だからツーファイブで山に行ってきますね ♪

グランパGuitar弾きが、のんびり生活しながら日々のアウトドアライフや日常を書き綴っています。

粋な言葉

2011年01月19日 | 日記
帰宅して血圧を計ったら99の68心拍数91という数値。
生活していても問題はないようだがこれでいいのかぁ・・・。

また、医者に相談してみっか。。。

話は変わって、このところ訳あって裁判所に通っているのだが、待合時間に本を読む機会が増えてる。
特に落語を読んでて粋な言葉に出会ったりします(^^)


こないだ頂いたんですが、鯛の形をした角砂糖。
最近贈答品で鯛の形をした砂糖なんてぇものは珍しいですよね。

「恐れ入ったね、言うことが、すがれているよ。
ええ?角が取れてるねえ。
もらい物の角砂糖みてえなもんだな」(付き馬)の話に出てくる。

話の内容は、吉原の客が花魁と客のつなぎ役である「若い衆=わかいし」。
※「若い衆」遊郭で雑務を担当している男衆のこと
若い衆のやることなすこと「すがれている」

「すがれている」→「万事、行き届いている」
人間が丸くできていて、角がとれているから「もらい物の角砂糖・・・。」

若い衆の手際の良さ、客あしらいの良さを誉めているようだが、ちょっとちがう。
客は待てど暮らせど目当ての花魁が来ないので、じりじりしている。
その怒りを隠して、若い衆に当てつけを言っている。

一見誉めているようで、ほんとは嫌みの一つでも言いたい気持ちが隠れている。
否定的な表現をぐいと呑みこんで「もらい物の角砂糖」と言う言葉に置き換えている。

人の感情をストレートに言わず、たとえ話や見立を使って行間に匂わせる。
ここんところが江戸の都会人の感覚か?

まだまだ、粋な言い回しがありますね♪
今度、機会があったら使ってみますか(^^ゞ





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