parismaris's days*

庭だより * 2019. 梅雨

焦らしに焦らした挙句にやってきた雨の季節はひどく蒸し暑く、心身ともに気怠い毎日。
…梅雨って、こんなにも躰に堪えるものだったかしら。

初夏特有の、日差しこそ強いけれど乾いた風と、爽やかな青空の日々をいつも以上に長く過ごしたせいか、この身に纏わりつき、のしかかる重ささえ感じるほどの湿気に負けてしまいそう。

…誰だ、「やったぁ、梅雨入りだ! これで庭の水遣りから解放される~!」などと能天気に喜んでいたバカは(怒) ←私です。


梅雨のおかげでふたりがかりでも30分はかかる朝の水遣りからは解放されても、その長雨が植物によくない影響を与えることもあり。
それらをチェックするためにも、空のご機嫌をうかがいながらの日に一度のパトロールは欠かせません。

そんな雨の止み間の庭だより。



ナツツバキ

朝開いて夕方しぼむ、たった一日限りの花。
ひとつの花のいのちも全体のその見ごろもとても短いがゆえに、これが咲いたのを目にすると、気持ちの奥底からじんわりと嬉しくなります。




キキョウ

あらら? キキョウの花弁って、一枚仕立てなのですね。
この写真を撮るまで気づかなかった!




キキョウのつぼみ

この形、まるで折り紙で作った『風船』のよう。
折り線までついてる!(笑)

手触りも風船みたいにぷくぷくなんですよ*




アガパンサス

ここ数年、庭のあちらこちらにあるアガパンサスすべての花つきがすこぶる悪くて、本気で悩んでいます。
…やっぱり寒肥が足りていないのかなぁ。

どの株も、株そのものはとても元気なので、余計に不安で不満。




クレオメ
矮性のクレオメです。

『クレオメ』っていう名も嫌いではないけれど…
昔ながらの『風蝶草(フウチョウソウ)』のほうが、趣があって素敵じゃない?
花の形もほら、『風に舞う蝶』のようでしょう。




ペラルゴニウム シドイデス
原種系のペラルゴニウムです。

この花色にひと目惚れ*

ビロードを思わせる深みのあるワインレッドの花に、銀色の葉。
ひとつは1センチ足らずの花なのに、白や寒色系が多くなるこの時期の庭では、ひときわ目を引きます。




オキナワスズメウリ

ずっとずっと育ててみたかった植物!
でも私が住むあたりでは種も苗も手に入らず、長らく『育ててみたいものリスト』(笑)の上位に居座っていました。

それをこのGWに、いつも行く造園系の園芸店で発見!
もう嬉しくて嬉しくて、声にならない叫びをあげてしまいました。

このウリ坊のような模様のあるものが、実。
最終的には直径2センチほどの球形になります。

その実がね、秋になると赤やオレンジに色づいて、それはそれは可愛らしいんです*
(でも有毒なので気をつけて。)
ツルとともに刈り取って、リースを作れたらいいなと皮算用しています(笑)




ブドウ 『ピッコロワイン』

色づいて、ヤマブドウらしい姿になってきました。
このままブローチにしたいくらいに、ほんとにきれい*




ガクアジサイ

今は亡き家族が健在だったころ、同じく植物好きだった弊院最古参の看護師さんから贈られたもの。
月日を経て、抱えきれぬほどの大株になりました。

この花が咲くといつも、天下一品の注射の腕前を持ち、おっとりした笑顔でねずみ花火のように走り回る、小柄なその人を思い出します。

主の急逝とともに閉院して、早5年が経ちました。
あのかたはお元気かしら。









ウズアジサイ

水を好む植物だけに、雨を含んでそうっと嬉しそう*









アジサイたちも色を落とし、そろそろおしまいです。
来月の半ばまでにはすべてを摘み取って、鉢植えのコたちは鉢増しもしなければ。

湿気を背負って気怠い躰を引きずりながらも、雨の止み間の庭仕事は続きます。



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