それがこれ。
昔作ったポシェットの、ショルダー紐の取り換えです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/e2/4f64b6de9c752fff175eb35f8991d208.jpg)
このポシェットを作ったのは、今からおよそ6年半前。
当時まだ2歳半だった親友の娘たーたんのために、サマードレスを縫ったときの『おまけ』でした(★)。
生まれて初めて縫ったこども服が、このワンピースで。
その小ささに四苦八苦しながらも、とても倖せな気分で縫いあげて。
余ったはぎれを見ていたら、他にも何か作りたくなり。
遊び半分で気の向くままミシンを動かして作り、『おまけ』として渡したのがこのポシェットです。
それが7年近い時を経て、一時的に手元に戻ってきました。
ことの発端は、我が親友であるたーたんのママからのひと言。
「これさぁ、ちっさくてもう斜め掛けできひんねん。
なのに一生懸命に躰を押し込んで毎回えらいことになってんねんけど、どうにかならへん?」
私、驚きました。
そりゃ小さいでしょうよ! 3歳児用に作ったものなんだから!
…ってか、よく躰が入ったね?!
いやいやそれ以前に、まだ持ってたの?!
おまけで作ったものを今なお使い続けてくれていたことに驚くやら、嬉しいやらで。
くちをパッカーンと開けたまぬけ面で、しばし呆然としてしまいました(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f1/3c27ceb7a4711818eb9706aefd27bbf2.jpg)
それを預かって帰ってショルダー紐を外し、短くなったものは廃棄。
その代わりにはぎれボックスの中から同じ花柄の生地を発掘してきて(奇跡的に細切れのはぎれが残ってた!)、それを平紐の片側に叩きつけ、古いものと同じデザインの長さ130センチの紐を新調。
そこに移動カンをつけて、角カン2個もつけて。
長さを自由に変えられるようにしました*
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/e4/5da48dbdb9fc6832d970672c02f4f804.jpg)
*うしろ*
…これを預かる前にね、「新しいのを作ろうか?」って訊いたんです、一応。
けれど速攻に、「だめ。 これじゃないとあかんらしいねん」と返って来て、笑ってしまいました。
よく見ると、所々にシミがあったり、洗濯しても落ちない汚れがあったり。
それだけ愛用してくれていたんだなぁと思うと、胸が熱くなります。
プラスティックの赤い飾りボタンが、9歳を過ぎたたーたんにはもう幼すぎるようにも思えたけれど。
これを好きでいてくれているのだからと、ショルダー紐以外の部分は一切触らずにお直し完了としました。
最近めっきり大人っぽくなった上に、ママ似から一転して、ハンサムなパパに似てきたたーたん。
このポシェットでは飽き足らなくなる日も近いだろうけれど。
それまで使ってもらえたなら、私もポシェットも本望です*