コンクリートに囲まれた母屋の裏手で、「どうしてこんなところに!」(→☆)と驚いたあのときから、早一年。
秋虫たちの声に誘われて、母屋の住人ですらめったに行かぬ場所に、離れ(というか隣家)のこちら側からわざわざに足を運んでみれば。
そこには、「え。 思ってたのとちがう…!」と、今年も小さく棒立ちになる景色が広がっていました。
自生したシュウカイドウ(秋海棠)です。
去年は2株だったのに、今年はこう。
増えすぎじゃない?!
でもきれい…
同じ大きさに整列して育ってて、すごくかわいい…*
家が建て混む北側の、味も素っ気もないコンクリート色の一角が、ここだけ透明感のある明るさで彩られて、ほんとうにきれい。
ほら、あれらすべてが、こんなところから生えているんです。 すごくない?
手前が母屋の犬走り、奥は私たちがここに住まう以前からある古いブロック塀。
その隙間、およそ8ミリ。
そこから芽を出し葉を茂らせて、花を咲かせてムカゴを増やして…この姿。
おまけにこの夏、長らく空地だったこのブロック塀の向こう側に家が建ち、環境も変わったはずなのに、この勢いとは。
…地に根を下ろした植物って、たくましい。
濁りのないピンク色の花弁に、金平糖のような黄色いしべが可憐です。
ぷくっとしたハート型の蕾も愛らしくて、いつまでも眺めていられます。
うふふ* 秋ですね (*´艸`)