遺伝子伝達駅伝の敗残者の私には、今日は売れ残りの
残飯クリスマス・不景気でも食うのが相応しい。
欲をいえば、ヘイゼルナッツが入ってるのがいい。
それなら、ナッツの油が注がれてるかもしれないので、
虫けらのような私の魂も(そんなものがあるとしたらだが)、
メサイアによって救済され、
メッサエエワ、ということにもなるだろう。ところで、
「くるみ割り人形」のマリー(クラーラ)は
キュウサイならぬ7歳であるが、
「くるみ割り人形」の「ポルカ」が頭に浮かぶと、
亡き父のことが思い出される。東京での平日と、
横浜での週末……その間の東横線……
八雲の東京バレエ団、中根の谷桃子バレエ団。
チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」には、
ポルカが2曲組み込まれてる。ひとつは、
第1幕第5曲「情景とグロースファーター」の中の、
アンダンティーノで始まるものである。もうひとつは、
第2幕第12曲「ディヴェルティスマン」中の、
いわゆる「葦笛の踊り」である。これらはともに、
「ポルカ・シュネル」(速いポルカ)に対する、
「ポルカ・フランセーズ」という
「遅いポルカ」である。ちなみに、「葦笛の踊り」も
「アンダンティーノ」(組曲では「モデラート・アッサイ」)
と、同じ速度標語が示されてる。巷では、
「葦笛の踊り」は過度に遅く演奏されすぎである。ともあれ、
速度だけでなく、両者はいずれも、
「2♯=ニ長調」なのである。そして、前者は
**♪ドーーー・>ソーーー│<ドーーー・>ソーーー**♪
というチェロのアルコ伴奏で、後者はやはりチェロのピッツィカート、
**♪ドー>ソー・ソーソー│<ドー>ソー・ソーソー**♪
と、共通点が多い。それはともかく、私はその前者、
ドロッセルマイアーおじさんがプレゼントしてくれた
「くるみ割り人形」がとても気に入ったクラーラちゃんが、
それを抱いて踊る「ポルカ」の音楽が大変に好きである。
**♪ドー>ミッ・ミッミッ|ミー<ファ<ソ・<ラーーー|
(ポーコ・アッチェレランド)
>ソー<ラッ・ラッ>ミッ|<ソー>ファ>ミ・>レーーー|
<ファー>ラー・ラーーー|<ファー>♭シー・♭シーーー|
<(N)シ<レ<ミッ>レッ・<ミッ>レッ<ミッ>レッ|
(リテヌート)
<ミ>レ>ドッ>シッ・<レ<ファ<ラ(フェルマータ)>ソ♪
「ポーコ・アッチェレランド」→「リテヌート」/「フェルマータ」
と、テンポを揺らし、あるいは、スラーで繋ぎスタッカートを刻む、
弾性に富んだ音楽である。優雅で上品な、
しかし焦燥と暗い陰を垣間見せるポルカである。
このポルカの終いでは、クラーラちゃんから人形を奪った兄
フリッツが、本来のヘイゼルナッツ用の人形のお口に
もっと大きいクルミを入れて無理やり割ろうとして、
人形の顎を壊してしまうのである。その場面では、
「3本のフルート」が「下降音型」を吹く。いっぽう、
後者の「葦笛の踊り」は、言わずと知れた、
「3本のフルート」が主題を吹くポルカである。この曲も、
中間部は「嬰ヘ短調」でうら悲しい節が打ち出される。その中の、
「クレッシェンド<>ディミヌエンド」の妙は、
「悲愴交響曲」の全楽章にわたる同様のパターンを予告する。さて、
また、前者に立ち戻れば、
いたずら悪ガキのフリッツによる悪行が披露されたポルカの先には、
心優しいクラーラによる、負傷した人形への
「子守歌」が用意されてる。そして、それは、
「3本のフルート」が奏でるのである。
5年前にできた六本木ヒルズの「けやき坂」の周辺道路は、毎年、
クリスマス・イヴにものすごい混雑をみせてきた。だから、
いつもは車で母のマンションに近づけなかったのだが、
今年はまったく違ってた。すいすい流れてしまった。むしろ、
今日、他はガラガラだった道なのに、
六本木周辺は昨日よりずっと渋滞してた。
平均的な人の生活スタイルはどんどん移り変わってくものである。
そりゃそうだ。私がまだ10代だった頃の六本木は、夜はともかく、
昼間は人がほとんど歩いてない、閑散とした街だったのである。
さて、昨夜は急いでかっこんだ夜食だったが、今夜は
ゆっクリ済マスつもりである。
残飯クリスマス・不景気でも食うのが相応しい。
欲をいえば、ヘイゼルナッツが入ってるのがいい。
それなら、ナッツの油が注がれてるかもしれないので、
虫けらのような私の魂も(そんなものがあるとしたらだが)、
メサイアによって救済され、
メッサエエワ、ということにもなるだろう。ところで、
「くるみ割り人形」のマリー(クラーラ)は
キュウサイならぬ7歳であるが、
「くるみ割り人形」の「ポルカ」が頭に浮かぶと、
亡き父のことが思い出される。東京での平日と、
横浜での週末……その間の東横線……
八雲の東京バレエ団、中根の谷桃子バレエ団。
チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」には、
ポルカが2曲組み込まれてる。ひとつは、
第1幕第5曲「情景とグロースファーター」の中の、
アンダンティーノで始まるものである。もうひとつは、
第2幕第12曲「ディヴェルティスマン」中の、
いわゆる「葦笛の踊り」である。これらはともに、
「ポルカ・シュネル」(速いポルカ)に対する、
「ポルカ・フランセーズ」という
「遅いポルカ」である。ちなみに、「葦笛の踊り」も
「アンダンティーノ」(組曲では「モデラート・アッサイ」)
と、同じ速度標語が示されてる。巷では、
「葦笛の踊り」は過度に遅く演奏されすぎである。ともあれ、
速度だけでなく、両者はいずれも、
「2♯=ニ長調」なのである。そして、前者は
**♪ドーーー・>ソーーー│<ドーーー・>ソーーー**♪
というチェロのアルコ伴奏で、後者はやはりチェロのピッツィカート、
**♪ドー>ソー・ソーソー│<ドー>ソー・ソーソー**♪
と、共通点が多い。それはともかく、私はその前者、
ドロッセルマイアーおじさんがプレゼントしてくれた
「くるみ割り人形」がとても気に入ったクラーラちゃんが、
それを抱いて踊る「ポルカ」の音楽が大変に好きである。
**♪ドー>ミッ・ミッミッ|ミー<ファ<ソ・<ラーーー|
(ポーコ・アッチェレランド)
>ソー<ラッ・ラッ>ミッ|<ソー>ファ>ミ・>レーーー|
<ファー>ラー・ラーーー|<ファー>♭シー・♭シーーー|
<(N)シ<レ<ミッ>レッ・<ミッ>レッ<ミッ>レッ|
(リテヌート)
<ミ>レ>ドッ>シッ・<レ<ファ<ラ(フェルマータ)>ソ♪
「ポーコ・アッチェレランド」→「リテヌート」/「フェルマータ」
と、テンポを揺らし、あるいは、スラーで繋ぎスタッカートを刻む、
弾性に富んだ音楽である。優雅で上品な、
しかし焦燥と暗い陰を垣間見せるポルカである。
このポルカの終いでは、クラーラちゃんから人形を奪った兄
フリッツが、本来のヘイゼルナッツ用の人形のお口に
もっと大きいクルミを入れて無理やり割ろうとして、
人形の顎を壊してしまうのである。その場面では、
「3本のフルート」が「下降音型」を吹く。いっぽう、
後者の「葦笛の踊り」は、言わずと知れた、
「3本のフルート」が主題を吹くポルカである。この曲も、
中間部は「嬰ヘ短調」でうら悲しい節が打ち出される。その中の、
「クレッシェンド<>ディミヌエンド」の妙は、
「悲愴交響曲」の全楽章にわたる同様のパターンを予告する。さて、
また、前者に立ち戻れば、
いたずら悪ガキのフリッツによる悪行が披露されたポルカの先には、
心優しいクラーラによる、負傷した人形への
「子守歌」が用意されてる。そして、それは、
「3本のフルート」が奏でるのである。
5年前にできた六本木ヒルズの「けやき坂」の周辺道路は、毎年、
クリスマス・イヴにものすごい混雑をみせてきた。だから、
いつもは車で母のマンションに近づけなかったのだが、
今年はまったく違ってた。すいすい流れてしまった。むしろ、
今日、他はガラガラだった道なのに、
六本木周辺は昨日よりずっと渋滞してた。
平均的な人の生活スタイルはどんどん移り変わってくものである。
そりゃそうだ。私がまだ10代だった頃の六本木は、夜はともかく、
昼間は人がほとんど歩いてない、閑散とした街だったのである。
さて、昨夜は急いでかっこんだ夜食だったが、今夜は
ゆっクリ済マスつもりである。
学生時代、教職オケで演奏した事を思い出します。
ビオラだったので、花のワルツのあの旋律が大好きでした。
今年は、ピアノデュオでくるみ割りを抜粋して演奏しました♪
今年、ミッドタウン周辺がとんでもなく渋滞していましたね・・・・・・。
天津木村ふうに吟じれば……アスト・ヒセム、ホジ……
"アルト"思います。ところで、
たしかに、ヒルズよりミッドタウンのほうが
イルミネイションも凝ってますからね。み~は~な私は
ミッドタウンのシャンゼリゼ風味なライトアップというのを
見にいってしまいました。大江戸線からも近いですし、
あらゆる点でミッドタウンは混むでしょう。
車の渋滞ということでは、もともと
六本木交差点は附近に駐車してる車が多く、
道路横断者も多いので、左折車がなかなか進めず、
渋滞しやすいんでしょう。だから、あそこの交番は
交通課でないのにキップを切るんですね。
大江戸線を工事してた期間は、
六本木通りもさることながら、
外苑東通りは車がまったく動かないくらい
渋滞してました。それも今では懐かしいほど
閑散とした都内の道路が不景気を物語ってます。
くるみ割り人形ですが、ヒルズのヴァージンシネマ下の
ウェストウォークで特設されてたクリスマスマーケットの
ドイツのクリスマスアイテムの特設屋台では、
ザイフェン産のくるみ割り人形を売ってました。今日は
ザイゼン教授役を演じた田宮二郎が元麻布の
一本松の邸宅で亡くなってちょうど30年の日でした。
田宮二郎が航空パイロット役で主演してた
「白い滑走路」というtvドラマでは、
ショパンの1番のバラードが「鍵」になってました。
大昔の話です。では、
スィア。