朝から雨模様だった休日。
いま、春に向けての庭仕事が佳境に入っていて、ほんとうならばこの日も終日庭で作業する予定だったのですが、それもかなわず。
ぽっかり空いた時間を「さてどう過ごそうか…」と、ついまた本に手を伸ばしかけたところで思い立ってキッチンに立ち、久しぶりにおやつを焼きました。
たっぷりのクルミが入った、ブラウニーです。
特にバレンタインデーだからというわけでもなかったのですけれど(笑)、食品庫にクーベルチュールチョコレートとクルミの大袋があったので、焼いてみました。
わが家のブラウニーは、軽くてさっくりホロホロ、くちどけのよいタイプ。
(どっしり&ねっとりしたブラウニーも美味しいですよねー*)
母から受け継いだ、とても古い製菓本のレシピを基に、少しだけ手を加えて作っています。
このところ続いている鬱々とした気分が、何をやってもなかなか持ち上がらなくて、自分で自分を持て余し気味だったのですが。
この無心の作業と、部屋に満ちた甘く濃い香りに、久しぶりの充足感を得ました。
大きな行動に出られない今は、こうして小さな気分転換をたくさんはかって、自らをあやしていくしかないのでしょう。
なんとも不自由なことですね。
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雨の上がった今日は、これから庭で寒肥やりの続きをします。
堆肥の入った袋が重くて、なかなかの重労働なのですけれど(切実にネコ車がほしい…)、これをしておかねば春を迎えられないので、ひと頑張りしてきます*