
夏が悪魔的に暑いこの地では、なかなかうまく育たず、四苦八苦。
クレマチス
ずいぶん昔からここに植わっているのですが、品種名がわかりません。
(ラベルが経年劣化で読めなくなっちゃった)
母の希望で「今年はクレマチスをもう少し増やそう!」ということになり、地元の園芸店で新たな苗を調達。
それでは飽き足らず、初めてナーセリーからの取り寄せもしていて、ついさっきそれが届きました。
大切に育てなきゃ*
イロハモミジの花
3本ある木すべてにびっしりと花がついたので、大小さまざまな蜂がたくさん来ています。
容易には人を刺さないことは分かっていますが、頭上で響く鋭い羽音が、ちょっと怖い…
木漏れ日も、日いちにちと濃くなってきました。
低木、中木、高木がそれぞれ茂りに茂って…もう何が何だか(苦笑)
巣箱も、モミジの葉に埋まっちゃいそう。
そうそう!
その巣箱に入った、店子さんなんですけどね。
無事にヒナが孵りました!
まだ姿は見えないのですけれど、超音波並みに甲高い(古希を過ぎたばかりの母には聞き取れないらしい)複数の大きな声が、巣箱の中から聞こえてくるんですよ*
今では『奥さん』も完全に巣から出て、『旦那さん』と交互にそれはそれは忙しく、雨の日も晴れの日も風の強い日も、たくさんの餌を運んできます。
けれどそれゆえか、最近は夫婦それぞれの羽毛がそそけて、少々やつれてきたような…
大家にできるのは、巣を狙ってたまにやってくるカラスを追い払うことぐらいだけど…見守っているからね、がんばれ。
日ごとに、ヒナたちの声が太くなってきています。
早く姿が見たいなぁ*