[モデラート、C、5♭]
前曲終いの金管群による、
*♪●【ド・>シ<ド・・>ラー・ーー】*♪
という、本曲#27「雛白鳥らの踊り」の
主主題の主要動機予告型は、いわずとしれた
【ディエス・イレ(怒りの日)】のしょっぱなである。
「乙女白鳥らが雛白鳥らに踊りを教えてる」
寓意としては、「お姉さんが妹に女の所作を教える」
というようなことがあるのかもしれない。
♪シャミッソ~~、踊りぃ~~はぁ~~、
習いもすぅ~るぅ~がぁ~~~。
倣わなくぅ~てぇ~も、おん~なぁ~はぁ~~、
泣けぇ~るぅ~~♪
という笹みどり女史が歌ってヒットしたR・シューマンの
「フラオエンリーベ・ウント・レーベン(女の愛と生涯)」の
第9曲「下町育ち」という歌曲にも描かれてることである(※)。
クラリネット2管+ファゴット2管+ホルン2(3)管
のアンサンブルによって、変ロ短の主主題がいきなり呈示される。
*♪●【ド・>シ<ド・・>ラー】・<ミー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ド<レ・>ラー│
●<【ド・>シ<ド・・>ラー】・<ドー│
<レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ドー・●●│
●【ド・>シ<ド・・>ラー】・<ミー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ド<レ・>ラー│
●<【ド・>シ<ド・・>ラー】・<ドー│
<レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ドー・●●│
●>ソ・<ド<レ・・<ミー・<ソー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ド>ラ・>ソー│
●>ソ・<ド<レ・・<ミー・<ソー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ドー・●●│
●>ソ・<ド<レ・・<ミー・<ソー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ド>ラ・>ソー│
●>ソ・<ド<レ・・<ミー・<ソー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ドー・●●*♪
この前半部が弦によって確保されるが、
2番ファゴットとコントラバスのオクターヴ・ユニゾンの
主音保持を下敷きとして、1番ファゴットとチェロによる
オッブリガートを伴ってるのである。次いで、オーボエ独奏が、
*♪ソー・ーー・・<ラー・<ミー│
>レー・ーー・・>ラー・<ミー│
>レー・ーー・・>ラー・<ミー│
>ドー・>シ>ラ・・>♯ソー・>♯レ<♯ソ│
(N)ソー・ーー・・<ラー・<ミー│
>レー・ーー・・>ラー・<ミー│
>レー・ーー・・>ラー・<ミー│
>ドー・>♭シ>♭ラ・・<ドー・ーー*♪
という変ロ短の平行調変ニ長の対主題が吹かれる。ちなみに、
この*♪ソー・ーー・・<ラー・<ミー│>レ*♪
のあとに>ド・ー<レ・・>ラーーー*♪
と続けると、服部良一の「蘇州夜曲」ができあがる。それはともかく、
この対主題はpであるというのに、
「vnプリーモ+オクターヴ下のvnセコンド+
そのまたオクターヴ下のヴィオーラ」という
強烈なユニゾンで確保される。強拍と準強拍には、
トライアングルがチン・チンと鳴らされ、
ホルン4管+低弦によって、
**♪●●■■・■ー■ー・・■ーーー・ーーーー
(ン・チャチャ・チャッチャッ・・チャーーー・ーーーー**♪
というビゼー「カルメン」の「闘牛士の歌」ふう律動が
カノンされる。次いで、対主題終いの
*♪ドー・>♭シ>♭ラ・・ドー・ーー*♪が
*♪ミー・>レ>ド・・<ミー・ーー*♪と置換され、
