1975~6年ごろだったと思いますが、その頃、プロテスタントの教会からカトリックに改宗することを考え、まず当時の自分の家から一番近いカトリック市川教会に通い始めた頃、その頃の市川教会のお聖堂の片隅には小さなケースに入ったマリア様のご像が安置されていたのでした。そのご像というのがこの写真のような姿のご像だったのです。
案内をしてくださった信者の方がこれはファティマのマリア様のご像だと説明してくださったのです。プロテスタントの教会ではルルドのマリア様のことすら一言も聞いたことがなかったし、20世紀の今頃、カトリックってまだマリア様のご出現だなんて非科学的なことを言っているのかとビックリしたのを覚えています。ビックリしたからこそ、いったいファティマのマリア様のご出現てどんな事なのだろうと、信者になってから昔の聖三木図書館に通って詳しいことを調べてみたくらいです。
それで、この話の内容がどうもプロテスタントで教わってきた教理ともさほど食い違わないし、とにかく何かが本当に起こったのは確かだと感じたものでした。でもそれから何年も忘れていて、ある時当時、教会のベビーシッターグループの集まりで神父様がみんなに下さったお土産のポストカードの写真がまたファティマのマリア様でそれでファティマのマリア様のことが気にかかるようになったのでした。これが当方の今の状況のすべての始まりでありました。