まだ蒸し暑い日もあるけれど、空の高さや肌に感じる風はもう夏のそれではなく、確かに秋。
あの気温40度に迫る炎暑の日々を過ごしたからか、残暑はもっともっと厳しくて、秋を実感するのはまだずっと先のことだと思っていました。
それが思いのほかあっさりと夏は季節の『席』を譲り、まだまだ暑さへの覚悟を捨てずに身構え続けていたこの身は、拍子抜け(笑)
過ごしやすい季節の到来を心から喜びつつも、「…ほんまに夏は終わったんやろね?」という疑いも未だ捨てきれぬ私です(苦笑)
そんな疑い深いあるじをよそに、わが家の植物たちは素直に秋を享受して、むくむくと姿を変えています。
その最たるものが、こちら。
このところ連日登場している、ご存じ『風鈴ブッソウゲ』です。
…でもね、今日のこのコは違うんです。
ほらよく見て、今まで1つずつしか咲かなかった花が、2つ同時に咲いてるでしょう!
(こんなボケみの強いわかりにくい写真で威張るな、ってね…スミマセン)
そして翌日。
今度は3つ!
ちなみに、うちの風鈴ブッソウゲは一日花なので、前日の2輪はすでに萎んで落ちています。
(それにしても…色気のない写真でごめんなさい。
ここは本来は駐車場なのですけれど、なぜか鉢花たちに大人気の場所で、ここに置いておくとたいていの植物は機嫌がいいので、ブッソウゲも今は庭へはやらずにここで育てています)
そしてそして、さらに翌日。
朝起きて、目を疑いました。
5つも咲いてる!!
(引きで撮ったので無粋なものがたくさん写ってるけど…それはどうぞお気になさらず・汗)
で、このブッゾウゲの姿を見て思いました、私。
「1輪だと確かに『風鈴』やけど…これだけ咲くと、なんか違うね?」
どっかで見たことあるんやけどなぁ、こんな景色。
朝っぱら(それも早朝)からジョウロを両手に携えた格好で駐車場に突っ立って、そんなことを思いながら矯めつ眇めつ眺めていたら…わかりました。
…ランタンやん!
薄い花弁の艶やかな赤色と、花の丸いかたち。
釣り下がり風に揺れる姿も相まって、灯のともった中華風ランタンにそっくり!
なかなかにエキゾチックな景色で、気に入っています。
こんなに咲いた花が一日限りなのが、ほんとうに残念なくらい。
来年もまたこの姿が見られるよう、大切に育て続けましょ*