ロンドンの国会議事堂名物の3大ベンといえば、
ビッグ・ベン、国会質疑の答ベンに、
ハウス・オヴ・コモンズ(庶民院)議員を50年務めた
レイバー・パーティ(労働党)のトウニ・ベンである。
♪ミ>ド<レ│>ソーー│ソ<レ<ミ│>ドーー♪
今般、労働党は次期総選挙でウェストサシクスの
イーストワージング&ショーラム選挙区で、
保守党の現職ティモシー・ロートンに対抗させる公認候補に杉村太蔵ではなく、
トウニ・ベンの孫娘のエムリ・ベン嬢を指名したとのことである。が、
被選挙権が18歳以上である英国であるからして、17歳高校生の
エムリ嬢(一般人にしてはカワイイ)は
「誕生日の10月4日まで解散せんといて」という
「18のお願い」を訴えてるそうである。ときに、先日、
実家に母を訪ねたおり、附近で夫の死以来隠棲してる元芸能人を見た。
じつに礼儀正しい、感じのいい女性である。
「貞女は二夫にまみえず」
とは、オデットにみてくれが似てるというだけで、ちょっと前の
固い約束をたがえてオディールに求婚してしまうような節操に欠ける
ズィークフリート王子に聞かせたい諺である。べつに、
オディールは「誘惑した」わけではない。ところで、
不細工な私であるが、中学生のときには意外にも2月14日には
常に持ち歩いてたバッグの中の「悲愴」のミニチュア・スコアが
チョコレイトで汚れるくらいにはなったものである。中三のとき、
他学の女の子からその友だちづてで「告白の手紙」をよこされた。
メンを確かめてみると相当きれいな子だった。が、
それほど可愛い子からコクられるに値するなどと自惚れる
身の程知らずではさいわいになかったので、
不審に思って調べると、その父親は日本共産党員だった。
世の中とは恐ろしいものである。
「でも、そんなの関係ねぇ! オッパッピィ~~~」
と、ほおっかむりしてみても、現実は
「でも、そんな姦計ばかり」なのである。おっぺけぺぇ~のぺ。ちなみに、
川上貞奴女史は当時としてはかなりな美人だったことである。
→[アッレーグロ・ヴィーヴォ、6/8、無調号]
変イ長のワルツの最後で、チャイコフスキーは
『ミ<♯ファ<♯ソ<ラ<シ<ド』という
「4番交響曲」主章対主題(*1)及び
同カンツォネッタ章オッブリガート(*2)、
「5番交響曲」主章対主題(**)、にも執拗に用いる
「(旋律的)短音階」を並べてみせ、臨時に「変イ短」の様相を示した。
(*1)♪●●●『ミ・<♯ファーッ●<♯ソ・<ラーッ●<シ│
<ドーッ』●>シ・>ラーッ●>♯ソ・<ラーーー・・
ーーー>ファ・<ラーーー・ーーーー・・
ーーー>ファ・<ラーーー・ーーーー♪
(*2)♪『ミー・<♯ファー│<♯ソー・<ラ<シ│
<ドー』・>シー♪
(**)♪『ミーー・ーー<♯ファ│<♯ソーー・<ラー<シ│
<ドーーー』・>シーー│>ミーー・ーーー♪
♪●es<f<g<as<b│<h(●ミ<♯ファ<♯ソ<ラ<シ│<ド)♪
終いの「h」で、
「e(<)gis(as)(<)h(<)d(ただし、バスはd)」(1)
という和音がffで打ち込まれる。これはイ短の属7であるが、
「短イ短」では「ファ(<)ラ(<)ド(<)♭ミ」なのである。
(1)はホルンの「as(gis)」の持続(弱化しつつ)を伴いながら、
「f(<)gis(as)(<)h(<)des(ただし、バスはdes)」(2)
(2)へと移行する。が、これは
「eis(<)gis(<)h(<)cis(ただし、バスはcis)」(2´)
「嬰ヘ短」の属7である。それが、
(2)は「f(<)as(<)c(ただし、バスはc)」つまり、
「ヘ短」の主和音に進むのである。
pに抑えられたアルコ奏弦の「タタ●・タタ●」律動に乗って、
A管クラリネット独奏がmfで「ヘ短」の、
*♪【ミ・<ドーラ│ラー>♯ソ】・シー>レ│<ファー>ド・<ミー>ラ│
<ドー>♯ファ・<ドー>♯ソ│<シ>ラ*♪
という節を吹くのである。
