parismaris's days*

ヤマブドウの収穫と、そのジャムと。

庭のヤマブドウ『ピッコロワイン』を、収穫しました*



今夏は房が大きく、その数もやや多め。

ブルームもよく出ていて、とっても甘い!


ただ…今年は、不安と心配とが尽きない日々でした。

このヤマブドウの幹に、いつの間にか虫が入っていたようで、実が生りだして枝に負荷がかかるようになった時期に、ちょうど半分の高さのところから幹が裂け折れたんです。

幸いなことに、蔓を支えていた支柱に倒れかかり、幹がまっぷたつになることは避けられたので、皮一枚で繋がっている箇所をビニールテープでガチガチに固定。

絶望的な気持ちはそのままに、しばらく様子を見ていたら、どうにか生き延びるに支障がないところまでもっていけたようで、まだ青かった実も落ちることなく太りはじめました。


そのまま2ヶ月ほどが経ち、無事に収穫のときを迎えました*




傷んだ実や、熟れかなかった実を選別しながら、ひと粒ずつ房からはずし、洗浄。

この作業が地味に大変で、30分ほどもかかりました(苦笑)




それに砂糖とレモン汁とを加えて軽く煮て、やわらかくなったら濾して、搾って、その汁を煮詰める。

写真は濾す前のものですが、タネばっかりでしょう(笑)

ピッコロワインは一才性の、野生種から選抜された品種なので、野生種そのままに果肉は少なく、タネが大きくてその数も多いんです。

濾し搾る際にこのタネを潰してしまうと渋みが出るので、それに気をつけつつ、少ない果肉と、濃厚な風味のある皮から、ジュースを絞り出します。




そうして出来上がったのが、こちらです。

(ちょっとね…目測を誤って、中身の割に大きめの瓶を選んじゃった w)

滑らかで粘りの強い、濃厚なジャムです。
そして、甘い!(笑)


(ちなみに、上の写真の添えものにしたのは、ヨウシュヤマゴボウです。
たまたま手元にあったので何気なく添えましたが、なんだか紛らわしかったですね。
ブドウに似た色の実をつけるヤマゴボウですが、その実はもちろんのこと、全草が有毒なので、くれぐれもくちにしないでくださいね!)


完成品は、いつものごとく、「朝食にはジャムが欠かせない」と言う、隣家の母のところへ。

ヤマブドウの幹が折れたときに、相当なショックを受けていたので、「復活してくれてよかったね*」の気持ちも込めて。

どうぞ召し上がれ*

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