ピアノソロのマスタリング

先日、ソロピアノのアルバムが完成しました…という報告をしたのですが、仮のマスターＣＤを聴いているうちに、このままではだめだと思い、マスタリングをやり直すことにしました。

マスタリングというのは、ＣＤをアルバムに収録に適した形にすることで、曲の前後の空白の時間を揃えたり、曲の音量を揃えたり…という事が主な目的ですが、もう一つ、音圧をそろえる…というのもあります。

これが結構難しい。

音圧というのは、結構感覚的なもので、ものすごくざっくりいうと、ピアノがどういう場所(家なのか、スタジオなのか、ホールなのか…)で演奏されていたりとか、リスナーの耳からピアノまでの距離とか…。
あと、ピアニッシモで弾いているところとかは、通常のスピーカーのボリュームでは聴こえなくなくなってしまうので、コンプレッサーというエフェクトで少し音圧を上げて、聴こえるように仕立てます。

バンドとか、打ち込みのリズム・トラックが入る場合、このマスタリング作業というのは、結構セオリー通りにやると、「よくあるＣＤの音」に近づいていくのですが、ピアノソロは少し違うようです。
変にマスタリングをすると、すごくわざとらしい音になってしまいます。

実際、本当にピアノのふたを少しだけ開けて、そこに耳を当てて聴いたような音になってしまいました。
音楽って、実は演奏している音のすべてが聴こえればいい…そういうわけでは無いのだなぁと思いました。

というわけで、今、改めて、マスタリングをやり直しています。

今月末には出せそうです、もうしばらくお待ち下さい！


　
昨日は日記を書けませんでした。
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