「王妃は(接吻を受けた)オディールが当然に王子のフィヤンセざあますと宣う」
という場面にチャイコフスキーが充てた音楽が、
*♪【ミーー・ー<ドーラ・・ラーー・>♯ソ】●●*♪
というモーツァルトの絶筆「レ悔ィエム」の
「ラクリモーサ(涙の日)」なのである。つづく、
「ロートバルト(赤ヒゲの意)は仰々しく娘(オディール)の手を取り、
王子に引き渡す」
という箇所は、ファゴット2管+低弦による上記動機の変形
*♪ソ・<ミー>ド│>シー<レ・>♭ラー>ソ│<♭ラー>ミ・<ソー>ド│
<♭レー<♭ラ・>ソー<♭ラ│>ソー(>ソ)*♪
の向こうで、ショパンの「3番pfソーナタ」の終章の主題のような
*♪(N)ソーー│<♭ラーー・<シーー│<ドーー、
<ミーー│<ファー・<シーー│<ドーー*♪
というオッブリガートが備えられる。「涙の日」のは、
フルート2管+オーボエ1管の完全ユニゾンで、ハ短にシフトされて
*♪ド・<ドー>ラ│>♯ソー、♯ソ・<シー、>レ│<ファー、
>ド・<ミー、>ラ│<ドー、>♯ファ・<ドー、>♯ソ│<シ>ラ*♪
というように、アーティキュエションも換えられて再呈示される。そして
*♪♯ファ♯ファ●│<ソソ●・<♭ラ♭ラ●│>ソソ●、
>♯ファ♯ファ●│<ソソ●・<♭ラ♭ラ●*♪
から、四分の四拍子に替わる。
「舞台はたちどころに暗転する」
→[リステッソ・テンポ(同速で)(附点4分音符=4分音符)、C]
*♪<(N)ラ>ラ<ド<♯レ・<ラ>ラ<ド<♯レ│<ミ*♪
となり、#18で
王子がオディールがオデットに似てないかとベンノに訊ねたときの
*♪「●ミ<♯ファ<♯ソ・<ラ」>Nソ>>Nファ>ミ*♪
という金管群の8分刻みが現れる。ここで、さきほどの
ワルツ終いの*♪●「ミ<♯ファ<♯ソ<ラ」<シ│<ド*♪
が、この「予兆」であったことがわかるのである。
♪ミ>ド<レ│>ソーー│ソ<レ<ミ│>ドーー♪
(以下、3の3につづく)
ビッグ・ベン、国会質疑の答ベンに、
ハウス・オヴ・コモンズ(庶民院)議員を50年務めた
レイバー・パーティ(労働党)のトウニ・ベンである。
♪ミ>ド<レ│>ソーー│ソ<レ<ミ│>ドーー♪
今般、労働党は次期総選挙でウェストサシクスの
イーストワージング&ショーラム選挙区で、
保守党の現職ティモシー・ロートンに対抗させる公認候補に杉村太蔵ではなく、
トウニ・ベンの孫娘のエムリ・ベン嬢を指名したとのことである。が、
被選挙権が18歳以上である英国であるからして、17歳高校生の
エムリ嬢(一般人にしてはカワイイ)は
「誕生日の10月4日まで解散せんといて」という
「18のお願い」を訴えてるそうである。ときに、先日、
実家に母を訪ねたおり、附近で夫の死以来隠棲してる元芸能人を見た。
じつに礼儀正しい、感じのいい女性である。
「貞女は二夫にまみえず」
とは、オデットにみてくれが似てるというだけで、ちょっと前の
固い約束をたがえてオディールに求婚してしまうような節操に欠ける
ズィークフリート王子に聞かせたい諺である。べつに、
オディールは「誘惑した」わけではない。ところで、
不細工な私であるが、中学生のときには意外にも2月14日には
常に持ち歩いてたバッグの中の「悲愴」のミニチュア・スコアが
チョコレイトで汚れるくらいにはなったものである。中三のとき、
他学の女の子からその友だちづてで「告白の手紙」をよこされた。
メンを確かめてみると相当きれいな子だった。が、
それほど可愛い子からコクられるに値するなどと自惚れる
身の程知らずではさいわいになかったので、
不審に思って調べると、その父親は日本共産党員だった。
世の中とは恐ろしいものである。
「でも、そんなの関係ねぇ! オッパッピィ~~~」
と、ほおっかむりしてみても、現実は
「でも、そんな姦計ばかり」なのである。おっぺけぺぇ~のぺ。ちなみに、
川上貞奴女史は当時としてはかなりな美人だったことである。
→[アッレーグロ・ヴィーヴォ、6/8、無調号]
