今が旬の新生姜で、シロップを作りました*
先日、いつも行くスーパーの広告に新生姜が安く出ていて、母が甘酢漬けを作りたいと、いそいそと売り場へ向かいました。
少し遅れて私も行ってみると、売り場で眉を下げて立ち尽くす姿が。
「どうしたん? 買わへんの?」と声をかけると、「塊がどれも大きすぎて、こんなにいらないのよ…」と困り顔。
確かに、きれいに並べられている新生姜すべてが5~6本を一塊とした大きさで、片手のひらを目一杯に広げたほどもありました。
さすがに家族の人数に対してそれは多すぎたので、私が半分を買い取ることに。
その新生姜で作ったのが、今回のジンジャーシロップです。
薄くスライスした新生姜に、同量の砂糖と、シナモンスティック1本、クローブ7粒を入れて、弱火でコトコト。
水気は何も加えていないのに、新生姜からたっぷりの水分がでてきます。
灰汁を取りながら煮て、最後に1個分のレモン汁を加えると、あら素敵! シロップが薄紅色になりました*
上の画像は、そのシロップをふきんで濾し絞った後の、生姜。
(シナモンとクローブは取り除いてあります)
これはこれで『新生姜の甘煮』としてお茶請けになるのですけれど、試食してみたところ、辛いもの全般が苦手な私にはちょっとつらい辛さだったので、さらに手を加えてみることにしました。
甘煮の3分の1はそのままみじん切りにして、パウンドケーキの具材用に冷蔵庫にて保管。 (そのうち作ります♪)
そして、残りをすべて佃煮にすべく、千切りに。
そこへ醤油やみりん、酒、少しの新生姜シロップを加えて火にかけて煮詰め、仕上げにゴマを加えて、できあがり*
不思議なことに、佃煮になったときには、生姜の辛みはほとんどなくなっていました。
あ、ちなみに、シロップを作る際に入れていた香辛料のかおりが佃煮には合わないんじゃないかなと不安だったのですが、できあがってみると醤油の香りに紛れてしまって、まったく影響はありませんでした。
この副産物の佃煮。
隣家の母に味見をしてもらうと、たいそう気に入って、そのまま大半を食べられてしまいました(笑)
爽やかに甘いシロップは、大好物のジンジャーエールにして、私がいただきます*