臨床心理士の第一歩

2015年に臨床心理士(CP)試験に,2018年に公認心理師試験に合格しました。もうすぐ68歳。CP5年目の更新年です。

統計,難しい~・・・けど,やってるうちに楽しくなる

2015-08-10 00:06:00 | 臨床心理士試験


過去問を見ていたら,
平成10年度に,多変量解析に関する問題が出ていた。
従属変数と独立変数が,質的か量的かの組み合わせで,
使用できる統計手法を選ぶというものだった。

選択肢には,数量化理論Ⅰ類とか,Ⅱ類とか書かれている。
え~~,これって,何??
まったくわからない!!
今まで私が勉強してきた中では数量化理論なんて聞いたことがなかった

その後調べてみると,数量化理論とは
“統計数理研究所元所長の林知己夫(1918年6月7日 - 2002年8月6日。日本の統計学者)
によって1940年代後半から50年代にかけて開発された日本独自の多次元データ分析法”
だそうである。

“量的データに対する多変量解析の手法を質的データにも適用したい
という発想から生まれたもの”
とどこかの説明に書かれていた。
なるほど,そうなのかあ。

『試験に出る心理学 心理測定・統計編』

には結構詳しく書かれていた。

独立変数 従属変数 分析方法
 量的   量的   重回帰分析
 量的   質的   判別分析
 質的   量的   数量化Ⅰ類
 質的   質的   数量化Ⅱ類
 質・量的 量的   共分散分析


ネットで調べると,いろいろ具体例が書かれているので,
具体例を読むと理解しやすい。
私は修論では重回帰分析を使ったけれど,今少しはわかったような気がする。
SPSSは解説書(懇切丁寧な解説書がたくさんあるし)通りにやると何でもやってくれるので,
あんまり理解してなくてもできちゃうんだなー

『多変量解析のはなし―複雑さから本質を探る』大村平著
この本を読むと,もう少しわかるんじゃないかと思う。

その後は同様の問題は出ていないし,
もう出ないんじゃないかとは思うけれど,
24年度の試験も他分野でやっぱり難しかったので,
とにかくひと通り勉強しないと,とても回答できない感じ。

妥当性・信頼性関連はもちろん,
検定いろいろ,分散分析,多重比較,
因子分析,相関,重回帰分析,共分散分析,実験計画等々

この1週間は,統計をやろう!!

★基本を固めるのに良い本
以下の2冊は,ん?と引っかかるたびに読み返すと教えてもらえる本です!
微に入り細を穿った記述に,
若い人(年齢とは限らず!)を育てたいという熱意が感じられます。
感謝

『よくわかる心理統計 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)』山田剛史・村井潤一郎著,ミネルヴァ書房

『本当にわかりやすいすごく大切なことが書いてあるごく初歩の統計の本』吉田寿夫著,北大路書房


と言ってもこの2冊だけではまたわかりづらい部分もあり,
数冊の参考書やネットを読み比べながら理解しつつある

不思議なのは,SPSSもそうだったけど,
やってるうちに楽しくなってくるっていうこと




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