1632年の8月29日は、旧暦でか新暦でかどちらでかは知らないが、
ジョン・ロックの誕生日だそうである。その思想は三権分立につながるのだそうだが、
髪を七・三にベタッと分けるのは、彫りの深い白人であってもイケてない比率が
他より勝る感があるゲルマン系の英独の中にあっても
特異なベッカムのようなイケ面だからサマになるのであって、
六・四分けでならまだしも、禰子も釈子も真似ていいという無難なものではないのである。
ときに、ブサイクといえば、美しい女性像を描いたいっぽうで、自身は、
ジャン・オーギュスト・ドミニクイという名なのが、画家のアングルである。
その79歳時の自画像は、納涼お婆さん女優として子どもらに恐れられてた
故「原『泉』(はら・せん)」に相通じるものがある。さて、イヨイヨ、
目は何のためにあるのか知らないイョラーンタに真実が告げられるナンバーである。
これまでは、ただ涙で瞼を腫らせんがためにあるのが目だと思ってたイョちゃんであった。
この第7曲は、長く、そして、美しく、そして、じつに感動的なナンバーである。
アッレーグロ・ノン・トロッポ(2♪=116)、C、無調号。
(実質ホ長で)ヴォデがいぶかる。
♪○ソソソ・<ラン>ソソー|○<ラ<ド>ラ・>ソー>ミミ|
ミミ>レ<ミ・>ドー○○♪(それはそうと、ここはどこや?
こないな楽園にどんな魔法使いが住んどるんやろか?)
→ポーコ・ピウ(2♪=132)。
1フル*1オボのオクターヴ・ユニゾンで(実質ト長)、
♪ソー>ファ>ミ・>レ>ド○○♪
ついで、1クラ*コルアンのオクターヴ・ユニで、
♪<レー>ド>シ・>ラ>ソ○○♪
これは、「白鳥湖」(3幕)#17の「変イ長」の「嫁選びの宴のワルツ」、
♪ソーーーーー|ーー>ファーー>ミ|>レーーー>ドー♪
そして、同#18の「変ニ長」の
「王妃は倅を陰に呼びよせて、『どのお嬢さんが気に入ったの?』と訊ねる」場面、
♪ソー>ファン>ミ・>レー>ドー|<レー>ドン>シ・>ラー>ソー♪
および、上記ふたつが「再現」される#24、
というように、「ジークフリートの伴侶に関わる場面」で使われてた節である。
言い換えれば、ヴォデの「どんな魔法使いが住んでるんだ?」のあとの、
♪ソ>ファ>ミ>レ>ド、<レ>ド>シ>ラ>ソ♪
という節は、「白鳥湖」では、
悪魔ロートバルトが娘を王子の意中の娘に化けさせて現れ、
そのダマシをバラシにかかるとき、の2つの場面で使ってたのである。
この「イョラーンタ」では、その節はト長→変ロ長→変ニ長、
という平行移動で最遠隔に到達するように繰り返されるのである。
さて、ヴォデは東屋に続いてる小さい足跡を発見する。
近づいて扉を確かめると、鍵はかかってない。
扉は暖簾に腕押しのように抵抗なく開いてしまう。
→アッレーグロ(2♪=138)。
心トキメク音楽が流れる。
ヴォデは昼寝中のイョラーンタを発見。
→アンダーンテ(2♪=69)。
ファゴ*チェロが「カンタービレ」で、
♪ソーーー・<ラ>ソ>ミ>ド|<ミーー>レ・>ドー、
<ソ>♭シ|>ラー、<ファ>>♭ラ>ソー、<ミ>ソ♪
と、イョラーンタの高貴な寝姿を実質ロ長、ついで、嬰ハ長で醸しだす。
ここでは、ティン*コンバス(ピッツィ)のオクターヴ・ユニも効いてる。
→ポーコ・メーノ(2♪=63)。
→アダージョ(♪=116)、(8/8)。
ヴィオーラが「スペイドの女王」(2幕)中の、伯爵夫人の部屋でのゲルマンの
「抜き足・差し足・忍び足」動機を刻む。
ロベは、「これはヤバイんちゃうか?」と、ヴォデを諭そうとする。
→テンポ・プリーモ(2♪=69)、(4/4)。
1ホルンが前記主題の短化物(変ホ短)を吹く。
♪ミーーー・<ファ>ミ>ド>ラ|<ドーー>シ・>ラー、
<ド>ミ>♯レー、<シ>Nレ>♯ドー♪
その中、ヴォデは「理想の女性との邂逅」に歓喜の声をあげる。
♪邂逅ぅ~、邂逅ぅ~、イッツ・オフ・トゥ・ワァ~ク・アィ・ゴウ♪
ところで……「理想の女性との邂逅」:「変ホ短」……といえば、
「白鳥湖」(2幕)#13-5である。
が、そんな親友の有頂天姿にロベは不安グストを覚える。
対して、ヴォデは、
「じゃかぁしぃわ! ぎゃぁぎゃぁ、いわんといてや!