変イ長のワルツの最後で、チャイコフスキーは
『ミ<♯ファ<♯ソ<ラ<シ<ド』という
「4番交響曲」主章対主題(*1)及び
同カンツォネッタ章オッブリガート(*2)、
「5番交響曲」主章対主題(**)、にも執拗に用いる
「(旋律的)短音階」を並べてみせ、臨時に「変イ短」の様相を示した。
(*1)♪●●●『ミ・<♯ファーッ●<♯ソ・<ラーッ●<シ│
<ドーッ』●>シ・>ラーッ●>♯ソ・<ラーーー・・
ーーー>ファ・<ラーーー・ーーーー・・
ーーー>ファ・<ラーーー・ーーーー♪
(*2)♪『ミー・<♯ファー│<♯ソー・<ラ<シ│
<ドー』・>シー♪
(**)♪『ミーー・ーー<♯ファ│<♯ソーー・<ラー<シ│
<ドーーー』・>シーー│>ミーー・ーーー♪
♪●es<f<g<as<b│<h(●ミ<♯ファ<♯ソ<ラ<シ│<ド)♪
終いの「h」で、
「e(<)gis(as)(<)h(<)d(ただし、バスはd)」(1)
という和音がffで打ち込まれる。これはイ短の属7であるが、
「短イ短」では「ファ(<)ラ(<)ド(<)♭ミ」なのである。
(1)はホルンの「as(gis)」の持続(弱化しつつ)を伴いながら、
「f(<)gis(as)(<)h(<)des(ただし、バスはdes)」(2)
(2)へと移行する。が、これは
「eis(<)gis(<)h(<)cis(ただし、バスはcis)」(2´)
「嬰ヘ短」の属7である。それが、
(2)は「f(<)as(<)c(ただし、バスはc)」つまり、
「ヘ短」の主和音に進むのである。
pに抑えられたアルコ奏弦の「タタ●・タタ●」律動に乗って、
A管クラリネット独奏がmfで「ヘ短」の、
*♪【ミ・<ドーラ│ラー>♯ソ】・シー>レ│<ファー>ド・<ミー>ラ│
<ドー>♯ファ・<ドー>♯ソ│<シ>ラ*♪
という節を吹くのである。
「王妃は(接吻を受けた)オディールが当然に王子のフィヤンセざあますと宣う」
という場面にチャイコフスキーが充てた音楽が、
*♪【ミーー・ー<ドーラ・・ラーー・>♯ソ】●●*♪
というモーツァルトの絶筆「レ悔ィエム」の
「ラクリモーサ(涙の日)」なのである。つづく、
「ロートバルト(赤ヒゲの意)は仰々しく娘(オディール)の手を取り、
王子に引き渡す」
という箇所は、ファゴット2管+低弦による上記動機の変形
*♪ソ・<ミー>ド│>シー<レ・>♭ラー>ソ│<♭ラー>ミ・<ソー>ド│
<♭レー<♭ラ・>ソー<♭ラ│>ソー(>ソ)*♪
の向こうで、ショパンの「3番pfソーナタ」の終章の主題のような
*♪(N)ソーー│<♭ラーー・<シーー│<ドーー、
<ミーー│<ファー・<シーー│<ドーー*♪
というオッブリガートが備えられる。「涙の日」のは、
フルート2管+オーボエ1管の完全ユニゾンで、ハ短にシフトされて
*♪ド・<ドー>ラ│>♯ソー、♯ソ・<シー、>レ│<ファー、
>ド・<ミー、>ラ│<ドー、>♯ファ・<ドー、>♯ソ│<シ>ラ*♪
というように、アーティキュエションも換えられて再呈示される。そして
*♪♯ファ♯ファ●│<ソソ●・<♭ラ♭ラ●│>ソソ●、
>♯ファ♯ファ●│<ソソ●・<♭ラ♭ラ●*♪
から、四分の四拍子に替わる。
「舞台はたちどころに暗転する」
→[リステッソ・テンポ(同速で)(附点4分音符=4分音符)、C]
*♪<(N)ラ>ラ<ド<♯レ・<ラ>ラ<ド<♯レ│<ミ*♪
となり、#18で
王子がオディールがオデットに似てないかとベンノに訊ねたときの
*♪「●ミ<♯ファ<♯ソ・<ラ」>Nソ>>Nファ>ミ*♪
という金管群の8分刻みが現れる。ここで、さきほどの
ワルツ終いの*♪●「ミ<♯ファ<♯ソ<ラ」<シ│<ド*♪
が、この「予兆」であったことがわかるのである。
♪ミ>ド<レ│>ソーー│ソ<レ<ミ│>ドーー♪
(以下、3の3につづく)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます