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アート・ブレイキー

2011-08-03 18:09:05 | ライブ・レポート
若い頃って、刺激のあるジャズが好きだったりしたんだけど、段々、もう刺激はいらなくなってくるものである。
それよりもくつろげる方ジャズが好きになってくる。

さて、昔からジャズのCDは一通り持っておこうとせっせとコレクションしていたことが功を奏してか、うちには、まだ2,3回、どうかすると1回も聴いていないCDがあり、自分のCDのコレクションを並べているラックを覗くのは、
「あ、こんなCDも持っていたんだ…」
というプチ・ディスク・ユニオン状態を楽しめる。

で最近いいなぁ…と思ったのがコレ↓




『Soul Station』と『Workout』、どちらもハンク・モブレーのアルバム。
ちなみにピアノは両方とも、私の心の師匠であるウィントン・ケリー。

ハンク・モブレーって、鼻歌みたいなフレージングで、若いころはどこか物足りなさを感じていたのだけど、今では、その鼻歌が超クセになる。
不思議なのは、20代前半の頃から、ケリーのピアノが小唄の様で粋だと思っていたのに、ハンクの鼻歌を粋とは思っていないところ。

でも考えてみればケリーの魅力って、ジョニー・グリフィンとかコルトレーンの様な超重量級のテナーとの相性が良く、まぁ、油っこい中華の後のジャスミンティー的な感じがあったのに対し、ハンクのソロは、和食というか、懐石料理みたいな感じで、そのあとにジャズミンティーを飲んでも、食べたんだか食べてないんだか…という思いだったんだと思う。

しかしあれから20年、油っこい料理をあまり食べなくなった今、この組み合わせが最高にいいなぁと思うようになりました。

さて、気付いたことがあります。
『Soul Station』の方なんだけど、このアルバムのドラムって、アート・ブレイキーだったのですね。
ブレイキーと言えば、“ナイアガラ瀑布”とあだ名され、迫力のあるドラム・ソロが代名詞のドラマーの印象があります。↓
Art Blakey drum solo



しかし、この『Soul Station』で聴けるブレイキーのプレイは、ソリストを最高の気持ちにさせてくれる優しいドラムです。
よく、
「僕、ブレイキー好きです!」
っていうドラマーって、そのほとんどがのべつ幕なしに叩きまくるだけで、共演者の演奏など全く聞いていない人が多いが、ブレイキー自身は、バッキングに回ると、こんなにも優しいドラミングをするのですね。
改めて好きなドラマーになりました。
では、その『Soul Station』から1曲、『Remenber』をお楽しみください!
HANK MOBLEY, Remember (by Irving Berlin)



あ、こちらのライブにはドラマーがいませんが、1つよろしくお願いします!
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8月4日(木)open 18:30 start 19:40  3ステージ
  千代田区神田駿河台2-11-16 さいかち坂ビル地下1階
  TEL:03-3293-6056 水道橋駅より徒歩3分
    http://www.tokyo-club.com
     MC 3150円 TC 630円

  Vo Solaris Eiko http://eikojazz.com
  Pinao 川島茂  http://music.geocities.jp/pianityrecord/
  Bass Jeff Curry  http://www.jeffcurry.com/

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1日100円1年36,500円募金継続中!
8月2日&3日分200円を募金箱へ!
累計では14,100円になりました。


こちらもよろしくお願いします!
new 2011年8月のスケジュール!
8月4日(木)は東京倶楽部ソラリスEikoライブ!
川島茂ニューアルバム『ふるさと』大好評発売中!
『ふるさと』(先行販売CDR版)の寄付のご報告


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