このべっぴんはんが起きてまうやないかいな!」
実質ニ長で今度は弦群が、
♪ソーーー・<ラ>ソ>ミ>ド|<ミーー>レ・>ドー♪
を神々しく唱える。
→ポーコ・メーノ(♪=120)。
ロベはさらにヴォデをたしなめる。
→テンポ・プリーモ(2♪=69/♪=138)、(8/8)。
1フルが高音域でイ長に移され、修飾された
♪ソーー(<ラ>ソ>♯ファ<ソ)・<ラ>ソ>ミ>ド|<ミーー>レ・>ドー♪
を吹きまくる。ヴォデは、眠ってるから当然瞼を閉じてるイョに対して、
それだけで充分に美しすぎるから、さらに目が開いて、その瞳で見つめられでもしたら、
その魅力で自分は圧倒されてしまうだろうと思うのである。
このくだりは、ややあざとい感がある。いっぽう、
ロベは、この状況がかなりヤバいと感じてるのである。
ロベ:「この美しい娘の眠りようは、どない見ても尋常でないがな。
もし、わてらが眠りを妨げでもしたら、ごっつ怒られるで。
その怒りように近隣一帯の家畜がパニックになってもうたら、
おおごとになるわいな。そしたら、わてらも一巻の終わりや。
はよ、ずらかろ。な。そうしまひょったら、そうしまひょ!」
ヴォ:「あかん。ボクはイヤや。どないしても帰らへんで!」
そんな熱いやりとりの中、果たせるかな、イョは目を覚ましてしまうのである。
→ポーコ・ソステヌート(♪=126)。
イョラ:「クトー(誰が)・ズヂェーシ(ここに)?」
「イ長」でのお目見えである。バレエ「休眠状態の森の麗人」における
オロル(オーロラ)姫の登場とオソロである。ときに、
某掲示板では、近頃、なぜか、マルチHN使いらが本HN以外の
副HNをどんどん休眠状態にしてるようである。それはどうでも、
ヴォデ:「ブルゴーニュの騎士にして……」
ロベ:「やめときっ!」
→モデラート・アッサイ(♪=104)、6/8。
ヴォデが道に迷ってしまったことを説明すると、
イョラ:「それはお疲れなこっちゃ。即効体力回復にはスイミンや
オーロラミンCよりお酒がえぇいいますさかい、お持ちしますわ」
→メーノ(♪=88)。
♪ミーー・<ファー<ソ|<ラーー・ーー○♪
1ファゴが「白鳥湖」(3幕)#19いわゆる「パ・ドゥ・スィス」中の
「アンダーンテ・コン・モート」の後半の節を吹く。
ヴォデ:「そら、天国やろ」
ロベ:「なに言うとんのや。これは恐ろしいワナやで。
→アンダーンテ(♪=126)、3/4。
わてはやはり引き返すわ。引き連れて戻ってくるさかい、
それまで、あんじょうにな」
→ピウ・アンダーンテ(♪=104)。
イョがシャトー・ヌフ・デュ・パプを注いだグラスを2つ持って戻ってくる。
→サントリー・モルト・ピウ・モッソ(♪=144)。
ヴォデは(えぇぃ、ままよ)と覚悟を決めてそのワインを飲むことをキョウコウする。
→C。
いっぽう、いつまでたっても、もうひとつのグラスがイョの手から取られない。
イョラ:「お友だちは? 音もなし? あなたさまがいて、私がいる……だけ?」
→アダージョ(♪=108)。
ヴォデ:「ヤツは引き返しよりました。せやけど、また、戻ってきますわ」
イョラ:「まぁ、残念やわぁ」
ヴォデ:「残念? 何がでっか?」
イョラ:「私はどなたはんが訪ねておいででも嬉しゅうに思うんです。
私にはいつも誰かがついてくれてます。ひとりのときいうたら、
寝てるときくらいです。そんときは、みんな、
私がゆっくり寝てられるように、静かにしとってくらはります。
そやから、いま、私が目覚めたことも、誰も知りよりまへん」
ヴォデ:「しもうた。ボクらが騒々しゅうしてたさかいにな。許してや!
