parismaris's days*

橋本関雪展 @兵庫県立美術館

気温32℃。
10月とは思えない鋭い日差し。
・・・ひたすらに、暑い。

そんななか、兵庫県立美術館で開催中の『生誕130年 橋本関雪展 ~豪腕画人 関雪登場~』へ
行ってきました。






中学、高校と美術部に所属し、下手の横好きながらずっと油絵を描いてきた私。
鑑賞するのも西洋画や彫刻ばかり。

その好みに日本画が追加されたのは、進学してから。
学校があったのが文化的な施設の多い都市で、
授業の合間や休講時にふらりと美術館に行ける環境にあり
常設展や企画展に足を運ぶことが日常に。
学割で入場できる気安さで手当たり次第に見るうちに
いつしか日本画にいちばん惹かれるようになっていました。

なので今回の展覧会も早々に前売り券を購入して、楽しみにしていたのです。






橋本関雪の絵に魅了されたのは10年ほど前、足立美術館に行ったとき。
所蔵品展で見た『夏夕』と『唐犬図』に釘づけ。

今回、そのふたつと同じ題名の作品が展示されていました。
・・・が、記憶のものとなにか違う。
所蔵先も違う。
あれれ?と思いながらも、初めて見るものばかりだった展覧会を満喫しました。

帰宅後、足立美術館の図録を引っ張り出してきてすぐに疑問に思った理由が判明。
『夏夕』は夜顔と白狐という描かれた対象は同じだけれど、構図が違うし色彩も少し違う。
『唐犬図』は同じ対象、構図とそっくりだけれど、屏風そのものの形式が違う。
足立美術館所蔵品は二曲一双。
今回の展示品の大阪市立美術館所蔵品は二曲一隻。

知らないことってまだまだたくさんあるんだなぁ、と痛感。
絵の世界って、ほんとに面白い。






今回の展覧会では中国の故事に由来する屏風絵が多く、いまひとつピンと来ないものもありました。
けれど釘付けになった作品も複数。
絵を見ていた時間より行き帰りに使った時間のほうが多いけれど(笑)、行ってよかった!

次に行きたい展覧会も、また日本画。
秋はイベントが盛りだくさんで、とっても忙しいのです(笑)
早く涼しくなーれ!!

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