parismaris's days*

春が早すぎる (庭だより * 2020.早春)

『暖冬』だという、この冬。

確かに厳寒期らしくない毎日で、庭の手水鉢の水は一度も凍らず、埃のように舞う雪さえも見ず、降るのは雨ばかり。

例年ならば、朝はもちろんのこと、昼日なかでさえも庭に出るのが億劫で、鉢植え植物の水やりのチェックと、小花たちの花がら摘みだけをチャチャッと済ませて、暖房を効かせた室内に飛び込むのに。
今冬はいつまででも外にいられて、ついつい時を忘れます。


――そんな庭の『庭だより』。

昨年に比べて20日以上前倒しで草木が動き始めていて、節分もまだだというのに、『春』が目に見えて既にそこにあることに驚く毎日です。



盆梅出身の紅梅。
早くも全力で満開です。



こちらは白…ならぬ薄桃色の梅。
甘酸っぱい香りが馥郁と*



早咲きのクリスマスローズ “ニゲル”
昨年たくさん咲いたせいか、今年の花数はかなり控えめ。



一重のクリスマスローズ
こちらももうすぐ。



え、嘘!
ガマズミの花芽がもうほどけた…!



このモフモフ冬芽は、ナツツバキ。
日差しを浴びて輝く姿は、小さいながらもこの気品。



マホニアコンフーサーの実も、着々と熟れて。
毎冬来るツグミの好物なのですけれど…今年はまだ来訪ならず。



石のテラスの上でも、ビオラたちが毎日ものすごい勢いで花を開いています。



愛娘であるバラたち。

どの娘たちもあまりにすくすくと育つものだから、ついには庭に置くスペースがなくなり、昨夏から駐車場を簡易バラ園にしました。
(肝心の自家用車は、隣の実家駐車場に間借り…汗)

冬いちばんの大仕事である剪定と施肥をして、スッキリさっぱり*

…それにしても、バラを育ててかれこれ10年になりますが、いつまでたってもこの時季の強剪定は緊張します。
いつになったら迷いなくハサミを入れられるようになるんだろう。



早すぎる春の訪れに、喜びよりも不安を感じてしまうのは私だけでしょうか。

季節はできるだけ順当に巡ってほしい。
冬は冬らしく、春は春らしく。

そんなことでさえもいよいよ難しくなってきているのかなと、身近なものたちに教えられる早春です。




*おまけ*

今冬も、ご常連たちのさえずりで、庭はにぎやかです*

…ところで。 みかんの乗っている、この餌台。
イロハモミジの幹と枝との股に麻紐でくくりつけて設置していたのですが、いつのまにか2辺が木に飲み込まれて、びくともしなくなりました。

かつてない抜群の安定感で、餌台としては完璧。 
(心なしか、メジロたちも嬉しそう)

でも、木としては異物なんだから…イロハモミジ的にはどうなのかしら。
 (ちょっぴり心配)



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