セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

「任天堂ゲームセミナー2014」の受講生作品を遊んでみました vol.3『ミチコジャンプ!』

2015年06月28日 18時19分07秒 | 【旧】購入・レビュー話

Wii Uで配信中の「任天堂ゲームセミナー2014」の受講生作品
遊んでみた感想を、順番に描かせていただいてます。
順番はよく分からないので…私がプレイした順に、ということで(笑)

vol,1 ―→ 『アルクラッシュ』
vol,2 ―→ 『ジカンサタンサ』
vol,3 ―→ 『ミチコジャンプ!』 ←今回はコレ!
vol,4 ―→ 『ドキドキ手紙リレー』+全体のまとめ

※写真は、クリックすると大きなサイズで見れます。



今回紹介するのは、『ミチコジャンプ!』です。
一番星を目指して、少女のミチコが大ジャーンプ!という、摩訶不思議なジャンプアクションゲームです。


まずは、あらすじ。





なかなか、微笑ましい光景じゃないですか。うんうん。





え?
そんなサラッとムチャな発言を。



いいこと言っているつもりなんでしょうね。きっと。







あれ?シーソーの上でスタンバイして、もうやる気マンマンですか?



…という、あまりに破天荒な流れでスタートします。
こういうの、私は嫌いじゃないですよ(笑)




これが、プレイ中の画面です。
いわゆる真上からの視点になっており、ミチコは上空を上へ上へと跳んでいきます。テレビ画面から見れば、手前に飛んでくるわけですね。

で、雲の上に来たところでタイミングよくAボタンを押すと、大ジャンプ!より高くジャンプして、さらに上にある雲まで届いて、さらに大ジャンプ!…というのを繰り返して、一番星を目指していくわけです。
真上からの視点なので、距離感が分かりにくいかもしれませんが、タイミングの良いところで「!」マークが表示されるので、それを参考にしましょう。
また、ゲームパッドを傾けて、ミチコの位置を調整。右上に傾けると画面右上に移動し、もとの角度に戻すと画面中央に戻ってくるという操作感です。ムリに水平に持つ必要はありません。ごく自然な姿勢でプレイ可能です。

小さくて色の濃い雲のほうが、より高く跳べます。また、3回連続で踏まないといけない雲や、一度踏むと消えてしまう雲など、他にも色々な種類の雲が出てきます。雲以外も出てきます。
慣れてきたら、ZRボタン押しっぱなしで「急降下」してみましょう。タイムを縮めることができますが、もちろんタイミングは難しくなります。




こうしてどんどん上を目指していって、一番星にたどり着けばエンディング。
コースはいくつかに区切られているのですが、それぞれのコースの一番下まで落ちてしまうとゲームオーバーになるようです。

また、終盤には、あらすじの会話のなかにあった「星をたべるキケンなイキモノ」が本当に現れます。けっこう怖いです。
喰われてしまうと、獲得した星が大幅に減って、イキモノが出現する前まで戻されます。(星が足りない場合ゲームオーバーになるのか?までは検証していません)


◆== partygameの感想 ==◆
まず、プレイして真っ先に思ったのは「3DSで遊んでみたいな~」って一言です(苦笑)

真上からの視点でジャンプアクションってなれば、それだけでもう立体視の有用性が強く発揮されることでしょう。距離感が分かりやすくなりますし、地上から離れていく様も、より強く実感できますし。
ま、今回のゲームセミナーはあくまでWii Uで制作する前提だったので、仕方ないのは分かっていますが、ゲーム性との相性を考えると、どうしても立体視で楽しんでみたいな~って思っちゃいます。

とはいえ、立体視がなくても、大ジャンプによる気持ちよさは十分に表現されていると思いました。
単にチマチマ上がっていくだけではなく、ケタ外れの大ジャンプが起こることもあれば、あえて一度、かなり下のほうまで落下していくという場面もありましたし。上空を跳んでいく爽快感は、2Dグラフィックでも問題なく味わえるように感じられました。


一方で、気になったこともいくつかありました。

まずは、いわゆる”詰んでしまうポイント”を発見しちゃったことです。
2つ目か3つ目の気球だったかな?おそらく落ちることを想定していなかったのかもしれませんが、その気球の上に落ちてしまうと、大ジャンプしても1つ上の雲には届かず、しかも気球は画面いっぱいの大きさなので下に落ちることも不可能。つまり、詰んじゃった♪ってことですね(苦笑)。
たまたま見つけたとはいえ、もうちょっと気を配ってデバッグしましょう。

あと、今作はゲームパッド単体でプレイできません。なぜかと言うと、ゲームパッドの画面にはいわゆる「跳んできた長さ」しか表示されないからです。
あまりこう、必要性の強い表示物とはいいがたかったので、これならテレビ画面と同じものを表示してゲームパッド単体でもプレイできるようにしたほうが良かったように感じました。
プレイする画面は極力、余計な表示物を減らして邪魔にならないようにしたかったのかな?とも思いましたが、それなら例えば、落下中はメートル表示を半透明にするなど、他にも対策があったかな~と思いました。「邪魔だからゲームパッドのほうに表示しよう」というのは1つの考えではありますけど、ゲームパッド単体プレイと言うWii Uの価値観を削いでまでやるべきだったのか?と問われると、少し疑問です。


ということで、もう少し磨きをかけて欲しいと思えるポイントはありましたが、表現力はバッチリ!気持ちよく楽しめました。
「上へ上へと跳んでいく」というタイプのゲームは、スマートフォンアプリでは定番中の定番となっていますが、真上からの視点になっただけでも、また違う魅力を感じられたように思います。
それこそ、ただクリアするだけならそこまで苦戦しないと思いますが、クリア後は「獲得した星の数」が表示。ステージには全部で555個のスターがあるらしく、それを全部獲得してクリアしようと思えば、どえらい難易度になりそうです。
そして、シナリオクリア後に見れる、ミチコの”意味深な一言”。条件を満たせば、一番星よりもっと上を目指すコースが出てくるのでは?とすら思っちゃいますが…ま、それは皆さんの目で確かめてください。


次回は、『ドキドキ手紙リレー』を紹介します。


関連記事:
ゲームソフト 評価タイトルリスト:ニンテンドーDS その他
ゲームソフト 評価タイトルリスト:Wii U
※過去にDSやWii Uで配信されたゲームセミナー受講生作品の紹介・感想を、まとめています。

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