(どうせなら、デジレ君みたいに、その額にベゼしとったらよかったわ。
いや、イョちゃんの場合は、♪キィッスは目にしてぇ~~♪やろか?)」
ジョン・ロックの誕生日だそうである。その思想は三権分立につながるのだそうだが、
髪を七・三にベタッと分けるのは、彫りの深い白人であってもイケてない比率が
他より勝る感があるゲルマン系の英独の中にあっても
特異なベッカムのようなイケ面だからサマになるのであって、
六・四分けでならまだしも、禰子も釈子も真似ていいという無難なものではないのである。
ときに、ブサイクといえば、美しい女性像を描いたいっぽうで、自身は、
ジャン・オーギュスト・ドミニクイという名なのが、画家のアングルである。
その79歳時の自画像は、納涼お婆さん女優として子どもらに恐れられてた
故「原『泉』(はら・せん)」に相通じるものがある。さて、イヨイヨ、
目は何のためにあるのか知らないイョラーンタに真実が告げられるナンバーである。
これまでは、ただ涙で瞼を腫らせんがためにあるのが目だと思ってたイョちゃんであった。
この第7曲は、長く、そして、美しく、そして、じつに感動的なナンバーである。
アッレーグロ・ノン・トロッポ(2♪=116)、C、無調号。
(実質ホ長で)ヴォデがいぶかる。
♪○ソソソ・<ラン>ソソー|○<ラ<ド>ラ・>ソー>ミミ|
ミミ>レ<ミ・>ドー○○♪(それはそうと、ここはどこや?
こないな楽園にどんな魔法使いが住んどるんやろか?)
→ポーコ・ピウ(2♪=132)。
1フル*1オボのオクターヴ・ユニゾンで(実質ト長)、
♪ソー>ファ>ミ・>レ>ド○○♪
ついで、1クラ*コルアンのオクターヴ・ユニで、
♪<レー>ド>シ・>ラ>ソ○○♪
これは、「白鳥湖」(3幕)#17の「変イ長」の「嫁選びの宴のワルツ」、
♪ソーーーーー|ーー>ファーー>ミ|>レーーー>ドー♪
そして、同#18の「変ニ長」の
「王妃は倅を陰に呼びよせて、『どのお嬢さんが気に入ったの?』と訊ねる」場面、
♪ソー>ファン>ミ・>レー>ドー|<レー>ドン>シ・>ラー>ソー♪
および、上記ふたつが「再現」される#24、
というように、「ジークフリートの伴侶に関わる場面」で使われてた節である。
言い換えれば、ヴォデの「どんな魔法使いが住んでるんだ?」のあとの、
♪ソ>ファ>ミ>レ>ド、<レ>ド>シ>ラ>ソ♪
という節は、「白鳥湖」では、
悪魔ロートバルトが娘を王子の意中の娘に化けさせて現れ、
そのダマシをバラシにかかるとき、の2つの場面で使ってたのである。
この「イョラーンタ」では、その節はト長→変ロ長→変ニ長、
という平行移動で最遠隔に到達するように繰り返されるのである。
さて、ヴォデは東屋に続いてる小さい足跡を発見する。
近づいて扉を確かめると、鍵はかかってない。
扉は暖簾に腕押しのように抵抗なく開いてしまう。
→アッレーグロ(2♪=138)。
心トキメク音楽が流れる。
ヴォデは昼寝中のイョラーンタを発見。
→アンダーンテ(2♪=69)。
ファゴ*チェロが「カンタービレ」で、
♪ソーーー・<ラ>ソ>ミ>ド|<ミーー>レ・>ドー、
<ソ>♭シ|>ラー、<ファ>>♭ラ>ソー、<ミ>ソ♪
と、イョラーンタの高貴な寝姿を実質ロ長、ついで、嬰ハ長で醸しだす。
ここでは、ティン*コンバス(ピッツィ)のオクターヴ・ユニも効いてる。
→ポーコ・メーノ(2♪=63)。
→アダージョ(♪=116)、(8/8)。
ヴィオーラが「スペイドの女王」(2幕)中の、伯爵夫人の部屋でのゲルマンの
「抜き足・差し足・忍び足」動機を刻む。
ロベは、「これはヤバイんちゃうか?」と、ヴォデを諭そうとする。
→テンポ・プリーモ(2♪=69)、(4/4)。
1ホルンが前記主題の短化物(変ホ短)を吹く。
♪ミーーー・<ファ>ミ>ド>ラ|<ドーー>シ・>ラー、
<ド>ミ>♯レー、<シ>Nレ>♯ドー♪
その中、ヴォデは「理想の女性との邂逅」に歓喜の声をあげる。
♪邂逅ぅ~、邂逅ぅ~、イッツ・オフ・トゥ・ワァ~ク・アィ・ゴウ♪
ところで……「理想の女性との邂逅」:「変ホ短」……といえば、
「白鳥湖」(2幕)#13-5である。
が、そんな親友の有頂天姿にロベは不安グストを覚える。
対して、ヴォデは、
「じゃかぁしぃわ! ぎゃぁぎゃぁ、いわんといてや!
