チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「チャイコフスキー『眠れる森の美女』#15(a)パ・ダクスィヨン(その2)」

2010年07月15日 00時48分41秒 | やっぱりリラだ! 百年経っても大丈夫
チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」の第15曲のa)Pas d'Actionは、
【前】[Andante cantabile、6/8拍子、1♭]
→[Pochissimo piu animato]→[Tempo Primo]→[Piu mosso]
【後】[Allegro、3/8拍子、1♭]
という構成になってる。その
【前】[Andante cantabile、6/8拍子、1♭]
第1拍の弦楽5部の8分音符の主和音のピッツィカートと
第2拍のクラリネット2管+ファゴット1管の付点8分音符の主和音、
という伴奏に乗って、独奏チェロがモルト・エスプレッスィーヴォで主題を擦りだす。
***♪ドーー・>ミー<ラ│>レーー・ーー、<ソ│
  <ラー<シー・<ドー<レー│>ソーー・ーー、ソ│
  <ラー<シー・<ドー<レー│<ミーー・ーー、>シ│
  <レー>ドー・>シー>ラー│>レー<ラ・ー>ソー♪
同じく「パ・ダクスィヨン」でも、「白鳥の湖」(第2幕)の第13曲の5では、
独奏vnが出てきて、中間部を挟んでその主題が再現されるときには
独奏チェロが絡む、という形を採ってるのに対して、こちらは、
独奏vnの対応はない。単純に考えれば、ここでは
オロールは幻影なので実像はない、ということなのかもしれない。
主題の確保が途中から推移し、
ヘ長調のミ(a音)をイ長調のドと置き換えて、
***♪ドーー・>シー>ラ│>ソーー・ーー>ファ│ファーー・>ミー、♪
そしてまたそのイ長調のドがヘ長調のミに戻って、
***♪、<ミ│
(→[ポキッスィモ・ピウ・アニマート(ほんのちょっぴり速めて)]
      <ファーー・>ミー>レ│>ドーー・ーー>シ│
      >ラー>ソー・>ファーー>ミ│ミーーー・>レ♪
となる。この音型が繰り返され、
***♪【ラー<シー・<ドーー<レ│レーーー・ーーーー】♪
(この箇所でコルノ・イングレーゼがリタルダントしながら
***♪●ソ<ラ・<シ<ド>シ│>♭シ♪)
♭シで→[テンポ・プリーモ]
ヘ長調のレ(g音)を変イ長調のシと置き換えて、
***♪【【ドーー・ドード│ドーーー・>シー>ラー│
    >ソー<ラー】】・>ソー>ファー│ファーー・ーー>ミ♪
となる。

ちなみに、この箇所は、
「交響曲第4番」第2楽章中間部での音型・転調と同じである。
cf=[2/4拍子、1♭(ヘ長調)]
  ***♪【♯ソー<ラー・<シー<ドー│<レーーー・ーーーー】│
     (このレを変イ長調のシと置き換えて)
     <【【ドーー>シ・シー>ラー│ラーー>ソ・ソー<ラー】】♪

結局、
締め切りの月曜になっても一枚も煎餅を焼いてなかった。
その日の昼からやっと取りかかって、今日の昼に終わった。
とてつもなくたくさんだと思ってたのが、
終わってから勘定してみたら、わずか
14544粒の注文だった。昔の勘定のしかたでいえば、たったの
ペラ73枚である。それくらいの量にあくせくするとは、
つくづく衰えと老いの哀しみが身にしみる。
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