parismaris's days*

バラづくし① (庭だより*2022.初夏2)

今年も春バラの花の季節となりました*

わが家のバラたちも絶好調でこのときを迎え、庭でもバラ置き場(という名の元・駐車場)でも、カラフルに咲き誇っています。


今回は、そんなバラたちの『庭だより』。
記録代わりの画像が多すぎるので、2回にわけて記します。

それではまずは、こちらの女王さまから!


クイーンオブスウェーデン

イングリッシュローズです。
花の大きさに対して太めの茎を、まっすぐに天へと伸ばす、お行儀のよいバラ。

イングリッシュローズは暑さに弱い印象があって、ずっと手を出せずにいましたが(何せこの地の夏は灼熱地獄…)、この女王さまが「そんなことはないのだ」と教えてくれました。




咲き始めはアプリコット色のまぁるいカップ咲き、そして開くにつれて澄んだ桃色のシャローカップ咲きへと変化します。




香りは、やわらかなミルラ。
カドのない、やさしい香りです。




つぼみもコロンとまぁるくて、かわいいでしょ*




病気にも強く、周囲のバラたちは春からずっとうどん粉病に悩まされているのに、この女王さまだけはへっちゃら(笑)

育てれば育てるほど愛着の出る、ほんとうによいバラです。



オードリーヘップバーン

言わずと知れた大女優の名を持つ、大輪のバラ。

その名に違わず、ゆったりとたおやかに咲き、フルーティなみずみずしい香りを放ちます。




開いてゆくと花びらの桃色が淡くなり、さらには金色のしべが見えるようになります。

そして姿だけでなく、花そのものもとてもやわらかくて、ふんわりと軽い。
華やかなのに親しみやすいバラです。

ただし、うちの大女優さんはトゲが異常に多いので、気安く近づくとケガをしますよ!



フランシスデュブリュイ

古い品種を育ててみたくなって迎えた、ティーローズです。

正確な色合いで写真に撮るのがとても難しい、黒味を帯びた深い赤色の花。
細い茎がたおやかに、それを支えて揺れています。

香りは、濃厚なダマスク。
「これぞバラ!」と言いたくなる香気が、酔いそうになるほど強くかぐわしく漂います。




大苗で迎えて、今年で2年目。

他のバラよりも一足早く咲いて、一足早く終わりました。



風月(ふうげつ)

『Rose Farm KEIJI』の『WABARA』です。

『おへやで育てるばら』として迎えた株を、そのままワンシーズン育てつつ鑑賞したのち、土に植えました。

苗がとても華奢なので当初はとても神経を使いましたが、無事に根づき、すくすくと育っています。




微香ではありますが、ややビターなフルーツ香がします。

今季は今日までに2輪が咲きましたが、そのどちらにも風月の特徴である『花びらの桃色の斑』が入りませんでした。

それでも、斑なしの風月も、シックで可憐で、素敵でしょ*



芳純(ほうじゅん)

私の長女です(笑)

今年はどういうわけか、花のかたちをやわらげて咲きました。
『半剣弁高芯咲き』の姿はどこへ?

新苗で迎えて10年が経ちましたが、この夏も絶好調*




香水にもなった、包み込むようなダマスクが、強くやわらかく香ります。

この香りは、至宝。
その名に違わぬ、芳しさです。




…あ。 開き切る前の花は、ちゃんと『半剣弁高芯咲き』ですね。
よかった!




大鉢を、石のテラスの上に置いています。
(わが家のバラたちは、すべて鉢植えです)

芳純は、ここが定位置。
背丈がとても高いので、庭のどこからでも花が見えて、華やかです*



コーネリア

わが家唯一のつるバラです。
大苗で迎えて2年目。




このコーネリア。

母が惚れ込んでどうしても植えたいと言うので、私が手配して迎えた株なのですけれど…当初から嫌な予感はしていたんです。

だって母ってば、ツル性の植物が大好きなくせに仕立てがド下手で、すぐにツルを絡めて、にっちもさっちもいかなくしてしまうんです。

それでも植物を育てるのはとても上手いので、そうなっても枯らさず健やかに成長させて、余計にややこしくする名人なのです(苦笑)

そんな人が、つるバラを世話するって言うんですよ?
初めからトラブルの予感しかしないでしょ?(笑)




…その予感は的中し、植えた翌年から、もてあまして放任。

トゲが少ない品種とはいえ、誘引されずに暴れたツルが、庭を歩くたびに足にひっかかって、危ない危ない(苦笑)

そうでなくてもコーネリアは伸長が旺盛で枝がどんどん伸びるのに、今のうちにきちんと仕立てておかなければ、後々もっとややこしいことになる…!

そう見かねた私が、この冬ひとりで配置を決めて、せっせと枝の誘引をしました。


母のバラなので(水遣り以外の世話はもっぱら私がしてるけど!)、母が毎日愛でることができるよう、実家の玄関ドアの真正面にある壁面に、アイアンフェンスを立てて誘引しました。

つるバラの誘引は初めてだったので、本で学びながらの作業でしたが、なんとなくそれらしくはできたかな、と思います。


なによりも母が大喜びで、玄関を開けるたびにこの景色が目に入り、さらには花の大きさの割に濃い目のムスクが香るので、毎日ごきげんです(笑)

奮闘した甲斐がありました*


※ バラの庭だよりは、次回に続きます。

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