このべっぴんはんが起きてまうやないかいな!」
実質ニ長で今度は弦群が、
♪ソーーー・<ラ>ソ>ミ>ド|<ミーー>レ・>ドー♪
を神々しく唱える。
→ポーコ・メーノ(♪=120)。
ロベはさらにヴォデをたしなめる。
→テンポ・プリーモ(2♪=69/♪=138)、(8/8)。
1フルが高音域でイ長に移され、修飾された
♪ソーー(<ラ>ソ>♯ファ<ソ)・<ラ>ソ>ミ>ド|<ミーー>レ・>ドー♪
を吹きまくる。ヴォデは、眠ってるから当然瞼を閉じてるイョに対して、
それだけで充分に美しすぎるから、さらに目が開いて、その瞳で見つめられでもしたら、
その魅力で自分は圧倒されてしまうだろうと思うのである。
このくだりは、ややあざとい感がある。いっぽう、
ロベは、この状況がかなりヤバいと感じてるのである。
ロベ:「この美しい娘の眠りようは、どない見ても尋常でないがな。
もし、わてらが眠りを妨げでもしたら、ごっつ怒られるで。
その怒りように近隣一帯の家畜がパニックになってもうたら、
おおごとになるわいな。そしたら、わてらも一巻の終わりや。
はよ、ずらかろ。な。そうしまひょったら、そうしまひょ!」
ヴォ:「あかん。ボクはイヤや。どないしても帰らへんで!」
そんな熱いやりとりの中、果たせるかな、イョは目を覚ましてしまうのである。
→ポーコ・ソステヌート(♪=126)。
イョラ:「クトー(誰が)・ズヂェーシ(ここに)?」
「イ長」でのお目見えである。バレエ「休眠状態の森の麗人」における
オロル(オーロラ)姫の登場とオソロである。ときに、
某掲示板では、近頃、なぜか、マルチHN使いらが本HN以外の
副HNをどんどん休眠状態にしてるようである。それはどうでも、
ヴォデ:「ブルゴーニュの騎士にして……」
ロベ:「やめときっ!」
→モデラート・アッサイ(♪=104)、6/8。
ヴォデが道に迷ってしまったことを説明すると、
イョラ:「それはお疲れなこっちゃ。即効体力回復にはスイミンや
オーロラミンCよりお酒がえぇいいますさかい、お持ちしますわ」
→メーノ(♪=88)。
♪ミーー・<ファー<ソ|<ラーー・ーー○♪
1ファゴが「白鳥湖」(3幕)#19いわゆる「パ・ドゥ・スィス」中の
「アンダーンテ・コン・モート」の後半の節を吹く。
ヴォデ:「そら、天国やろ」
ロベ:「なに言うとんのや。これは恐ろしいワナやで。
→アンダーンテ(♪=126)、3/4。
わてはやはり引き返すわ。引き連れて戻ってくるさかい、
それまで、あんじょうにな」
→ピウ・アンダーンテ(♪=104)。
イョがシャトー・ヌフ・デュ・パプを注いだグラスを2つ持って戻ってくる。
→サントリー・モルト・ピウ・モッソ(♪=144)。
ヴォデは(えぇぃ、ままよ)と覚悟を決めてそのワインを飲むことをキョウコウする。
→C。
いっぽう、いつまでたっても、もうひとつのグラスがイョの手から取られない。
イョラ:「お友だちは? 音もなし? あなたさまがいて、私がいる……だけ?」
→アダージョ(♪=108)。
ヴォデ:「ヤツは引き返しよりました。せやけど、また、戻ってきますわ」
イョラ:「まぁ、残念やわぁ」
ヴォデ:「残念? 何がでっか?」
イョラ:「私はどなたはんが訪ねておいででも嬉しゅうに思うんです。
私にはいつも誰かがついてくれてます。ひとりのときいうたら、
寝てるときくらいです。そんときは、みんな、
私がゆっくり寝てられるように、静かにしとってくらはります。
そやから、いま、私が目覚めたことも、誰も知りよりまへん」
ヴォデ:「しもうた。ボクらが騒々しゅうしてたさかいにな。許してや!
(どうせなら、デジレ君みたいに、その額にベゼしとったらよかったわ。
いや、イョちゃんの場合は、♪キィッスは目にしてぇ~~♪やろか?)」
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