梅雨に入りました。
雑木の庭ならではの新緑の世界も、雨の日々の訪れとともに色を深めて、濃い緑色に。
これから日々雨を重ねるごとに、さらに色は深まり、夏の景色へと姿を変えてゆくことでしょう。
…ではありますが。
庭仕事とバラたちの世話に追われて、『庭だより』の『初夏編』に記録すべき写真がまだ残ってる…!
ということで、時期はやや遡ってしまいますが(ごめんなさい、こんなの興覚めよね…)、新緑だったころの庭に咲いた花を、まとめて載せておきます。
ヤマボウシ(山法師)
ハナミズキと交代するかのような絶妙なタイミングで、毎年咲きます。
昨年に引き続き、今年も猛烈な数の花をつけて、庭の入り口が真白に染まりました*
エルダー(西洋ニワトコ) 『ブラック・レース』
昨年の冬から育て始めて、2年目にしてようやく、初めての花を見られました。
嬉しーい! かわいーい!❤
ただね…初めて育てる木なので、とりあえず鉢に植えて観察中なのですが…すっごく大きくなりそう…(汗)
うん、ニワトコだもんね…知ってたけどね…でもね、でもね…育てるスペースがね…!!(こればっかり)
園芸沼は、ほんと、おそろしい…
エゴノキ
昨年よりは幾分か多く咲きましたが、今年も絶不調。
何が悪いんだろう…
私が乞うて植えてもらった木なので、調子が悪いと悲しいです。
マユミ(真弓)
前庭で爆発的に大きくなって、手入れに来てくれた植木屋さんもびっくり(笑)
5ミリほどの小さな花は、蜜が滴るほどたっぷりで、さまざまな蜂が食事に来ます。(刺さないとはわかっていても、羽音がちょっと怖い)
ダウカス 『ダーラ』
ひと株で、こんなにたくさん咲きました*
花期は長いし、花も葉もシックで素敵だし、何よりこの庭にとてもよく似合います。
これは来年もぜひ植えましょう。
その花も、今は満開のときを過ぎて、種をつけ始めました。
ドライフラワーで近年人気の、あの『ダウカスシード』です*
私も頃合いを見て摘み取って、ドライに仕立てるつもりでいます。
姫シャガ(姫射干)
母も私もこよなく愛する、山野草です。
この色、このかたち。
なんて涼やかで、愛らしいんでしょう*
ワイルドストロベリー
植えたものと、勝手にひとり生えしたものと。
完熟した小さなイチゴは摘み取って冷凍して、そのうちジャムにします*
(ナメクジとの実の奪い合いだけどね…!)
姫ヒオウギ(姫檜扇)
最初の株は近所の山野草店で購入したものですが、タネを飛ばして、今や庭のあちこちで咲きます。
私はそれらを適宜抜いてコントロールしたいのですけれど、母がこれを可愛がっていて、なかなか抜かせてもらえません(苦笑)
昼咲きツキミソウ(月見草)
幼いころに住んでいた、同じ市の下町の借家の庭にたくさん咲いていて、これを見るとそのころを思い出して懐かしくなる花です。
なので、この庭にもぜひ植えてみたいと母にねだって、今年庭に迎えてもらいました。
亡父とも一緒に見たかったな。
ラークスパー
千鳥草(チドリソウ)とも。
切り花でおなじみの、デルフィニウムの仲間です。
花はひとまわりほど小ぶりですが、似てるでしょう?
白、ピンク、濃紫、薄紫と、欲張って4色も植えたら(母が)、なんだかとってもカラフルで、ここだけ妙にメルヘンティックな一角になりました(笑)
カラフルなのも、たまにはいいですね*
それではおしまいに、梅雨入りした今も盛りが続いている、クレマチスを。
クレマチス(品種名不明)
誘引下手な誰かさん(もちろん母!)が、ヤケクソになった挙句に半ば放置していたら、傍らのイロハモミジの枝に蔓を伸ばして、開花。
…結果、なんだかとってもナチュラルで素敵な景色となりました。
(なんでやねん)
クレマチス 『ミケリテ』
誘引下手な誰かさん(もうええっちゅうに)から取り上げて、私がきっちりしっかり計画的に、誘引しました。
同じ遅咲きのクレマチス『ロウグチ』と一緒に花を見られるように、誘引してあります。
クレマチス 『ロウグチ(篭口)』
和にも洋にも似合う花で、母の大のお気に入り*
クレマチス 『パンサー』
これも母が欲しがって迎えた、大輪系です。
クレマチスは定植して5年を過ぎると、いっきに花数が増えますね。
今年は気分を変えて、和風に仕立ててみました。(もちろん私が)
このパンサーは、シベがとても素敵*
クレマチスはほんとうにいろいろな花があって、母が沼る気持ちもわかります(笑)
*
どんよりした梅雨空のもと、現在の庭では、アジサイたちが色づきつつあります。
それらは、また次回に*
(今度は時差が起きないように書きます…!)