初夏に庭の片隅で実り始めた2種類の紅いベリー、ワイルドストロベリーとラズベリー。
果実の収穫用と言うよりは、愛玩用(笑)かつ『ちょっとしたおたのしみ』として育てている程度のものなので、わが家のそれらの一日の収穫量は、さほど多くはありません。
なので、完熟したそれを毎日こつこつと収穫しては、せっせと冷凍。
それらが実りのピークを終えて保存容器いっぱいになったので、別々に煮て、それぞれのジャムを作りました*
左がワイルドストロベリー、右がラズベリーです。
どちらも、その果実100%のジャム。
入っているのは、果実と砂糖とレモン汁のみ。
ワイルドストロベリー・ジャム。
これは毎年すべて、隣家の母のおなかに入ります(笑)
酸味が大の苦手で、甘いのが超絶好きなその母の好みに合わせて、砂糖の分量はいちごの重量の60%(!)
いつもは30%程度なんですけどね…
40%を越えるジャムなんて初めて作ったわ…(꒪⌓꒪)
ワイルドストロベリーには、野生種ならではのエグみがわずかにあるので、灰汁取りは丁寧に。
あ、ちなみに、煮る前に冷凍状態のストロベリーをザルにあけて、タネもできるだけ振るい落してあります。(このタネもエグみの理由のひとつらしいので)
それでもやっぱり野生の風味は残るので(そこがいいのです)、これはちょっぴりオトナ味のイチゴジャムです*
そしてこちらは、ラズベリー・ジャム。
素人栽培の果実なので、大きさはバラバラだし、かたちもいろいろ。
それでもとても香り高くて、そのままでもじゅうぶんに甘いんですよ*
今年はこちらも、あえて60%の砂糖にしてみました。
昨年の砂糖30%のジャムがまだ余っているので、食べ比べをしてみるつもりです。
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お菓子やジャムは、一度にたくさん食べるものでもないので、しっかり甘くするのが、本来のわが家の流儀。
そういえば、母方の祖父もよく、激甘なイチジクのジャムを作って食べてたなぁ。
祖母の焼くカステラもクッキーも、キャラメルも、どっしりと甘かったし。
それを思うと、この砂糖60%のジャムは、わが家代々の味覚に添ったものなのかもしれません(笑)