バラの花にばかりにかまけていたら、あっという間に5月も下旬。
なのに、きみどりいろの庭に咲く花たちの続きを記録するのを忘れていました。
…ということで、若干の時系列の狂いはありますが、この初夏の庭の草花を、記録を兼ねて一挙出し。
いつもに増して画像満載の記事となりますが、どうぞおつきあいください*
まずは、今年はバラが咲く前に満開となった、こちらから。
ヒメライラック(姫ライラック)
今年も庭の一角が、うすむらさきいろに染まりました。
花の大きさやその房の豪華さは本家(?)のライラックに比べるべくもありませんが、雑木ばかりのわが家の庭には、清々しい華やかさのあるこちらが似合います。
小さな花だけれど、ライラックと同じ香りがするんですよ*
これが咲くと、庭じゅうが澄んだ甘やかさに包まれます。
ヤマボウシ(山法師)
私の家側の、庭の入り口にあります。
株立ちの高木なので、地面からはこのようには見えません。
これは剪定用の脚立によじ登って撮りました(笑)
クレマチス『タイニー・ポップ』
今月初めの庭だよりにも載せたけれど、花の盛りを迎えてかわいく撮れたので、もう一度。
私のお気に入りです*
クレマチス『ミケリテ』
直径5センチほどの、小型の花。
深い深い臙脂色が、シックなのに愛らしい*
ナーセリーのカタログで、この色に一目ぼれした母が熱望して迎えて、3年目。
今夏はぐんと大きくなって、蕾の数も数え切れぬほどつきました。
クレマチス『パンサー』
こちらも母の選定品。
もうお分かりかとは思いますが、臙脂や紫といった深みのある色に激弱なんですよね…うちの母(笑)
このパンサーは大輪で、大きい花だと17センチほどもあります。
見てください、このシベ。
ツートンカラーなんですよ* 凝ってるわ~
クレマチス『ロウグチ(篭口』
20年ほど前から母が育てている秘蔵っ子です。(やっぱり紫色…笑)
一重の半つる性のバラ『スイートセレナード』と左右を分けて、小さなアーチを彩っています。
…が。 なかなか同時には満開にならなくて、難しい。
クレマチス(品種名不明)
昔からここに植わる、先のとがった花びらを持つ、中輪の白花。
どこか和を感じさせるこの凛々しい姿は、『クレマチス』いうよりは『テッセン』と呼びたくなる雰囲気があります。
クレマチスのタネ
クレマチスのタネって、おもしろいですね。
品種ごとにまったく形が違って、不思議。
(ちなみにこれは、先日の庭だより『きみどりいろの庭に』(→★)に乗せた、品種名不明の白い大輪クレマチスの種)
なので、花が咲いたあと、どんなタネをつけるのかというところまで見守るのが、毎年の楽しみです。
ヤマブドウ『ピッコロワイン』
今年もよく咲き、よく実っています。
熟す秋が楽しみ!
カジイチゴ(梶苺)
とにかく甘い、木苺です。
ラズベリーのような芳香はなくて、風味はさくらんぼ(それも佐藤錦)に似ています。
水遣りをしながら、朝食のデザート代わりに、熟れたこれをつまみ食いするのが、このところの日課です(笑)
一才ユズ(柚子)
一才性(若木のときから花や実をつける種類)のユズなので、樹高50センチほどの小さな株ではありますが、しっかり咲いて実ります。
…ただ、その実はとても小さくて、カボスサイズ(笑)
それでも豊かに香り、果汁もたっぷり。
わが家の冬のお楽しみです♪
ブンタン(文旦)
ここ数年、どうしようもないほどに不調でしたが、久しぶりに花をつけました。
でも…たぶん今年はまだ実らないだろうな。
観察していて、そんな気がします。
ヒメヒオウギ(姫檜扇)
白花のヒメヒオウギです。
こぼれ種で増えて、今や庭のあちらこちらに咲いています。
マルバストラム
ずっと気になっていた植物で、昨秋に取り寄せて植えてみました。
なかなか丈夫で、手間いらず。
なによりこのアプリコット色の花がかわいらしくて、目が嬉しくなります*
オルラヤ(オルレアとも)『ホワイトレース』
草丈を押さえたくて、ためしに例年よりも遅めに植え付けたところ、理想の大きさに。
どんな植物とも相性がよい、万能選手です*
モナルダ
ベルガモットとも呼ばれるハーブです。
これは咲き始めの姿。
ニュニュッと絞り出るように、花が姿を現します。
それが咲き揃うと、こうなります。
和名を『タイマツバナ(松明花)』というのですが、なるほど確かに、掲げられた松明のよう。
これはラベンダー色のモナルダですが、最もポピュラーなのは炎のような色の赤花なので、もっと“松明み”があります。
ハーブなだけあって、清涼感のある、やや強めの、よい香りがするんですよ*
シルバープリペット
わが庭を縁取る、中木です。
この花が満開になってからというもの、やってくる蜂や蝶の種類も数も増えて、さながらここは人気レストラン(笑)
どうぞ存分に召し上がれ*
ハイドランジア(品種名不明)
小花ハイドランジアだろうなぁとは思うのですが、切花を挿木したものなので品種名はわかりません。
黄緑色から白色へと変化する花が、なんとも目に爽やかです*
これはフライング気味に咲いた株。
わが家のアジサイ類は、これからです。
ドクダミ(蕺)
玄関ホールの低い位置にある、FIX窓から見た景色。
ひとり生えしたドクダミが、お行儀よく並んでこちらを見ています。
花も葉もほんとうに素敵で大好きな植物なのですが(私はあの香りもけっこう好き*)、いかんせん見えない場所(地下茎)で猛烈に増えていくので、厳しくコントロールしながら、ここに在ることを許可しています(笑)
その玄関ホールのタイル床に写る、庭の木々。
ドクダミの覗く窓もそうですが、家の内にいても庭や植物を感じられる、お気に入りです。
梅雨を前に、バラの花も終わりました。
次は二番花。
今、そのための手入れに追われています。
そして同時に、雨の季節を迎えるための準備も。
一日の時間のうちの7割を土いじりに割く日々ですが(笑)、夏へ向かって刻々と姿を変えるきみどりいろの庭で、楽しんで過ごしています*