実質イ長にシフト。フルート2管とオクターヴ下のvnプリーモが、
**♪ミーッ>レーッ・>ドーッ、>シ<ド・・
>シーッ>ラーッ・>ソーッ、>♯ファ<ソ│
<ラーッ<シーッ・>ソーッ、>♯ファ<ソ・・
<ラーッ<シーッ・>ソーッ、●●**♪
というpのパッセージを繋げる。この節は、
サン=サーンス晩年のオルガンとオケの「糸杉と月桂樹」に、
*♪ミッ>レッ・>ドッ、>シ<ド・・<レッ>ドッ
>シッ>ラ<シ│<ドッ>♯ソ・ーー・・ーー・ーー*♪
と転写されてるように思える。が、しょせん、
養老孟司と江本孟紀の顔の区別もつかない拙脳な私の感性であるゆえ、
3回ほどコロコロと申シあげたかもしれないが、これを
我々似非フランス音楽評論屋の間では、
「孟母サン=サーン遷」と呼んでるのである。
**♪ド<レ│<ミーミー・ミー**♪
というfの超短ファンファーレがゼクヴェンツされ、
♪ド<レ<ミ♪の「ミ=cis」が「ド=des」と置換され、
同じく**♪ド<レ│<ミーミー・ミー**♪と繰り返され、
対主題が担当楽器を換えて戻ってくる。弦の反復を経て、
主主題が型どおりに戻る。そして、結部。
変ロ短の主音「ラ=b」を「ミ」と置き換えて実質変ホ短にシフト。
*♪●ファ・<ソ>ファ・・>ミー・>レー│>ド、
>ド・<レ>ド・・>シー・>ラー│●*♪
また変ロ短に戻って、
*♪♯ソ・<ド>シ・・>ラー・>♯ソー│<ラ、
>ド・<レ>ド・・>シー・>ラー│●*♪
これを反復して、
*♪♯ソ・<ラ>♯ソ・・<ドー・ーー│>ラ●、
<ミー・・>レー・<ミー*♪
またこれをオクターヴ上げて反復して、
*♪♯ソ・<ラ>♯ソ・・<ドー・ーー│
ーー・>シー・・>ファー・<♯ソー│
<ラー、<ラー(pizz)・・>ラー(pizz)、
(フォルテ)>>ミー│<ラー、
<<<♯ソー・・<ラー・●●*♪
と変ロ短の主和音で閉じられる。
前曲終いの金管群による、
*♪●【ド・>シ<ド・・>ラー・ーー】*♪
という、本曲#27「雛白鳥らの踊り」の
主主題の主要動機予告型は、いわずとしれた
【ディエス・イレ(怒りの日)】のしょっぱなである。
「乙女白鳥らが雛白鳥らに踊りを教えてる」
寓意としては、「お姉さんが妹に女の所作を教える」
というようなことがあるのかもしれない。
♪シャミッソ~~、踊りぃ~~はぁ~~、
習いもすぅ~るぅ~がぁ~~~。
倣わなくぅ~てぇ~も、おん~なぁ~はぁ~~、
泣けぇ~るぅ~~♪
という笹みどり女史が歌ってヒットしたR・シューマンの
「フラオエンリーベ・ウント・レーベン(女の愛と生涯)」の
第9曲「下町育ち」という歌曲にも描かれてることである(※)。
クラリネット2管+ファゴット2管+ホルン2(3)管
のアンサンブルによって、変ロ短の主主題がいきなり呈示される。
*♪●【ド・>シ<ド・・>ラー】・<ミー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ド<レ・>ラー│
●<【ド・>シ<ド・・>ラー】・<ドー│
<レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ドー・●●│
●【ド・>シ<ド・・>ラー】・<ミー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ド<レ・>ラー│
●<【ド・>シ<ド・・>ラー】・<ドー│
<レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ドー・●●│
●>ソ・<ド<レ・・<ミー・<ソー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ド>ラ・>ソー│
●>ソ・<ド<レ・・<ミー・<ソー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ドー・●●│
●>ソ・<ド<レ・・<ミー・<ソー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ド>ラ・>ソー│
●>ソ・<ド<レ・・<ミー・<ソー│
>レン<ミ>レ・>ラ<シ・・<ドー・●●*♪
この前半部が弦によって確保されるが、
2番ファゴットとコントラバスのオクターヴ・ユニゾンの
主音保持を下敷きとして、1番ファゴットとチェロによる
オッブリガートを伴ってるのである。次いで、オーボエ独奏が、
*♪ソー・ーー・・<ラー・<ミー│
>レー・ーー・・>ラー・<ミー│
>レー・ーー・・>ラー・<ミー│
>ドー・>シ>ラ・・>♯ソー・>♯レ<♯ソ│
(N)ソー・ーー・・<ラー・<ミー│
>レー・ーー・・>ラー・<ミー│
>レー・ーー・・>ラー・<ミー│
>ドー・>♭シ>♭ラ・・<ドー・ーー*♪
という変ロ短の平行調変ニ長の対主題が吹かれる。ちなみに、
この*♪ソー・ーー・・<ラー・<ミー│>レ*♪
のあとに>ド・ー<レ・・>ラーーー*♪
と続けると、服部良一の「蘇州夜曲」ができあがる。それはともかく、
この対主題はpであるというのに、
「vnプリーモ+オクターヴ下のvnセコンド+
そのまたオクターヴ下のヴィオーラ」という
強烈なユニゾンで確保される。強拍と準強拍には、
トライアングルがチン・チンと鳴らされ、
ホルン4管+低弦によって、
**♪●●■■・■ー■ー・・■ーーー・ーーーー
(ン・チャチャ・チャッチャッ・・チャーーー・ーーーー**♪
というビゼー「カルメン」の「闘牛士の歌」ふう律動が
カノンされる。次いで、対主題終いの
*♪ドー・>♭シ>♭ラ・・ドー・ーー*♪が
*♪ミー・>レ>ド・・<ミー・ーー*♪と置換され、
実質イ長にシフト。フルート2管とオクターヴ下のvnプリーモが、
**♪ミーッ>レーッ・>ドーッ、>シ<ド・・
>シーッ>ラーッ・>ソーッ、>♯ファ<ソ│
<ラーッ<シーッ・>ソーッ、>♯ファ<ソ・・
<ラーッ<シーッ・>ソーッ、●●**♪
というpのパッセージを繋げる。この節は、
サン=サーンス晩年のオルガンとオケの「糸杉と月桂樹」に、
*♪ミッ>レッ・>ドッ、>シ<ド・・<レッ>ドッ
>シッ>ラ<シ│<ドッ>♯ソ・ーー・・ーー・ーー*♪
と転写されてるように思える。が、しょせん、
養老孟司と江本孟紀の顔の区別もつかない拙脳な私の感性であるゆえ、
3回ほどコロコロと申シあげたかもしれないが、これを
我々似非フランス音楽評論屋の間では、
「孟母サン=サーン遷」と呼んでるのである。
**♪ド<レ│<ミーミー・ミー**♪
というfの超短ファンファーレがゼクヴェンツされ、
♪ド<レ<ミ♪の「ミ=cis」が「ド=des」と置換され、
同じく**♪ド<レ│<ミーミー・ミー**♪と繰り返され、
対主題が担当楽器を換えて戻ってくる。弦の反復を経て、
主主題が型どおりに戻る。そして、結部。
変ロ短の主音「ラ=b」を「ミ」と置き換えて実質変ホ短にシフト。
*♪●ファ・<ソ>ファ・・>ミー・>レー│>ド、
>ド・<レ>ド・・>シー・>ラー│●*♪
また変ロ短に戻って、
*♪♯ソ・<ド>シ・・>ラー・>♯ソー│<ラ、
>ド・<レ>ド・・>シー・>ラー│●*♪
これを反復して、
*♪♯ソ・<ラ>♯ソ・・<ドー・ーー│>ラ●、
<ミー・・>レー・<ミー*♪
またこれをオクターヴ上げて反復して、
*♪♯ソ・<ラ>♯ソ・・<ドー・ーー│
ーー・>シー・・>ファー・<♯ソー│
<ラー、<ラー(pizz)・・>ラー(pizz)、
(フォルテ)>>ミー│<ラー、
<<<♯ソー・・<ラー・●●*♪
と変ロ短の主和音で閉じられる。
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